ホクト(1379)は、ブナシメジやエリンギなどのキノコ類を主力商品とし、全国の食品スーパーを中心に展開している食品メーカーです。設立は1964年と老舗の部類に入り、国内のきのこ市場で高い知名度とシェアを持っています。近年は米国・台湾をはじめとする海外展開にも注力しており、国内外で事業を拡大しています。また、株主優待として自社グループ製品の詰め合わせセットを提供している点も個人投資家から人気です。
ホクト(1379)―安定収益と株主優待が魅力のきのこ大手、海外展開や増配に注目
株式データ
【銘柄名】ホクト 【銘柄コード】1379 【上場】1994.11 【市場区分】東証プライム 【33業種区分】水産・農林業 【17業種区分】食品 【株価】1,811 円 【PER】14.95倍 【PBR】1.09倍 【EPS】121.1 【BPS】1,659.31 【配当利回り】2.76% 【配当性向】41.3% 【1株配当】50 【営業CF】83.75億円 【投資CF】10.46億円 【財務CF】-87.89億円 【現金等】136.38億円 【自己資本比率】50.1% 【有利子負債】345.90億円 【時価総額】639億円 【ROE】6.7% 【ROA】3.4% 【公式サイト】https://www.hokto-kinoko.co.jp/ 【株主優待】 権利確定月:3月 権利付最終日:次回:2026/03/27 前回:2025/03/27 └ 100株以上で自社グループ製品の詰め合わせセット(健康セット、レトルトセット、きのこ・レトルトセットから1点選択、発送は10月下旬)
株価・指標から見るホクトの注目点
現在の株価は1,811円、時価総額は約639億円です。PER(株価収益率)は14.95倍、PBR(株価純資産倍率)は1.09倍と、食品業界の中では標準的な水準です。自己資本比率は50.1%と高く、財務の安定感が目立ちます。配当利回りは2.76%、配当性向は約41%と、安定した還元姿勢も評価できます。
特に注目したいのは、売上・利益ともに直近で回復基調にあることと、ROE(自己資本利益率)6.7%・ROA(総資産利益率)3.4%と着実な資本効率の高さです。
安定感のある事業構造と海外展開の可能性
ホクトは国内のきのこ市場で圧倒的なポジションを持つ一方、米国や台湾など海外にも進出しています。国内できのこの需要が大きく伸びにくい状況下でも、海外市場での成長余地が残されています。
また、株主優待として自社グループの製品詰め合わせセットを用意しており、100株以上の保有で毎年選べることから、個人投資家に根強い人気があります。配当も安定的に実施してきており、2026年3月期の配当は40~45円の予想と、前期比で増配の可能性も示唆されています。
業績推移と財務の特徴
業績推移を見ると、2023年3月期は特別損失や市況悪化の影響で赤字に転落しましたが、2024年3月期は売上約794億円、純利益約35億円と大幅に回復。2025年3月期、2026年3月期も増収・増益見込みで、着実な上昇トレンドが見られます。
営業キャッシュフローは83億円超と堅調で、現金等も136億円を確保。自己資本比率は50%台と高く、財務の安定感が光ります。有利子負債は345億円ほどありますが、資金繰りには問題のない水準です。
初心者向けの補足と銘柄の注目ポイント
ホクトは、日常生活に欠かせない食品を安定供給するディフェンシブな銘柄です。景気変動の影響を比較的小さく受けるため、株価も大きな上下をしにくい傾向があります。
海外事業も徐々に軌道に乗ってきており、米国では高級スーパー向けの販売拡大、台湾やマレーシアでのシェア拡大が期待されています。今後の成長ドライバーとして、海外きのこ市場の拡大や新たな加工食品分野への展開にも注目です。
キャッシュフローや財務体質について
営業活動によるキャッシュフローが強く、設備投資や研究開発費もしっかり計上して事業基盤の強化に努めているのが特徴です。
現金・現金同等物も潤沢に保有しており、財務リスクは比較的低いといえます。有利子負債の比率はやや高めですが、自己資本とのバランスは取れており、借入金返済についても大きな懸念材料はありません。
今後の見通しと投資家へのメッセージ
今後のホクトは、国内きのこ市場の成熟という課題に加え、海外展開や新分野開拓がカギになります。増配傾向や株主優待の魅力も続いており、安定した配当収入や優待目的の長期保有にも向いた銘柄です。一方で、原材料やエネルギーコストの変動、海外事業の成長速度には注視が必要です。
食品関連、特にきのこに特化したビジネスモデルの特性を理解したうえで、「安定収益」を重視する投資家には魅力的な選択肢といえるでしょう。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 2/5国内市場は成熟傾向で大きな成長余地は限られるが、海外進出や加工食品分野には可能性あり。
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🏛 財務健全性: 4/5自己資本比率50%超、キャッシュも潤沢で安定した財務基盤がある。
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🎁 株主還元: 3/5配当・優待ともに安定感があり、長期保有向きの株主還元姿勢が見られる。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
掲載内容については正確性・完全性に配慮しておりますが、その保証をするものではありません。また、記載内容は元情報提供者の見解や推奨を示すものではなく、リアルタイムで更新されるものでもありません。
企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


