INPEX(1605)―高配当・優待&堅実な財務基盤が魅力のエネルギー大手
INPEX(インペックス、1605)は、日本最大の石油・ガス開発企業です。国内外で原油・天然ガスの生産を手掛け、特に豪州の大型LNGプロジェクト「イクシス」などが収益の柱となっています。政府が黄金株(拒否権付株式)を保有している点や、エネルギー安全保障の観点からも注目される存在です。大規模な設備投資や海外事業の拡大で成長を目指す一方、株主還元にも積極的な姿勢を見せており、配当利回りの高さや株主優待制度も個人投資家から人気を集めています。
株式データ
【銘柄名】INPEX 【銘柄コード】1605 【上場】2006.4 【市場区分】東証プライム 【33業種区分】鉱業 【17業種区分】エネルギー資源 【株価】1,829.5 円 【PER】6.64倍 【PBR】0.45倍 【EPS】275.6 【BPS】4,026.22 【配当利回り】4.92% 【配当性向】32.7% 【1株配当】90 【営業CF】6,547億円 【投資CF】-2,904億円 【財務CF】-3,499億円 【現金等】2,416億円 【自己資本比率】65.3% 【有利子負債】10,639.11億円 【時価総額】23,476億円 【ROE】9.5% 【ROA】5.8% 【公式サイト】https://www.inpex.co.jp/ 【株主優待】 権利確定月:12月 権利付最終日:次回:2025/12/26 前回:2024/12/26 ・オリジナルQUOカード(400株以上保有で1,000円相当)を贈呈。1年以上継続保有かつ所定の条件を満たした株主が対象。 ・2年以上3年未満(連続5回以上7回未満記載)の場合は、400株以上800株未満で2,000円相当、800株以上で3,000円相当。 ・3年以上(連続7回以上記載)の場合は、400株以上800株未満で3,000円相当、800株以上で5,000円相当。
高配当・優待と低PBRが注目ポイント
INPEXの配当利回りは4.92%と、東証プライム上場企業の中でも高水準です。配当性向も約32%と、業績に対して無理のない水準を維持しています。過去数年にわたり配当額を引き上げており、今後も累進配当方針(減配せず、安定・増加の方向で配当を行う方針)を掲げています。
また、PBR(株価純資産倍率)は0.45倍と非常に低く、市場での割安感も際立っています。自己資本比率は65.3%と財務は極めて堅実。資産規模の大きさや安定感から、配当狙い・優待狙いの長期投資家にも選ばれやすい銘柄です。
- 高配当利回り:4.92%
- 低PBR:0.45倍
- ROE:9.5%(効率的な資本活用)
- 株主優待:QUOカード進呈(400株以上・長期保有条件あり)
株主優待もポイント―長期保有で拡充
INPEXの株主優待は、400株以上を1年以上継続保有した株主にオリジナルQUOカードが進呈される仕組みです。長期保有すればするほど優待額がアップし、800株以上・3年以上の保有で最大5,000円相当となります。短期売買ではなく、じっくりと保有したい方に嬉しい優待制度です。なお、優待をもらうには単元株(100株)より多い400株以上の保有が必要なので、注意しましょう。
業績推移と財務の特徴―安定感と投資余力
INPEXの業績は、世界的なエネルギー市況の影響を大きく受けます。2020年12月期は原油価格の下落やコロナ禍の影響で赤字に転落しましたが、2021年以降は大幅な黒字転換を果たしています。2022年12月期の売上高は2兆3,246億円、純利益は4,383億円と、過去最高水準となりました。最新の2023年12月期も売上高2兆1,657億円、純利益3,715億円と高水準を維持しています。
今後数年はやや減益傾向の予想ですが、それでも純利益3,000~4,000億円規模を安定して確保できる見通しです。営業キャッシュフローは6,547億円と潤沢で、積極的な設備投資(3,195億円)や研究開発投資(356億円)も行える財務体質が強みです。
財務面でも安定感が際立ちます。自己資本比率は65.3%と高く、有利子負債は1兆634億円。現預金は2,416億円を有し、十分な資金余力を保っています。営業キャッシュフローから投資・財務活動のキャッシュフローを差し引いても、現金残高は堅調です。原油・ガス開発は大型投資が必要な業種ですが、これだけのキャッシュフローと財務健全性があれば、将来の成長投資や不測の事態にも対応できる体力があるといえるでしょう。
今後の見通し―エネルギー転換期のチャンスとリスク
中期経営計画では、2027年度に純利益4,000億円の達成を目標としています。インドネシア・アバディLNGプロジェクトなど大型案件の進捗や、電力事業への進出も掲げられています。世界的なエネルギー需要や原油価格の動向が業績に大きく影響するため、原油安やLNG市況の急変、為替リスクなどには注意が必要です。
一方で、政府によるエネルギー安全保障の観点から一定のポジションが期待できるほか、再生可能エネルギーや低炭素化への対応、累進配当方針など株主への還元姿勢も強化されています。リスクとチャンスの両面を踏まえつつ、中長期でじっくり保有するには選択肢となりやすい銘柄です。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 2/5エネルギー市況依存度が高く、安定成長を見込みにくいため。
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🏛 財務健全性: 5/5自己資本比率が高く、営業キャッシュフローも潤沢なため。
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🎁 株主還元: 4/5高配当利回りに加え、株主優待も充実しているため。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
掲載内容については正確性・完全性に配慮しておりますが、その保証をするものではありません。また、記載内容は元情報提供者の見解や推奨を示すものではなく、リアルタイムで更新されるものでもありません。
企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


