日本電気(NEC・6701)―官公庁向けITと社会インフラ、連続増配で注目の総合電機大手
日本電気(NEC)は、官公庁や企業向けITサービスを主力とし、通信インフラ分野で国内トップクラスの実績を誇る総合電機メーカーです。生体認証やAI、5Gなど先端技術への投資も積極的に進めており、国内外のIT需要の拡大を背景に業績は堅調。近年は政府・自治体向けのシステム大型案件、防衛関連、社会インフラ事業の成長が目立ちます。加えて、連続増配や高い財務健全性も注目点です。東証プライム市場に上場し、時価総額は4兆円規模。比較会社には富士通、三菱電機、OKIなどが挙げられます。
株式データ
【銘柄名】日本電気 【銘柄コード】6701 【上場】1949.5 【市場区分】東証プライム 【33業種区分】電気機器 【17業種区分】電機・精密 【株価】3,599 円 【PER】29.97倍 【PBR】2.46倍 【EPS】120.1 【BPS】1,464.71 【配当利回り】0.89% 【配当性向】26.6% 【1株配当】32 【営業CF】2,712億円 【投資CF】-760億円 【財務CF】-1,555億円 【現金等】4,764億円 【自己資本比率】47.1% 【有利子負債】4674.55億円 【時価総額】40,299億円 【ROE】8.4% 【ROA】3.5% 【公式サイト】https://jpn.nec.com/ 【株主優待】株主優待なし
株価・指標から見る日本電気の特徴
NECの株価は2024年6月時点で3,599円。PER(株価収益率)は約30倍、PBR(株価純資産倍率)は2.46倍と、電機業界の中ではやや高めの水準です。これは今後の成長期待や、安定した収益力が株価に織り込まれていることを示しています。ROE(自己資本利益率)は8.4%と、東証プライム上場企業の中でも良好な水準。自己資本比率も47.1%と高く、財務の安定性が魅力です。配当利回りは0.89%とやや低めですが、近年は連続増配が続いています。
- PER 29.97倍:業界平均と比べて高め。今後の成長期待が株価に反映。
- PBR 2.46倍:資産に対して高い評価。ブランド力・事業の競争力を市場が認めている。
- ROE 8.4%:収益性良好。株主から集めた資本を効率的に利益に結びつけている。
- 自己資本比率 47.1%:財務基盤が安定している証拠。
- 配当性向 26.6%:利益の4分の1強を還元。今後も増配余地あり。
NECのビジネスモデルと注目ポイント
NECは、官公庁や大手企業向けITシステムの構築・運用が主力。国内の通信インフラ分野で圧倒的な強みを持つほか、生体認証やAI、5Gなど成長分野にも積極投資しています。近年は自治体向けクラウド、防衛関連、社会インフラの大型案件が伸長。海外比率は26%とグローバル化も進行中です。
- ITサービス事業:売上全体の約55%を占め、官公庁・自治体・大企業向けのシステム開発や運用が堅調。
- 社会インフラ事業:約31%。5G基地局、公共インフラ、防衛関連が拡大。
- AI・生体認証:世界的に高い技術力。空港・治安分野などで採用事例多数。
- 連続増配:安定した収益基盤を背景に、配当を着実に引き上げている。
- 積極的な研究開発:年間1,100億円超を投じ、先端技術の社会実装を推進。
初心者にも分かりやすく言えば、「NECは日本の社会基盤を支える大手企業であり、デジタル化・防衛・インフラ強化の流れを追い風に、今後も成長余地が大きい」といえるでしょう。
財務状況とキャッシュフローの解説
NECの財務状況は良好です。2024年3月期末の現金等は4,764億円、有利子負債は4,674億円と、実質的にネットキャッシュ体質。自己資本比率も47.1%と高水準です。
- 営業キャッシュフロー:2,712億円…本業でしっかり現金を稼げている証拠。
- 投資キャッシュフロー:-760億円…積極的な設備投資や研究開発への投資。
- 財務キャッシュフロー:-1,555億円…負債返済や配当支払い等で支出。
- 研究開発費:1,157億円…イノベーションを牽引する高水準の投資。
- 設備投資:867億円、減価償却費:1,307億円…事業基盤の強化・維持に注力。
「現金がたっぷりあり、安定的に利益とキャッシュを生み出せる企業」といえるでしょう。
今後の見通しと投資家へのメッセージ
NECは、2025年3月期も売上高3兆4,100億円、純利益1,530億円と増収増益予想です。国内IT需要や防衛関連投資の拡大が業績を下支えし、26年3月期はさらなる増益が見込まれています。社会DX・5G・AI・セキュリティといった社会的テーマに直結した事業が多く、中長期の成長ストーリーは十分。リスクとしては、官公庁案件の大型化に伴う受注の波や、海外事業の競争激化、為替変動などに注意が必要です。
連続増配、安定した財務基盤もあり、長期的に堅実な成長を期待したい銘柄です。配当利回りは高くありませんが、配当性向にはまだ余地があり、今後も利益成長とともに株主還元が強化される可能性があります。投資判断は、ご自身のリスク許容度や投資スタイルに合わせて、慎重に検討しましょう。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 5/5国内IT需要の拡大、防衛・インフラ領域の伸長、AI等先端分野への積極投資が評価ポイント。
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🏛 財務健全性: 4/5自己資本比率・キャッシュ水準ともに高く、財務の安定感が際立つ。
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🎁 株主還元: 3/5連続増配が続くものの、配当利回りは現状で高くはないため中立評価。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
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企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


