富士通(6702)―DX需要とグローバルITサービス成長で注目の電機大手
富士通(6702)は、日本を代表する大手ITサービス企業です。官公庁や金融・流通など幅広い業界に向けたシステムインテグレーションやITコンサルティングを主力とし、国内で圧倒的なシェアを誇っています。近年はコンサルティング領域やデジタルトランスフォーメーション(DX)関連への注力が際立っており、事業ポートフォリオの再編や海外展開の強化にも積極的です。近年の構造改革やグループ再編を経て、より収益性の高いITサービスへと軸足を移している点が大きな特徴です。
株式データ
【銘柄名】富士通 【銘柄コード】6702 【上場】1949.5 【市場区分】東証プライム 【33業種区分】電気機器 【17業種区分】電機・精密 【株価】3,215 円 【PER】14.65倍 【PBR】3.28倍 【EPS】219.4 【BPS】979.53 【配当利回り】0.93% 【配当性向】13.7% 【1株配当】30 【営業CF】3,092億円 【投資CF】-1,572億円 【財務CF】-1,814億円 【現金等】3,421億円 【自己資本比率】48.6% 【有利子負債】4,389.18億円 【時価総額】6兆476億円 【ROE】15.2% 【ROA】7.2% 【公式サイト】https://global.fujitsu/ja-jp/ 【株主優待】株主優待なし
株価・指標から見える富士通の特徴
直近の株価は3,215円で推移しています。PER(株価収益率)は14.65倍、PBR(株価純資産倍率)は3.28倍と、ITサービス業界のリーディングカンパニーとしてはやや割高感も見られますが、ROE(自己資本利益率)15.2%という高い資本効率が目を引きます。自己資本比率48.6%と財務の健全性も十分。配当利回りは0.93%とやや控えめですが、安定した利益成長とキャッシュフロー創出力に裏打ちされたバランス型の銘柄です。
富士通の注目ポイント―DX需要・構造改革・海外展開
富士通の強みは、国内ITサービス市場での圧倒的なシェアと、官公庁・金融分野向けの長年のノウハウです。デジタルトランスフォーメーション(DX)関連の需要が拡大する中、コンサルティングの強化や標準化システムの展開で、国内外の顧客基盤をさらに広げています。また、欧州事業の構造改革やグループ会社の再編で収益力の底上げを図っており、資本効率のさらなる向上が期待されます。
- DX需要の拡大…国内外でITサービス・コンサル需要が堅調
- 事業ポートフォリオ再編…グループ再編や事業売却で収益性向上
- 高いROE…資本効率を意識した経営が続く
- 安定したキャッシュフロー…営業CFは3,000億円超
財務・キャッシュフローの現状と推移
富士通は近年、安定した売上規模を維持しつつ、着実な利益成長を実現しています。2024年3月期の売上高は3兆7,560億円、当期純利益は2,544億円と、いずれも過去最高水準を記録しました。一方、2025年3月期は一部事業の非継続化の影響で売上高3兆4,700億円、純利益2,120億円の見通しですが、再来期(2026年3月期)は再び増収増益を見込んでいます。営業キャッシュフローは3,092億円と強く、積極的な設備投資や研究開発(それぞれ約1,300億円、1,200億円規模)も続けています。
自己資本比率48.6%とバランスシートも堅調で、有利子負債も4,389億円程度とコントロールされています。現預金は3,421億円と十分な流動性を確保。ROE 15.2%という高い資本効率も魅力です。配当はやや控えめですが、成長投資を優先した経営姿勢と言えます。
今後の見通しと投資家へのメッセージ
今後もDX需要の拡大や国内外でのIT投資増加が追い風となる見込みです。短期的には一部事業の売却やグループ再編の影響で売上が一時減少しますが、コンサルティングや標準化システムの拡大を通じて、収益性の高い事業構造への転換が進んでいます。海外展開の巧拙や、グローバル競争の激化には十分な注意が必要ですが、堅実な財務と高い技術力を背景に、長期的な成長余地は大きいと考えられます。
リスク要因としては、海外事業の景気影響やIT投資の景気連動性、競合他社との競争激化が挙げられます。とはいえ、国内市場の基盤が強固であり、安定感のある大型銘柄として、今後も注目を集めるでしょう。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 5/5DX需要やコンサル領域の拡大、事業再編による収益性向上で今後も高い成長が期待されます。
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🏛 財務健全性: 4/5自己資本比率やキャッシュフローが安定し、有利子負債も適切に管理されています。
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🎁 株主還元: 3/5配当利回りは控えめですが、成長投資を優先する姿勢がうかがえます。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
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なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


