ルネサスエレクトロニクス(6723)株価・配当まとめ│安定配当と堅実成長で注目の半導体企業【2025年5月最新】

銘柄分析
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ルネサスエレクトロニクス(6723)―車載半導体世界大手、業績回復と株主還元の今後に注目

ルネサスエレクトロニクスは、日本を代表する半導体メーカーの一つです。日立製作所、三菱電機、NECの半導体部門を統合して2002年に設立されて以来、特に自動車向けマイコンでは世界有数のシェアを誇ります。積極的な買収や技術提携を重ね、車載向けだけでなく産業・インフラ・IoT分野へも事業を広げている点が特徴です。2024年現在、世界的な半導体需給の波、車載市場の変動、そして次世代自動車向け技術へのシフトなど、さまざまな変化が同社を取り巻いています。

株式データ

【銘柄名】ルネサスエレクトロニクス
【銘柄コード】6723
【上場】2003.7
【市場区分】東証プライム
【33業種区分】電気機器
【17業種区分】電機・精密
【株価】1,715.5 円
【PER】17.12倍
【PBR】1.21倍
【EPS】100.2
【BPS】1,413.77
【配当利回り】1.63%
【配当性向】27.9%
【1株配当】28
【営業CF】3,404億円
【投資CF】-12,841億円
【財務CF】6,773億円
【現金等】2,292億円
【自己資本比率】56.5%
【有利子負債】14006.72億円
【時価総額】47,326億円
【ROE】9.7%
【ROA】4.9%
【公式サイト】https://www.renesas.com/
【株主優待】株主優待なし

株価・指標から見るルネサスの注目点

ルネサスエレクトロニクスは、2024年6月時点で時価総額4.7兆円と日本の半導体業界でもトップクラス。PERは17倍台と、半導体業界の成長期待をある程度織り込んだ水準です。PBRは1.2倍で、自己資本比率は56.5%と健全な財務体質を維持。ROE(自己資本利益率)は約10%と、資本効率も一定の水準を確保しています。

配当面では、2023年12月期から1株あたり28円の配当を開始。配当利回りは1.6%前後と高配当銘柄と比べると控えめですが、安定的な配当を維持しています。配当性向は約28%で、利益のある程度を還元しつつも、今後の投資や成長の原資もしっかり確保している姿勢が読み取れます。

また、有利子負債は1.4兆円と規模は大きいものの、積極的な買収や設備投資による成長路線の一環といえます。現金等も2,292億円保有しており、資金繰りに大きな問題は見られません。

ルネサスの注目ポイント―車載半導体での存在感と成長投資

同社の強みは、車載マイコン・半導体の世界的シェアにあります。自動車の電動化や自動運転など、次世代車のトレンドが半導体需要を押し上げており、ルネサスはホンダとの高性能チップ開発提携など業界大手との連携も着実に進めています。産業・インフラ・IoT分野でも多様な製品ラインナップを展開し、全体の約半分を車載以外の売上が占める点も特徴です。

2024年には全従業員の約5%(約1,000人)規模の人員削減や定期昇給の延期など、固定費圧縮策も実施。これにより、景気変動下でも利益を確保しやすい体質への転換が進んでいます。一方で、2023年以降は産業向けの回復が鈍いものの、車載向けでは欧州を中心に在庫調整が進み、徐々に回復の兆しも見えてきました。

  • 研究開発費は2,500億円規模と業界内でも積極的
  • 設備投資も約900億円、減価償却費は2,100億円と大型
  • 海外売上比率が約8割とグローバルな事業展開

こうした成長投資を続けつつも、安定配当や財務健全性も意識したバランス経営が特徴です。

財務・キャッシュフローの現状と推移

ルネサスの業績は、直近数年で大きな回復を遂げています。2019年12月期には純損失を計上したものの、2021年以降は売上・利益ともに大幅に拡大。2023年は売上高1兆4,694億円、純利益3,370億円を記録し、過去最高益を達成しました。2024年以降は一時的な業績調整局面にありますが、中長期的には再成長への期待がかかります。

キャッシュフロー面では、営業キャッシュフローが3,400億円超と堅調。一方で、買収や設備投資などによる投資キャッシュフローは-1.2兆円と大きく膨らんでいます。これは今後の成長に向けた積極的な投資姿勢の現れです。財務キャッシュフロー(6,773億円)は主に資金調達や返済が中心で、現金等の残高は2,292億円。自己資本比率(56.5%)も高く、財務健全性は十分といえるでしょう。

研究開発費(2,500億円規模)、設備投資(900億円規模)、減価償却費(2,100億円規模)と、成長に向けた投資を惜しまず続けているのがルネサスの特徴です。

今後の見通しと投資家へのメッセージ

2024年以降、半導体業界は世界的な調整局面に入っています。ルネサスも業績予想をやや控えめに設定していますが、車載半導体の回復や産業向けの底打ちが進めば、再び成長軌道に戻る可能性があります。中長期的には、電動車や自動運転、IoT社会の拡大など、半導体需要を押し上げるテーマが目白押しです。

一方で、為替動向、顧客の在庫調整、世界景気、競争環境の激化などリスク要因も多く、短期的には業績の変動が大きくなる場面も想定されます。配当は安定維持の方針ですが、急な減配リスクは今のところ小さいものの、今後の投資計画や収益動向次第で柔軟な対応も考えられます。

半導体業界に興味のある方やグローバルに事業を展開する日本企業をウォッチしたい方にとって、ルネサスは注目度の高い銘柄といえるでしょう。今後の業績推移や成長投資の成果、車載半導体市場の動向などに目を向けていくのが良さそうです。

かぶポスト的スコア

  • 🌱 成長性: 2/5
    2024年以降は成長の踊り場にあり、直近の業績予想も減益傾向のため。
  • 🏛 財務健全性: 4/5
    自己資本比率が高く、キャッシュも十分で財務基盤は安定。
  • 🎁 株主還元: 3/5
    配当は安定的だが、利回りはやや低めで今後の伸びに期待。
🌟 総合評価:3/5

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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
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企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
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ひーくん

かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。