藤田エンジニアリング(1770)は、群馬県に本社を構える設備工事の中堅企業です。主力は空調や産業設備の設計・施工・保守サービスで、地域のインフラや産業施設に幅広く関与しています。また、情報システムや電子部品製造なども手がけており、事業の多角化が進んでいる点が特徴です。1964年の創業以来、着実な成長を遂げており、安定した財務基盤と堅実な経営姿勢が注目されています。
藤田エンジニアリング(1770)―自己資本比率6割超・高ROEが光る設備工事の実力派
株式データ
【銘柄名】藤田エンジニアリング 【銘柄コード】1770 【上場】1996.8 【市場区分】東証スタンダード 【33業種区分】建設業 【17業種区分】建設・資材 【株価】1,463 円 【PER】9.59倍 【PBR】0.73倍 【EPS】152.6 【BPS】2,002.63 【配当利回り】3.42% 【配当性向】36.0% 【1株配当】50~60 【営業CF】19.76億円 【投資CF】-10.91億円 【財務CF】-4.86億円 【現金等】84.33億円 【自己資本比率】64.4% 【有利子負債】7.05億円 【時価総額】152億円 【ROE】9.3% 【ROA】4.8% 【公式サイト】https://www.fujita-eng.co.jp/ 【株主優待】株主優待なし
株価・指標から見る藤田エンジニアリングの注目点
藤田エンジニアリングの株価指標を見ると、PER(株価収益率)は9.59倍と東証スタンダード銘柄の中でも割安感が目立つ水準です。PBR(株価純資産倍率)は0.73倍で、株価が純資産に対してかなり低く評価されていることが分かります。
配当利回りは3.42%と、国内株式の中でも比較的高水準。配当性向は36.0%と無理のない範囲で、利益の一部をしっかり株主に還元しています。
自己資本比率も64.4%と非常に高く、財務の安全性が際立ちます。有利子負債(借入金)も7億円規模と、総資産との比較では軽微な水準です。
業績推移・配当の動きから見る安定感と成長性
直近3年間の業績を見てみると、
- 2022年3月期:売上高2,771億円、純利益13.7億円
- 2023年3月期:売上高2,716億円、純利益12.7億円
- 2024年3月期:売上高3,227億円、純利益15.9億円
と、2024年3月期は売上・純利益ともに大きく伸長しました。これは産業設備工事の進捗が想定を上回ったことが奏功しています。
一方で、2025年3月期以降の会社予想では売上・純利益ともにやや減少を見込んでいます。建設関連の受注残減や工事の進捗ペースなど、外部要因の影響も反映されていますが、減益幅は限定的です。
配当についても、2023年3月期は年24円、2024年3月期は年40円と増配傾向が続いてきました。2025年3月期以降も25~35円程度を予定しており、収益状況に応じた柔軟な還元姿勢がうかがえます。
初心者にもわかりやすい注目ポイント
藤田エンジニアリングの最大の特徴は、地域密着の設備工事に強みを持ちながら、情報システムや電子部品製造にも事業を展開している点です。特に産業施設向けの空調や環境設備は、安定した需要が期待できる分野。
また、自己資本比率の高さやROE(自己資本利益率)9.3%、配当利回りの高さは、個人投資家にとっても安心材料となります。
株主優待はありませんが、そのぶん配当や財務の安定性に重きを置きたい方には注目の銘柄です。
財務内容とキャッシュフローの健全性
藤田エンジニアリングは現金等が84億円と豊富で、自己資本比率も6割超と盤石。
営業キャッシュフローは19.7億円としっかり資金を生み出せており、投資キャッシュフローもマイナス10億円台で、事業拡大や設備投資のための支出と見られます。
借入金(有利子負債)は7億円程度しかなく、企業体力に余裕があるのが強みです。万一の景気変動にも耐えやすい財務構造といえるでしょう。
今後の見通しと投資家へのメッセージ
今後の業績見通しは、やや減収・減益が予想されています。建設業界全体として受注環境が一服している面もあり、短期的には慎重な見方が必要です。一方で、同社は省人化や効率化を進める現場管理技術、自社開発の除菌・消臭装置といった新分野にも力を入れており、中長期的な底力には注目したいところです。
また、財務の安全性が極めて高いことから、急激な業績悪化や配当の大幅減などのリスクも限定的。株価指標も割安水準に位置しており、安定志向の投資家にとっては検討に値する銘柄といえるでしょう。
もちろん、公共工事や民間設備投資の動向など、外部環境の変化には引き続き注意が必要です。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 4/5複数事業の展開と強固な顧客基盤により、安定成長を持続。
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🏛 財務健全性: 5/5自己資本比率6割超・現金豊富で、業界内でもトップクラスの健全性。
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🎁 株主還元: 4/5配当利回りが高く、実績に応じた安定した還元が続いている。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
掲載内容については正確性・完全性に配慮しておりますが、その保証をするものではありません。また、記載内容は元情報提供者の見解や推奨を示すものではなく、リアルタイムで更新されるものでもありません。
企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


