トクヤマ(4043)―半導体材料と高配当が魅力、PBR1倍割れの化学大手に注目
トクヤマ(4043)は、半導体用シリコンをはじめ、塩化ビニルや苛性ソーダ、セメントなど幅広い化学製品を手がける国内有数の化学メーカーです。AIやデータセンター向けの半導体需要が高まる中、同社の先端材料事業が好調に推移しており、注目度が増しています。配当利回りの高さやPBR1倍割れといった投資指標面でも個人投資家から関心を集めています。
株式データ
【銘柄名】トクヤマ 【銘柄コード】4043 【上場】1949.5 【市場区分】東証プライム 【33業種区分】化学 【17業種区分】素材・化学 【株価】2,821 円 【PER】7倍 【PBR】0.78倍 【EPS】403.1 【BPS】3,635.62 【配当利回り】4.25% 【配当性向】29.8% 【1株配当】120 【営業CF】558億円 【投資CF】-304億円 【財務CF】-465億円 【現金等】479億円 【自己資本比率】53.9% 【有利子負債】1045.23億円 【時価総額】1,907億円 【ROE】7.4% 【ROA】3.9% 【公式サイト】https://www.tokuyama.co.jp/ 【株主優待】株主優待なし
株価・指標から見るトクヤマの注目点
現在の株価は2,821円、予想PERは7倍、PBRは0.78倍と割安感が目立つ水準です。特にPBRは1倍を下回っており、資産価値に対して株価が抑えられていることが分かります。配当利回りは4.25%と高めで、株主還元にも積極的な姿勢がうかがえます。自己資本比率は53.9%と財務の安定感も十分です。
- PBR0.78倍:資産価値を下回る株価水準で割安感が強い
- 配当利回り4%超:高水準の株主還元
- 自己資本比率54%:財務の健全性が高い
- ROE7.4%:資本効率もまずまず
初心者向けワンポイント解説:トクヤマの強みとリスク
トクヤマは、長い歴史を持つ総合化学メーカーで、特に半導体材料(多結晶シリコンやIPAなど)に強みがあります。近年はAIやデータセンター向け半導体需要の拡大が追い風となり、先端材料の出荷が好調です。一方、セメントや化成品などの汎用事業は市況の影響を受けやすく、業績の変動要因となっています。高配当やPBR1倍割れといった投資指標面から注目される一方で、化学市況やエネルギーコストの変動リスクにも注意が必要です。
トクヤマの財務・キャッシュフロー状況
トクヤマの財務は安定しています。2024年3月期末時点で、自己資本比率は53.9%、現金等は479億円、有利子負債は1,045億円と、バランスの取れた財務構造です。営業活動によるキャッシュフローは558億円と潤沢で、投資・成長資金を確保しつつ、安定的な株主還元も実施しています。
- 営業キャッシュフロー:558億円(本業でしっかり稼いでいる)
- 投資キャッシュフロー:-304億円(新規設備・研究開発などに積極投資)
- 財務キャッシュフロー:-465億円(借入金返済や配当など)
設備投資は297億円、研究開発費は144億円と、今後の成長に向けた投資も積極的です。
業績・配当の推移グラフ
今後の見通しと投資家へのメッセージ
トクヤマは、AI・データセンター向けの半導体需要を背景に、主力の先端材料事業が引き続き成長をけん引する見通しです。2026年3月期にかけて売上高・純利益とも回復基調が予想されており、配当も安定的に推移しています。PBR1倍割れ・高配当といったバリュー株としての側面もあり、市場全体が「資本効率」へ注目する中で見直しの余地があると言えるでしょう。一方で、化学市況やエネルギーコストの変動、汎用化学品の需要動向には依然として注意が必要です。成長投資と株主還元のバランスを取りながら、今後の展開に注目です。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 5/5半導体材料を中心にAI需要を取り込む成長ストーリーが明確なため。
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🏛 財務健全性: 4/5自己資本比率が高く、キャッシュも厚いため安定感がある。
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🎁 株主還元: 3/5配当利回りは高いが、増配幅はやや限定的。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
掲載内容については正確性・完全性に配慮しておりますが、その保証をするものではありません。また、記載内容は元情報提供者の見解や推奨を示すものではなく、リアルタイムで更新されるものでもありません。
企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


