IHI(7013)株価・配当まとめ│安定配当と堅実成長の航空関連企業【2025年6月最新】

銘柄分析
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IHI(7013)―エンジン事業の回復と財務改善が焦点の大型機械メーカー

IHI(アイ・エイチ・アイ、旧・石川島播磨重工業)は、航空エンジンや大型ボイラー、ターボチャージャーなど、多岐にわたる重工業製品を手掛ける日本の大手メーカーです。国内外のインフラや産業システムを支える存在として、長い歴史と実績を持っています。近年は航空エンジン分野での成長と、巨額損失の克服による再建が注目されています。

株式データ

【銘柄名】IHI
【銘柄コード】7013
【上場】1949.5
【市場区分】東証プライム
【33業種区分】機械
【17業種区分】機械
【株価】13,985 円
【PER】17.64倍
【PBR】4.39倍
【EPS】792.8
【BPS】3,182.56
【配当利回り】1%
【配当性向】17.7%
【1株配当】140
【営業CF】621億円
【投資CF】-516億円
【財務CF】-25億円
【現金等】1,388億円
【自己資本比率】19.4%
【有利子負債】5381.95億円
【時価総額】13,638億円
【ROE】-16.9%
【ROA】-3.3%
【公式サイト】https://www.ihi.co.jp/
【株主優待】株主優待なし

株価・指標から見るIHIの注目点

現在の株価はおよそ13,985円で、時価総額は1兆3,638億円。PERは17.64倍と機械業界の中では目立って高い水準ではないものの、PBRは4.39倍とやや割高感も感じられます。自己資本比率は19.4%と低めで、有利子負債(借金)は5,382億円と負債比率の高さが目立ちます。ROE(自己資本利益率)は-16.9%、ROA(総資産利益率)は-3.3%と、前期の大型損失の影響が色濃く残っています。

配当はここ数年1株あたり140円を維持してきましたが、今期(2025年3月期)は期末配当の増額(70円)が予想されています。配当性向も17.7%と余裕があり、今後の業績回復が続けば、安定配当の期待も持てそうです。

業績復調の兆しと今後の注目ポイント

IHIは近年、主力の航空エンジン事業における不具合・損失計上などが重なり、2024年3月期には682億円の純損失(-682億円)に転落しました。しかし、2025年3月期は一転して950億円の純利益(予想)と、業績の大幅回復が見込まれています。背景には、航空機向けスペアパーツ需要の回復や、防衛関連事業の収益性改善などが挙げられます。

  • 航空エンジン分野の回復: コロナ後の航空需要回復に伴い、エンジン整備や部品販売が堅調。民間機エンジン整備工場の拡充も進行中です。
  • 一過性損失の解消: 前期に発生した大型損失(エンジン不具合や補償対応など)が一巡し、今期以降は収益構造の正常化が期待されます。
  • 設備投資・研究開発: 設備投資712億円、研究開発費393億円と、今後の成長に向けた積極投資も継続しています。

財務体質とキャッシュフローの現状

財務面では、総資産2兆3,115億円に対し、自己資本は4,489億円と、やや脆弱なバランスです。有利子負債が大きく、自己資本比率19.4%と低めの水準にとどまっています。
キャッシュフローを見ると、営業キャッシュフロー(本業の儲け)は621億円とプラスですが、投資キャッシュフロー(新工場建設や設備投資など)は-516億円と大きく支出超過、財務キャッシュフローも-25億円とやや資金流出が続いています。

直近の業績推移をポイントで整理すると、2024年3月期は巨額赤字ながら、2025年・2026年3月期予想では売上高1兆6,000億円→1兆7,000億円、純利益950億円→1,020億円と、力強いV字回復が見込まれています。

今後の見通しとリスク・チャンス

航空エンジンや防衛分野の成長、世界的なインフラ需要拡大を背景に、IHIは今後数年の業績回復が期待されています。ただし、前期のような一過性損失が再発すると、財務基盤が脆弱な分、株価のボラティリティも大きくなりやすい点には注意が必要です。
逆に、今後も航空・宇宙やインフラ、資源・エネルギー分野で堅調な受注が続けば、財務改善や株主還元拡大の可能性も広がります。高い設備投資・研究開発をどれだけ成長に結びつけられるかが、今後のカギとなりそうです。

  • チャンス: 業績回復・配当増加、防衛・航空事業の成長余地、インフラ投資拡大による需要増
  • リスク: 一過性損失の再発、財務体質の弱さ、巨額有利子負債の金利負担、新規不具合・品質問題

かぶポスト的スコア

  • 🌱 成長性: 2/5
    航空分野の需要回復はあるが、安定成長には課題が残るため。
  • 🏛 財務健全性: 1/5
    自己資本比率が低く、有利子負債も大きい点が大きな懸念材料といえる。
  • 🎁 株主還元: 3/5
    配当増額の姿勢は見られるものの、安定配当の持続性には注意が必要。
🌟 総合評価:2/5

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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
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ひーくん

かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。