デンカ(4061)―配当利回り4.8%、化学素材・半導体材料で再成長に期待
デンカ(4061)は、特殊合成ゴムや機能樹脂などを手がける老舗の化学メーカーです。電子材料やライフサイエンス分野、インフラ向けの素材など幅広い事業を展開し、近年は半導体関連素材の成長や、ワクチン・検査試薬といったヘルスケア領域にも注力しています。2024年3月期は主力の樹脂分野がやや低調となったものの、配当利回りや株主優待など株主還元も厚く、今後の復調や新規分野での成長が注目されます。
株式データ
【銘柄名】デンカ 【銘柄コード】4061 【上場】1949.5 【市場区分】東証プライム 【33業種区分】化学 【17業種区分】素材・化学 【株価】2,085.5 円 【PER】11.98倍 【PBR】0.61倍 【EPS】174.1 【BPS】3,436.95 【配当利回り】4.8% 【配当性向】57.4% 【1株配当】100 【営業CF】362億円 【投資CF】-225億円 【財務CF】7億円 【現金等】353億円 【自己資本比率】46.0% 【有利子負債】2117.70億円 【時価総額】1,858億円 【ROE】4.0% 【ROA】1.9% 【公式サイト】https://www.denka.co.jp/ 【株主優待】 権利確定月:3月 9月 権利付最終日:次回:2025/09/26 前回:2025/03/27 ・自社子会社製品(化粧品)の優待価格販売(1株以上保有者対象):自社グループ製造の化粧品を特別価格で購入可能。詳細は公式サイト参照。
デンカ(4061)の注目ポイント―割安感と高配当が魅力
デンカのPBRは0.61倍と、株価が帳簿価格と比べて割安水準にあります。配当利回りも4.8%と高水準で、株主還元に力を入れていることがうかがえます。PERは12倍弱と業界平均並みで、足元では業績回復への期待感も織り込まれています。自己資本比率も46%と安定しており、経営の健全性も一定水準を保っています。
- 高配当(100円/年)・配当利回り4.8%
- 株主優待で自社化粧品を優待価格で購入可
- PBR0.61倍と割安感あり
- 自己資本比率46%と財務も比較的健全
また、時価総額は1,858億円と化学業界内で中堅クラス。今後の成長や収益改善が進めば、株価の見直し余地も期待されます。
初心者向けワンポイント解説―「化学メーカー」の強みとリスク
デンカは「化学メーカー」として、普段の生活にはなじみが薄いものの、電気・電子部品や自動車、インフラ、医療分野など社会の基盤を支える素材を数多く供給しています。最近では半導体向け材料や検査キットなど新しい事業分野にも取り組み、多角化が進んでいます。一方、原材料価格の変動や為替、グローバル景気の影響を受けやすい面もあるため、業績には波が出やすい点にご注意ください。
- 産業の基礎素材を幅広く提供
- 半導体・ヘルスケア領域にも展開
- 収益は原油・原材料・為替など外部要因で上下しやすい
財務・キャッシュフローの状況
デンカの2024年3月期決算では、売上高は3,892億円、当期純利益は119億円でした。営業キャッシュフローは362億円とプラスを維持し、投資キャッシュフローも-225億円と一定の設備投資が続いています。有利子負債は2,117億円とやや多いものの、現預金353億円、自己資本比率46.0%と財務のバランスはまずまず。研究開発や設備投資にもしっかりお金を使い、将来の成長分野へ積極投資していることが読み取れます。
- 営業キャッシュフロー:362億円
- 投資キャッシュフロー:-225億円(設備投資や新工場建設など)
- 自己資本比率:46.0%
- 有利子負債:2,117億円(やや高水準)
業績・配当の推移グラフ
今後の見通しと投資家へのメッセージ
デンカは2025年3月期の業績予想で売上高4,100億円、純利益10億円(会社予想)と、やや控えめな見通しとなっています。これは検査キット関連の採算悪化や一時的な特損の影響も大きいですが、2026年3月期には純利益80億円への回復も見込まれており、半導体材料や検査キット・合成ゴム事業の復調がカギとなります。
一方で、原材料価格の高騰や為替変動、世界景気の先行き不透明感といったリスクも抱えています。配当については「維持方針」を掲げており、総還元性向50%を目安に株主還元を重視。中長期での成長分野シフトや新工場稼働も、今後の注目材料です。株価指標は割安感が残る一方、当面は業績の底打ち・回復ペースが注目されるタイミングといえるでしょう。
- 半導体・ライフサイエンス領域の新規成長に期待
- 配当利回り・優待の厚さで中長期投資家にも注目
- 短期的には業績回復ペースの見極めが重要
- 原材料・為替・グローバル景気の動向に注意
かぶポスト的スコア
-
🌱 成長性: 5/5半導体材料やヘルスケアなど新分野への積極投資と、今後の需要拡大が期待されるため。
-
🏛 財務健全性: 4/5自己資本比率46%とバランス良く、有利子負債も許容範囲内。
-
🎁 株主還元: 5/5高配当・優待など、株主重視の方針が明確。
投資分析、ゆっくり学んでみたい方へ
本記事でやっているようなファンダメンタルズ分析をしっかり学びたい方には、
投資初心者向けのオンライン学習講座「Grow」がおすすめです。
講師と直接やり取りできるカリキュラムで、
3ヶ月で一生使える投資スキルが身につきます。
空いた時間に自分のペースで学べるスタイルなので、忙しい方でも安心です。
投資分析ができるようになることで、銘柄選定の精度が上がり、情報に振り回されずに自分で判断できる自信がついてきます。
学びながら実践できる環境で、一歩先の投資家を目指してみませんか?
※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
掲載内容については正確性・完全性に配慮しておりますが、その保証をするものではありません。また、記載内容は元情報提供者の見解や推奨を示すものではなく、リアルタイムで更新されるものでもありません。
企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


