名古屋を中心に「焼きとん大黒」や「魚椿」などの立ち飲み居酒屋を展開する光フードサービス(138A)は、2024年2月に東証グロース市場へ新規上場した新進気鋭の外食企業です。駅前での狭小店舗戦略や、店舗イベントによる集客力、そして新規出店の積極姿勢が特徴的です。2023年11月期には売上高22億円を突破し、今後も着実な成長が期待されています。
光フードサービス(138A)―新規上場で注目、名古屋発「立ち飲み居酒屋」急成長の理由
株式データ
【銘柄名】光フードサービス 【銘柄コード】138A 【上場】2024.2 【市場区分】東証グロース 【33業種区分】小売業 【17業種区分】小売 【株価】1,785 円 【PER】16.1倍 【PBR】1.42倍 【EPS】110.9 【BPS】1,257.38 【配当利回り】2.24% 【配当性向】36.1% 【1株配当】40 【営業CF】2.09億円 【投資CF】-3.06億円 【財務CF】5.26億円 【現金等】10.33億円 【自己資本比率】51.8% 【有利子負債】7.48億円 【時価総額】22.5億円 【ROE】12.5% 【ROA】4.2% 【公式サイト】https://hikari-food-service.jp/ 【株主優待】株主優待なし
株価・指標から見る光フードサービスの注目点
光フードサービスの時価総額は約22億円と、グロース市場上場企業の中でも比較的小規模です。株価指標であるPERは16.1倍、PBRは1.42倍と、成長期待のある外食セクターとしては落ち着いた水準にとどまっています。ROE(自己資本利益率)は12.5%と高めで、資本効率が良い点も特徴です。一方で配当利回りは2.24%と、グロース企業としては健闘している水準です。2023年11月期から配当を開始し、今期・来期も40円を予定。利益還元にも前向きな姿勢が見て取れます。
ここに注目!外食チェーンとしての成長ドライバー
同社の最大の特徴は、直営店中心のビジネスモデルと、駅前・狭小立地での効率運営にあります。2024年11月期時点で直営38店、業務委託8店、FC(フランチャイズ)15店と、着実に店舗網を拡大中。新規出店についても、前期は直営8店舗純増、業務委託・FCも増加傾向です。店舗ごとのイベントや工夫を通じて集客力を高め、原価率の低減など収益性の改善も進めています。
- 名古屋・中部地方の駅前好立地で展開
- 直営・業務委託・FCを組み合わせた多店舗戦略
- 従業員のモチベーション向上を図る社内表彰制度の導入
- 食材仕入先・業務効率化によるコスト管理の徹底
業績推移と成長ストーリー
光フードサービスの業績は、ここ数年で急成長を遂げています。2021年11月期の売上高は8.7億円でしたが、2023年には22.2億円まで拡大し、2025年11月期には29億円、2026年には34億円まで伸びる見通しです。純利益も2023年に2億円を突破。2024年は1億円と一時減益予想ですが、2026年には2億円台に再拡大するとされています。
- 2021年11月期 売上高:8.7億円/純利益:0.4億円
- 2022年11月期 売上高:16.8億円/純利益:0.6億円
- 2023年11月期 売上高:22.2億円/純利益:2.0億円
- 2024年11月期予想 売上高:25.6億円/純利益:1.0億円
- 2026年11月期予想 売上高:34億円/純利益:2.1億円
コロナ禍からの回復と新規出店効果が重なり、今後も外食需要の取り込みが期待されます。
財務・キャッシュフローの状況
外食産業はキャッシュフローの安定性が重要ですが、同社の営業キャッシュフローは2億円超と安定しています。投資キャッシュフローはマイナス3億円ですが、これは積極的な新規出店や店舗設備投資によるもの。財務キャッシュフローがプラス5億円超なのは、上場による資金調達や借入によるものと考えられます。自己資本比率は約52%と、外食業界としては健全な水準。有利子負債(借入金)は7億円台ですが、現金等も10億円と手厚く、財務基盤の厚さがうかがえます。
- 自己資本比率51.8%で財務健全性は良好
- 現金・預金残高は10億円超
- 積極的な店舗投資(設備投資2.7億円/減価償却1億円)
今後の見通しと投資家へのメッセージ
今後は名古屋圏に加え、関東・東京エリアへの展開も本格化させる方針です。競合も多い外食業界ですが、駅前狭小店舗の効率運営やイベント施策、従業員の定着促進など、独自の強みを生かして成長が期待されます。一方で、外食業界は景気や人件費、原材料価格の変動など外部要因の影響を大きく受けやすい点には注意が必要です。また、上場を機に新規出店ペースが加速することで、一時的な利益のブレや投資負担が増えるリスクも想定されます。
初心者の方にとっては、今後の成長余地が大きい一方で、短期的な業績の波や外部環境の影響を受けやすい点も知っておきたいポイントです。配当や株主優待については今のところ還元方針も見えますが、優待制度は未実施となっています(2024年6月時点)。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 5/5直近数年で売上・利益ともに大幅な伸びが続いており、今後の出店拡大による成長余地も大きいため。
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🏛 財務健全性: 4/5自己資本比率が5割超と堅調で、手元資金も潤沢なため。
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🎁 株主還元: 3/5配当を開始し安定配当が期待できるが、優待制度は未実施のためやや控えめ。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
掲載内容については正確性・完全性に配慮しておりますが、その保証をするものではありません。また、記載内容は元情報提供者の見解や推奨を示すものではなく、リアルタイムで更新されるものでもありません。
企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


