FOOD & LIFE COMPANIES(3563)―急拡大するスシロー、海外展開と高成長が注目される理由
FOOD & LIFE COMPANIESは、回転寿司チェーン「スシロー」を中心に、国内外で急成長を遂げている外食大手です。近年は台湾や香港、タイなど海外進出にも積極的で、グループ全体の店舗数は1,100店舗を大きく超えています。国内外での出店攻勢、デジタル化の推進、グループ経営の多角化など多面的な成長戦略が市場で高い評価を受けています。その一方、自己資本比率の低さや有利子負債の多さといった財務面の課題も見逃せません。高成長とリスクが同居する“攻めの銘柄”として、幅広い投資家から注目されています。
株式データ
【銘柄名】FOOD & LIFE COMPANIES 【銘柄コード】3563 【上場】2017.3 【市場区分】東証プライム 【33業種区分】小売業 【17業種区分】小売 【株価】5,750 円 【PER】39.41倍 【PBR】8.69倍 【EPS】145.9 【BPS】661.48 【配当利回り】0.48% 【配当性向】19.7% 【1株配当】27.5~30 【営業CF】563億円 【投資CF】-240億円 【財務CF】-343億円 【現金等】486億円 【自己資本比率】22.0% 【有利子負債】834.74億円 【時価総額】4,728億円 【ROE】20.1% 【ROA】4.0% 【公式サイト】https://www.food-and-life.co.jp/ 【株主優待】 権利確定月:3月 9月 権利付最終日:次回:2025/09/26 前回:2025/03/27 ・電子優待割引券 1,650円相当(100株以上)※国内スシロー等対象店舗で利用可、3年以上保有で1,100円増額 ・電子優待割引券 2,200円相当(200株以上)※条件同上 ・電子優待割引券 3,300円相当(400株以上)※条件同上 ・電子優待割引券 6,600円相当(800株以上)※条件同上 ・電子優待割引券 16,500円相当(2,000株以上)※条件同上
株価・指標から見る注目ポイント
FOOD & LIFE COMPANIESの株価は2024年6月時点で5,750円、時価総額は4,700億円台と、外食業界でもトップクラスの規模です。PER(株価収益率)は39.41倍と高水準で、今後の成長期待が株価に織り込まれていることが分かります。PBR(株価純資産倍率)は8.69倍、ROE(自己資本利益率)は20.1%と、資本効率の高さが際立っています。
配当利回りは0.5%弱とやや控えめですが、株主優待の存在が個人投資家の人気を支えています。特にスシローなどグループ店舗で使える電子割引券は、長期保有で増額される仕組みもあり、優待目的の保有層が厚いのも特徴です。
スシローを軸に海外進出拡大、成長余地に期待
グループの中心は「スシロー」で、国内首位の回転寿司チェーンとして圧倒的なブランド力を持っています。近年は台湾・香港・タイなどアジア圏を中心に海外出店も加速し、2024年9月期の世界店舗数増加は70店舗台と、前年を大きく上回る勢いです。2025年9月期も引き続き店舗純増が見込まれています。
- 国内既存店の客数が好調に推移
- 海外の採算改善・中国の客数回復が成長を後押し
- 大型モニター「デジロー」導入など、デジタル投資も積極化
- グループ内に「京樽」や鮨居酒屋業態も展開し多角化を進行
このように、国内外での成長ドライバーが複数あり、長期的な拡大余地が大きい点が最大の魅力です。反面、出店攻勢や設備投資が続くため、財務体質がやや脆弱になりやすい点は注意が必要です。
業績推移と配当の推移
ここ数年の業績を見ると、売上高・純利益とも右肩上がりが続いています。2022年9月期の売上高は2,800億円、純利益は36億円でしたが、2024年9月期には売上高3,600億円・純利益146億円と急拡大。2026年9月期の会社予想では売上高4,750億円・純利益200億円と、さらに高い成長目標が掲げられています。
配当は長らく22.5円で据え置きでしたが、2024年9月期に30円へ増額。今後も利益成長が続けば、さらなる増配の可能性もありそうです。
財務・キャッシュフロー解説
営業キャッシュフローは563億円と潤沢で、事業拡大に必要な投資資金は十分に確保できています。一方で、自己資本比率は22.0%と外食チェーン大手としてはやや低め。有利子負債は834億円と、積極的な成長投資の裏返しでもあります。設備投資も年間200億円超と高水準が続いており、今後の財務バランスには注視が必要です。
- 現預金は486億円で安定
- 営業CF>投資CFで、フリーCFは黒字基調
- 配当性向は20%前後と、利益成長分を内部留保に回す傾向
収益性を示すROEは20.1%と高く、効率的な経営がうかがえますが、財務健全性には今後も目配りが必要です。
今後の見通しと投資家へのメッセージ
今後も国内外での出店加速が続き、売上・利益の成長は継続見込みです。特にアジア圏でのシェア拡大やデジタル施策が業績を牽引するでしょう。一方、人件費や原材料費の上昇、急拡大による管理コスト増などリスクも伴います。また、財務体質が強固とは言い難く、景気悪化や円安が業績に与える影響も注意点です。
株主優待や増配余地がある一方、株価の成長期待はかなり織り込まれているため、短期的な値動きの大きさやバリュエーションリスクにも注意が必要です。長期で成長を追いたい方、外食や優待銘柄が好きな方にとっては、今後の展開を見守りたい注目企業と言えるでしょう。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 5/5国内外での出店加速と高い売上成長率が続いているため。
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🏛 財務健全性: 2/5自己資本比率が低く、有利子負債も多めで注意が必要。
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🎁 株主還元: 3/5配当は控えめだが、株主優待の魅力と増配余地はある。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
掲載内容については正確性・完全性に配慮しておりますが、その保証をするものではありません。また、記載内容は元情報提供者の見解や推奨を示すものではなく、リアルタイムで更新されるものでもありません。
企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


