住友電気工業(5802)―自動車ワイヤハーネスとAI需要で成長続く、連続最高益の電線大手
住友電気工業(5802)は、国内電線メーカーの最大手として知られ、世界の自動車用ワイヤハーネス市場でも有力な地位を築いています。近年は、光ファイバーやデータセンターインフラといった情報通信分野にも積極的に展開し、AI拡大による新たな需要も取り込むなど、業績は右肩上がり。2024年3月期も純利益で過去最高を更新し、今後も継続的な成長が期待されています。
株式データ
【銘柄名】住友電気工業 【銘柄コード】5802 【上場】1949.5 【市場区分】東証プライム 【33業種区分】非鉄金属 【17業種区分】鉄鋼・非鉄 【株価】2,370.5 円 【PER】11.55倍 【PBR】0.8倍 【EPS】205.2 【BPS】2,953.22 【配当利回り】3.25% 【配当性向】37.5% 【1株配当】77 【営業CF】3,934億円 【投資CF】-1,238億円 【財務CF】-2,923億円 【現金等】2,682億円 【自己資本比率】49.8% 【有利子負債】8379.68億円 【時価総額】20,864億円 【ROE】7.3% 【ROA】3.4% 【公式サイト】https://sumitomoelectric.com/jp/ 【株主優待】株主優待なし
株価・指標から見る住友電気工業の特徴と注目点
住友電気工業の株価は2024年6月時点で2,370.5円、PER(株価収益率)は11.55倍、PBR(株価純資産倍率)は0.8倍と、同業他社や市場平均と比較しても割安水準です。配当利回りは3.25%と東証プライム全体の中でも比較的高く、配当性向も約37.5%とバランスの良い水準となっています。
自己資本比率は49.8%と財務の健全性も高く、有利子負債は約8,380億円ですが、時価総額やキャッシュフローを考慮すれば過度な負担感はありません。
- PBR 1倍割れ:純資産と比べて株価が割安な水準
- 配当利回り3%台:インカム投資にも一定の魅力
- ROE 7.3%:日本の上場企業平均(約8%)に近い利益効率
住友電気工業の注目ポイント ― 世界的な自動車・通信インフラ需要を取り込む
住友電気工業の最大の強みは、グローバルで高いシェアを持つ自動車用ワイヤハーネス事業です。世界中の自動車メーカーに部品を供給しており、EV(電気自動車)シフトや自動運転化の進展で今後も成長が期待されます。
また、通信インフラ事業にも力を入れており、光ファイバーやデータセンター向け製品の需要が拡大中です。近年はAI需要の急増を受け、横浜拠点で新研究棟建設など研究開発体制も強化。海外売上比率は62%とグローバル展開が進んでいることも特徴です。
- 自動車部品(ワイヤハーネス)で世界トップクラスのシェア
- 光ファイバーなど通信分野も堅調、AI・データセンター向け需要にも対応
- 海外売上比率62%とグローバルで事業を展開
- 設備投資・研究開発にも積極的(2024年3月期:設備投資1,938億円、研究開発費1,419億円)
財務・キャッシュフローの状況
住友電気工業の財務状況は、自己資本比率49.8%と健全な水準です。2024年3月期の営業キャッシュフローは3,934億円と潤沢で、投資キャッシュフローはマイナス1,238億円、財務キャッシュフローはマイナス2,923億円と、積極的な設備投資と安定した財務運営が見て取れます。現金等も2,682億円を有しており、将来の成長や不測の事態にも備えられる体力があります。
業績・配当の推移(グラフで可視化)
上のグラフからもわかる通り、売上高は4兆4,000億円(2024年3月期)と規模は国内製造業でも屈指。2025年3月期も4兆6,000億円、2026年3月期には4兆8,000億円と予想されており、連続して最高益を更新する見通しです。配当も増配傾向にあり、2023年3月期の年間50円から2024年3月期は88円、今後も80円台で安定的な水準が期待されます。
今後の見通しと投資家へのメッセージ
住友電気工業は、自動車用ワイヤハーネスの成長に加え、AIやデータセンター関連の需要拡大も追い風となっています。これにより、売上高・利益の連続過去最高更新が見込まれており、中長期的な成長期待が持てる企業です。
一方で、自動車業界の生産変動や為替リスク、原材料価格の上昇といったマイナス要素も無視できません。また、PBR1倍割れとはいえ、今後の成長が鈍化した場合には株価の上値が抑えられる可能性もあります。
長期的な視点で、グローバルな成長や配当の安定性に着目したい投資家にとっては、今後も注目したい銘柄の一つといえるでしょう。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 5/5AI・データセンター需要やワイヤハーネスの世界展開で連続最高益を見込めるため。
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🏛 財務健全性: 4/5自己資本比率とキャッシュフローが健全で、投資余力も十分あるため。
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🎁 株主還元: 4/5増配傾向と安定した配当性向が魅力だが、株主優待は未実施のため。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
掲載内容については正確性・完全性に配慮しておりますが、その保証をするものではありません。また、記載内容は元情報提供者の見解や推奨を示すものではなく、リアルタイムで更新されるものでもありません。
企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


