中外鉱業(1491)は、1932年創業の老舗企業で、現在は金などの貴金属リサイクル販売を主力としています。不動産、中古機械の販売やアニメグッズを中心とするコンテンツ事業も展開しています。近年は金価格の上昇を追い風に業績を伸ばしてきましたが、今後は金市況の動向や不動産・コンテンツ事業の進捗が注目ポイントとなっています。
中外鉱業(1491)―金市況とコンテンツ事業拡大が鍵の非鉄金属株
株式データ
【銘柄名】中外鉱業 【銘柄コード】1491 【上場】1949.5 【市場区分】東証スタンダード 【33業種区分】非鉄金属 【17業種区分】鉄鋼・非鉄 【株価】69 円 【PER】16.43倍 【PBR】2.51倍 【EPS】4.2 【BPS】27.47 【配当利回り】0.72% 【配当性向】17.9% 【1株配当】0.5~1 【営業CF】4.91億円 【投資CF】-5.76億円 【財務CF】-0.53億円 【現金等】32.79億円 【自己資本比率】56.7% 【有利子負債】23.06億円 【時価総額】199億円 【ROE】3.1% 【ROA】1.8% 【公式サイト】https://www.chugaikogyo.co.jp/ 【株主優待】株主優待なし
株価・指標から見る中外鉱業の注目点
株価は69円と低位株の部類に入り、時価総額は約200億円。PER(株価収益率)は16倍台、PBRは2.5倍と、やや高めのバリュエーションとなっています。配当利回りは0.7%程度と控えめですが、配当性向は20%未満で、安定した配当を意識しているようです。自己資本比率が56.7%と高水準で、財務の健全性も評価できます。
- ROE(自己資本利益率)は3.1%と平均的な水準ですが、安定性を感じさせます。
- 現金等が30億円超と、時価総額に対しても十分な流動性を備えています。
- 有利子負債も23億円とコントロールされており、資本構成に大きな懸念はありません。
業績の推移と事業の特徴
直近3年間で売上高は大きく成長しており、2022年3月期の約515億円から2024年3月期には1,137億円規模へと倍増しています。背景には金価格の上昇や、アニメグッズ等のコンテンツ事業の拡大がありました。ただし、純利益はやや不安定な推移となっており、2024年3月期は2億円台と一時的に減少しましたが、2025年3月期は12億円(会社予想)への回復が見込まれています。
- 金市況の動向に業績が大きく左右される構造です。
- コンテンツ(アニメグッズ)事業が新たな成長ドライバーとして注目されています。
- 今後は休止していた不動産事業も再始動予定で、収益構造の多角化が進む見込みです。
財務体質とキャッシュフロー
営業活動によるキャッシュフローは約5億円のプラス、投資活動によるキャッシュフローは6億円弱のマイナスとなっています。投資CFのマイナスは、不動産事業再開に伴う建設投資や設備投資によるものです。現金等は30億円台を維持しており、短期的な資金繰りに不安は見られません。
- 自己資本比率は57%近く、財務の健全性が高い点が魅力です。
- 有利子負債も23億円規模に抑えられており、財務レバレッジも無理のない水準です。
- 今後の投資負担増加には注視が必要ですが、現状の現金水準なら耐性はありそうです。
初心者向け・中外鉱業の注目ポイント
中外鉱業は金などの貴金属リサイクルが主力ですが、アニメグッズなどのコンテンツ事業や不動産賃貸事業にも力を入れています。金価格が高い時期は業績が伸びやすい一方、市況が落ち着くと減速する傾向もあります。配当は安定志向ですが利回りは高くありません。低位株ゆえの値動きの大きさや、今後の新規事業展開が収益にどう影響するかが注目点です。
今後の見通しと投資家へのメッセージ
2025年3月期は金市況の減速を想定しつつも、コンテンツ事業や不動産の再始動で売上・利益の維持を目指しています。今後も金価格の変動リスクは残りますが、複数事業の展開によるリスク分散効果が期待できます。ただし、低位株特有の値動きの大きさや、急成長後の調整リスクには注意が必要です。「業績の波が大きい業種」であることを念頭に置きつつ、中長期での成長性や新分野開拓の動向をウォッチしていきたい銘柄です。
かぶポスト的スコア
-
🌱 成長性: 4/5売上の大幅成長と新事業への積極展開が評価できます。
-
🏛 財務健全性: 4/5自己資本比率が高く、現金も潤沢なため安定感があります。
-
🎁 株主還元: 3/5配当利回りは低めながら、安定した配当方針が見られます。
投資分析、ゆっくり学んでみたい方へ
本記事でやっているようなファンダメンタルズ分析をしっかり学びたい方には、
投資初心者向けのオンライン学習講座「Grow」がおすすめです。
講師と直接やり取りできるカリキュラムで、
3ヶ月で一生使える投資スキルが身につきます。
空いた時間に自分のペースで学べるスタイルなので、忙しい方でも安心です。
投資分析ができるようになることで、銘柄選定の精度が上がり、情報に振り回されずに自分で判断できる自信がついてきます。
学びながら実践できる環境で、一歩先の投資家を目指してみませんか?
※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
掲載内容については正確性・完全性に配慮しておりますが、その保証をするものではありません。また、記載内容は元情報提供者の見解や推奨を示すものではなく、リアルタイムで更新されるものでもありません。
企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


