デクセリアルズ(4980)―高採算・高成長を両立、ROE27%台の電子部材メーカーに注目
デクセリアルズ(4980)は、スマートフォンやディスプレイ、車載用など多彩な用途に使われる電子部材・素材で高い技術力を持つ東証プライム上場企業です。旧ソニーケミカルの流れを汲み、異方性導電膜(電子回路の接続材)や光学弾性樹脂など、業界内でも特にニッチで競争力の高い製品に強みを持っています。
最近はスマートフォン向けの需要増加や、円安の恩恵を受けて業績を伸ばしており、財務体質も非常に健全な水準です。高いROE(自己資本利益率)、安定したキャッシュフロー、積極的な設備投資が特徴で、今後の成長期待も高まっています。
株式データ
【銘柄名】デクセリアルズ 【銘柄コード】4980 【上場】2015.7 【市場区分】東証プライム 【33業種区分】化学 【17業種区分】素材・化学 【株価】1,950.5 円 【PER】15.99倍 【PBR】3.42倍 【EPS】122 【BPS】570.77 【配当利回り】2.97% 【配当性向】47.5% 【1株配当】58 【営業CF】274億円 【投資CF】-108億円 【財務CF】-103億円 【現金等】374億円 【自己資本比率】60.1% 【有利子負債】211.17億円 【時価総額】3,950億円 【ROE】27.1% 【ROA】15.5% 【公式サイト】https://www.dexerials.jp/ 【株主優待】株主優待なし
指標から見るデクセリアルズの注目点 ― 高いROEと安定成長
デクセリアルズのROE(自己資本利益率)は27.1%、ROA(総資産利益率)は15.5%と、いずれも非常に高水準です。これは、会社が株主資本や総資産を効率的に利益へ結びつけていることを示します。
株価指標ではPER15.99倍と、成長企業としてはやや割安感もあり、PBRも3.42倍と高い評価を受けています。
時価総額は約3,950億円と、素材・化学セクターの中でも存在感を増しています。
- 配当利回りは約2.97%。配当性向は47.5%で、利益の約半分を配当に回す姿勢も見えます。
- 自己資本比率は60.1%と高く、財務の安定性が際立ちます。
- 営業キャッシュフローは274億円、現金等も374億円と、資金繰りも良好です。
- 研究開発や設備投資も積極的で、今後の事業拡大に備えています。
初心者向け:デクセリアルズの強みと見どころ
デクセリアルズは、スマートフォンや自動車のディスプレイなどに必須の電子材料を手掛ける企業です。特に、「異方性導電膜(ACF)」という接続材料や、光学弾性樹脂といった先端素材は他社の追随を許さない高シェア製品です。
最近では、スマホ向け有機ELディスプレイの普及や、車載ディスプレイの大型化・高機能化を背景に、安定した需要が続いています。また、円安が進んだことで海外売上比率の高い同社には追い風となっています。
配当政策も安定しており、利益の増加があれば株主への還元もしっかり行われる点が魅力です。
財務状況とキャッシュフロー ― 安定した収益力
財務面でもデクセリアルズは堅実さが光ります。自己資本比率は60%超と高く、有利子負債も211億円程度に抑えられ、キャッシュリッチな体質です。
営業キャッシュフローは274億円と大きく、設備投資(74億円)や研究開発(47億円)もバランス良く行いながら、現金をしっかりと蓄積しています。
投資活動によるキャッシュフローは-108億円、財務活動によるキャッシュフローも-103億円と、積極的な成長投資や株主還元を進めつつも資金面の余裕を保っています。
業績推移グラフ ― 売上高・純利益・配当の成長をチェック
今後の見通しと投資家へのメッセージ ― 期待とリスクをフラットに
デクセリアルズは、スマホや自動車の進化に欠かせない電子部材の分野で、今後も一定の成長が期待されます。2024年3月期の売上高は1,051億円、純利益は213億円と過去最高を更新し、2025年3月期も売上高1,100億円、純利益270億円と増収増益予想です。
一方で、競争が激化する電子材料業界では、技術革新のスピードや海外市場動向、為替変動などがリスク要因となります。また、配当水準は安定していますが、今後の利益成長や投資とのバランスも注視が必要です。
財務基盤の強さやキャッシュ創出力を活かし、積極的な成長投資と株主還元の両立が今後のポイントとなりそうです。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 4/5主力製品の需要拡大と円安効果で、今後も安定成長が期待できるため。
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🏛 財務健全性: 5/5自己資本比率が高く、豊富な現金残高と低い有利子負債で財務基盤が盤石なため。
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🎁 株主還元: 3/5配当性向や利回りは平均的だが、安定した還元姿勢が見られるため。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
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なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


