出光興産(5019)―配当利回り4%超・多角化戦略で注目のエネルギー大手
出光興産(5019)は、国内石油元売り2位の規模を誇るエネルギー企業です。ガソリン・軽油などの燃料油を中心に、石油化学製品、高機能材料、電力・再生可能エネルギー、資源開発など幅広い事業を展開しています。2019年には昭和シェル石油と経営統合し、国内外でのプレゼンスを強化。近年は豪州での重要鉱物事業や次世代燃料の研究開発にも力を入れており、エネルギー業界の構造変化に対応する多角化戦略が注目されています。
株式データ
【銘柄名】出光興産 【銘柄コード】5019 【上場】2006.10 【市場区分】東証プライム 【33業種区分】石油・石炭製品 【17業種区分】エネルギー資源 【株価】861.7 円 【PER】21.12倍 【PBR】0.61倍 【EPS】40.8 【BPS】1,404.8 【配当利回り】4.18% 【配当性向】88.2% 【1株配当】36 【営業CF】3,773億円 【投資CF】-658億円 【財務CF】-2,805億円 【現金等】1,369億円 【自己資本比率】35.8% 【有利子負債】13,365.27億円 【時価総額】14,023億円 【ROE】13.4% 【ROA】4.6% 【公式サイト】https://www.idemitsu.com/jp/ 【株主優待】 権利確定月:3月 9月 権利付最終日:次回:2025/09/26 前回:2025/03/27 - 500株以上保有の株主を対象に「題名のない音楽会」収録観覧へ抽選で招待(1名につき2名まで応募可) - 3月権利で、抽選で計300名に「キッザニア東京・甲子園・福岡」入場券(1セット4枚)を贈呈(500株以上対象/各会場100名) - 9月権利で、全株主に「Idemitsu Art Award展」招待券を進呈
株価・指標から見る出光興産の注目点
出光興産の株価は861.7円(2024年6月時点)で、配当利回りは4.18%と高水準です。PER(株価収益率)は21.12倍、PBR(株価純資産倍率)は0.61倍と、市場平均と比較して割安感があります。自己資本比率は35.8%、ROE(自己資本利益率)は13.4%と効率的な経営がうかがえます。有利子負債は1.3兆円規模と大きいものの、営業キャッシュフローが3,773億円と高水準なため、財務バランスも一定の安定感があります。
- 配当利回り4%超:インカム重視の投資家からも注目
- PBR0.6倍台:解散価値と比較して割安感がある
- ROE13%超:資本効率が高い経営
出光興産の株主優待と投資初心者向けのポイント
出光興産の株主優待は、長期保有や家族で楽しめる特典が特徴です。500株以上の保有者には音楽会観覧やキッザニア入場券が抽選で贈られるなど、エンタメや家族向けの優待が充実。さらに、9月権利で全株主を対象に「Idemitsu Art Award展」招待券がもらえるのもユニークです。
エネルギー業界は世界経済や原油価格、為替相場の変動など外部環境の影響を大きく受けやすい分野です。そのため、業績や配当が年度ごとに上下しやすい点は押さえておきましょう。一方で、燃料油だけでなく化学品や再エネ事業、鉱物資源など、多様な収益柱を持つ点は出光興産の強みです。
財務・キャッシュフローと業績推移
出光興産の直近5年間の売上高は2兆円台後半~9兆円台と大きな規模で推移しています。純利益は2,700億円台から2,200億円台へやや減少傾向ですが、資源価格や為替など外部要因の影響が大きい業種特性が表れています。営業キャッシュフローは3,773億円と潤沢。設備投資(681億円)、減価償却費(991億円)、研究開発費(288億円)と、将来への成長投資もしっかり行っています。
財務面でのポイントを整理すると――
- 自己資本比率35.8%:製造業としては平均的な水準
- 有利子負債1.3兆円:資金繰りには注視が必要
- 営業CF>投資CF:安定した資金創出力
今後の見通しと投資家へのメッセージ
今後の出光興産は、燃料油分野に加えて、再生可能エネルギー・鉱物資源への進出など成長領域へのシフトが注目点です。豪州での鉱山開発やバイオ燃料原料の試験事業など、将来の事業基盤拡大に向けた布石を打っています。ただし、原油・石炭価格や為替レートの変動、世界的な脱炭素政策の加速など、外部環境による業績変動リスクは続きます。
配当水準は高いものの、利益の変動により配当額が変わりやすい点も特徴です。安定成長というより、事業転換や市況変動をどう乗り越えるかが経営のカギとなりそうです。エネルギー業界の構造変化や多角化戦略に興味がある方にとって、今後の動向は引き続きチェックしたいポイントです。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 5/5再エネ・鉱物資源など新規事業への積極投資が高評価のポイント。
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🏛 財務健全性: 3/5有利子負債が大きいものの営業CFは高水準で、バランスはまずまず。
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🎁 株主還元: 3/5配当利回りは高いが、利益変動により安定度にはやや課題も。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
掲載内容については正確性・完全性に配慮しておりますが、その保証をするものではありません。また、記載内容は元情報提供者の見解や推奨を示すものではなく、リアルタイムで更新されるものでもありません。
企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


