日本ハム(2282)―連続増配と安定財務、食肉最大手の強みを知る
日本ハム(2282)は、国内食肉業界のリーディングカンパニーとして知られており、ハム・ソーセージなどの加工品にも高い競争力を持つ企業です。生産から加工、販売までをグループ内で一貫して手がける体制が特徴で、業界内でもその規模・効率性は際立っています。近年は海外展開や新規事業にも力を入れており、米国でのM&Aやアジア企業との提携などグローバルな成長を目指しています。
また、株主優待や連続増配といった株主還元策も充実しており、個人投資家からも注目を集めています。
株式データ
【銘柄名】日本ハム 【銘柄コード】2282 【上場】1961.10 【市場区分】東証プライム 【33業種区分】食料品 【17業種区分】食品 【株価】5,504 円 【PER】20.94倍 【PBR】1.07倍 【EPS】262.8 【BPS】5,153.98 【配当利回り】2.45% 【配当性向】51.4% 【1株配当】135 【営業CF】865億円 【投資CF】-392億円 【財務CF】-531億円 【現金等】654億円 【自己資本比率】53.4% 【有利子負債】2553.53億円 【時価総額】4,672億円 【ROE】5.5% 【ROA】2.9% 【公式サイト】https://www.nipponham.co.jp/ 【株主優待】 権利確定月:3月 9月 権利付最終日:次回:2025/09/26 前回:2025/03/27 ・自社グループ商品 1,500円相当(3月のみ・100株以上):食品などから1点選択。優待品の代わりに社会貢献団体への寄付も可能。500株以上を5年以上継続保有の場合は5,000円相当。 ・自社グループ商品 3,000円相当(500株以上):内容は上記同様。5年以上継続保有で5,000円相当。
株価・指標から見る日本ハムの特徴
日本ハムの株価は5,504円(2024年6月時点)で、時価総額は4,672億円と食品業界でもトップクラスの規模です。PER(株価収益率)は約21倍、PBR(純資産倍率)は1.07倍と、食品業界の中ではやや高めの水準ですが、安定した収益性やブランド力への評価が含まれていると考えられます。
配当利回りは2.45%と東証プライム全体の平均をやや上回る水準にあり、配当性向も50%超と、株主還元に積極的な姿勢がうかがえます。
自己資本比率は53.4%と財務の安定感があり、有利子負債も抑えられているため、景気変動に対する耐性の高さもポイントです。
株主優待の魅力と長期保有メリット
日本ハムの株主優待は、毎年3月・9月の年2回が権利確定月となっています。特に3月には100株以上の保有で1,500円相当の自社グループ商品(食品等)を受け取ることができ、食品メーカーらしい実用的な優待内容です。また、500株以上を5年以上継続して保有すると、優待額が5,000円相当に増額される長期優遇制度も用意されています。
さらに、優待品の代わりに社会貢献活動団体への寄付を選択できる点も、企業としての社会的責任を意識した制度設計と言えます。日常生活で役立つ商品がもらえるため、株主優待目的の個人投資家にも根強い人気があります。
安定成長を支える事業構造と注目ポイント
日本ハムは、食肉の国内シェア首位という強固なポジションに支えられ、ハム・ソーセージなどの加工事業でも高い競争力を誇ります。
2024年3月期の売上高は1兆3,034億円(前年比+3.5%)、当期純利益は281億円と、売上規模・利益面ともに安定しています。直近では原材料価格の高騰や海外事業の採算悪化が利益を圧迫しましたが、加工品分野の堅調や在庫調整の進展により、2026年3月期には再び利益の回復が見込まれています。
海外展開も積極的で、米国での鶏肉加工企業の子会社化やアジア大手との協業など、中長期の成長を見据えた布石を打っています。
- 食肉・加工食品の国内シェア首位による安定した収益基盤
- 海外展開の強化(米国・アジア)で成長余地を拡大
- 高水準の自己資本比率と潤沢なキャッシュフローで財務も健全
- 連続増配・株主優待など株主還元策が充実
財務・キャッシュフローの状況
2024年3月期の営業キャッシュフローは865億円と大きく、毎期安定してキャッシュを生み出せる体質が特徴です。投資キャッシュフローは-392億円と積極的な設備投資やM&Aも進めており、成長のための投資も怠っていません。
現金等も654億円を保有しており、自己資本比率53.4%、有利子負債は2,553億円と財務の安定性にも優れています。ROE(自己資本利益率)は5.5%、ROA(総資産利益率)は2.9%と、業界平均並みの水準です。
今後の見通しと投資家へのメッセージ
今後も人口減少や消費者の健康志向など、国内市場には逆風も想定されますが、日本ハムは加工食品の高付加価値化や海外事業の拡大などで新たな成長の軸を模索しています。
短期的には原材料コスト高や為替リスク、海外事業の収益性といった課題も残りますが、財務の健全性と安定したキャッシュ創出力は大きな強みです。
連続増配や長期保有優遇の株主優待など、長期視点での株主還元策も充実していますので、安定成長を重視したい投資家にとっては注目度の高い銘柄と言えるでしょう。
一方で、今後の海外M&Aや新規事業の成果が中長期の株価や業績にどうつながるかも注視が必要です。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 4/5国内安定基盤に加え海外展開も進み、今後の成長余地が期待できるため。
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🏛 財務健全性: 4/5自己資本比率50%超・潤沢なキャッシュフローなど、安定した財務体質を維持しているため。
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🎁 株主還元: 3/5連続増配・優待ありだが、配当利回りは食品大手の中では標準的な水準。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
掲載内容については正確性・完全性に配慮しておりますが、その保証をするものではありません。また、記載内容は元情報提供者の見解や推奨を示すものではなく、リアルタイムで更新されるものでもありません。
企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


