robot home(1435)は、IoT(モノのインターネット)技術を活用した賃貸住宅の管理や、アパート建築のマッチングサービスを展開する不動産テック企業です。2006年の設立以降、IT技術を生かした不動産サービスを強化し、独自のプラットフォームを拡大しています。2018年に大きな不祥事を経験するものの、その後は賃貸管理事業やIoT事業へと軸足を移し、再成長を目指しています。直近では自社開発物件の売却や投資家向けサービスの拡充にも注力しており、新たな成長ステージに入っている印象です。
robot home(1435)―IoT賃貸管理と高い自己資本比率が注目の不動産テック株
株式データ
【銘柄名】robot home 【銘柄コード】1435 【上場】2015.12 【市場区分】東証スタンダード 【33業種区分】不動産業 【17業種区分】不動産 【株価】170 円 【PER】13.93倍 【PBR】1.64倍 【EPS】12.2 【BPS】103.57 【配当利回り】1.18% 【配当性向】16.4% 【1株配当】2 【営業CF】20.60億円 【投資CF】-7.29億円 【財務CF】4.47億円 【現金等】65.01億円 【自己資本比率】70.3% 【有利子負債】13.20億円 【時価総額】158億円 【ROE】10.2% 【ROA】6.9% 【公式サイト】https://corp.robothome.jp/ 【株主優待】 権利確定月:12月 権利付最終日:次回:2025/12/26 前回:- 10,000円相当のデジタルギフト(1,000株以上保有の株主対象)
株価・指標から見る注目ポイント
robot homeの株価は170円、時価総額は約158億円と、東証スタンダード市場の中でもやや小型の部類に入ります。PER(株価収益率)は13.93倍、PBR(株価純資産倍率)は1.64倍と、同業他社と比較しても極端な割高・割安感はありません。ROE(自己資本利益率)10.2%、ROA(総資産利益率)6.9%と、収益性の水準は比較的健全です。
配当利回りは1.18%と控えめですが、配当性向は16.4%と余裕があり、今後業績が伸びれば増配余地もありそうです。また、1,000株以上保有で10,000円相当のデジタルギフトがもらえる株主優待も導入しており、長期保有を考える投資家には一つの魅力となっています。
自己資本比率は70.3%と極めて高く、財務の安定感が際立っています。現金等の保有額も65億円と潤沢で、有利子負債13.2億円に対して十分なキャッシュポジションを維持しています。
業績推移と事業の特徴
過去数年の業績は下記の通りです。直近では売上・利益ともに順調な拡大傾向が見られます。
- 2020年12月期:売上高約61億円、純利益▲10億円(赤字)
- 2021年12月期:売上高約41億円、純利益3.7億円
- 2022年12月期:売上高約54億円、純利益7.2億円
- 2023年12月期:売上高約86億円、純利益8.9億円
- 2024年12月期:売上高約132億円、純利益9.1億円
- 2025年12月期(予想):売上高240億円、純利益11億円
- 2026年12月期(予想):売上高290億円、純利益13.2億円
2020年に赤字を計上しましたが、その後は黒字化とともに着実な回復を見せています。2024年以降の売上高は2倍近い急拡大を見込んでおり、事業規模の拡大が期待されています。主力はIoT技術を活用した賃貸住宅管理や、投資家向けプラットフォームの機能追加など、テック領域での新サービスが業績を押し上げています。
初心者向けワンポイント解説と注目ポイント
不動産テックという言葉に馴染みがない方も多いかもしれませんが、robot homeは、賃貸住宅のオーナーと入居者、そして管理会社をIoTやAI(人工知能)技術でつなぎ、より効率的で便利な住宅管理を実現しようとしています。例えば、物件の空室管理や入退去手続き、家賃の自動集金、セキュリティ強化など、デジタル技術の導入によってコスト削減やサービス向上を目指しています。
また、土地や建物の売却益に依存する体質から、安定収入源となる「賃貸管理」へと事業の軸足を移しつつある点も変化のポイントです。今後は、管理戸数の更なる増加や、IoT住宅の普及が業績を左右する鍵となりそうです。
財務・キャッシュフロー分析
財務面では、自己資本比率70%以上、現金等65億円、有利子負債13億円と、非常に堅固なバランスシートが特徴です。営業キャッシュフローは20億円超と安定してプラスで推移しており、本業の収益力が十分に確保されています。投資キャッシュフローはマイナス7億円ほどですが、これは主に事業拡大や設備投資によるものと考えられ、過度なリスクにはなっていません。
資産全体に対して自己資本の比率が高く、金融機関からの借り入れに依存しない経営姿勢がうかがえます。利益剰余金も順調に積み上がってきており、今後の配当や新規投資の原資も十分です。
今後の見通しと投資家へのメッセージ
今後の注目点は、IoT賃貸管理サービスの拡大と、管理戸数の伸びに集約されます。不動産市況の変動や、賃貸住宅市場の競争激化といった課題はあるものの、テクノロジーを活用した「効率化」「省人化」は業界全体のトレンドです。同社がどこまで新サービスで差別化できるか、また投資家向けプラットフォームの成長が収益の下支えとなるかがカギとなるでしょう。
一方で、業績の大幅な成長シナリオには不透明感もあり、売上予想の伸びが実際に実現するかどうかは要注目です。また、配当利回りや優待については控えめな水準ですが、財務基盤が安定しているため、長期的な視点での成長余地も残されています。
不動産テック分野に関心があり、バランスの良い財務体質を重視する投資家にとって、今後の展開をじっくり見守りたい銘柄といえます。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 2/5売上高の伸びは大きいものの、安定成長への確信度はまだ高くありません。
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🏛 財務健全性: 5/5自己資本比率が70%超と極めて高く、キャッシュも潤沢です。
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🎁 株主還元: 3/5配当や優待は控えめですが、安定配当方針が見られます。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
掲載内容については正確性・完全性に配慮しておりますが、その保証をするものではありません。また、記載内容は元情報提供者の見解や推奨を示すものではなく、リアルタイムで更新されるものでもありません。
企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


