JESCOホールディングス(1434)は、電気・通信設備分野を中心に、設計から調達・施工管理までを一貫して手掛ける独立系の工事会社です。1970年の設立以来、国内のみならずベトナムなどアジアでも事業実績を積み上げてきました。近年では、太陽光発電や蓄電池、通信インフラ関連の分野で堅調に受注・完工を伸ばしているほか、不動産分野にも一定の売上を計上するなど、事業領域の拡大も特徴です。日本コムシスとの資本関係もあり、グループ連携や環境配慮の取り組みも強化しています。
JESCOホールディングス(1434)―高ROEと成長性、建設業界の中で注目の電気通信EPC企業
株式データ
【銘柄名】JESCOホールディングス 【銘柄コード】1434 【上場】2015.9 【市場区分】東証スタンダード 【33業種区分】建設業 【17業種区分】建設・資材 【株価】848 円 【PER】5.35倍 【PBR】0.86倍 【EPS】158.6 【BPS】984.62 【配当利回り】3.54% 【配当性向】18.9% 【1株配当】30 【営業CF】-8.51億円 【投資CF】16.77億円 【財務CF】-7.59億円 【現金等】23.50億円 【自己資本比率】36.2% 【有利子負債】68.47億円 【時価総額】64.1億円 【ROE】16.5% 【ROA】5.7% 【公式サイト】https://www.jesco.co.jp/ja/ 【株主優待】株主優待なし
株価・指標から読み解くJESCOホールディングスの注目点
JESCOホールディングスの株価は848円(2024年6月末時点)で、時価総額は64.1億円。建設業界の中では中堅規模に位置しますが、PERは5.35倍、PBRは0.86倍と、収益力や資産価値に対して比較的割安感がある水準です。ROE(自己資本利益率)は16.5%と高水準で、効率的な経営が行われていることがうかがえます。 配当利回りは3.54%で、東証スタンダード上場企業としてはまずまずの水準。配当性向も18.9%と無理のない範囲に収まっています。
- 割安感: PER・PBRともに業界平均より低く、バリュー株として注目されやすい水準
- 収益性: ROE16.5%は建設業界でもトップクラス
- 配当性向: 18.9%、今後の増配余力も残る
業績推移と成長性のポイント
直近数年の業績推移を見ると、売上高は2022年8月期に1,038億円、2023年は1,110億円、2024年には1,480億円へと着実に増加。2025年8月期の会社予想では1,800億円、さらに2026年には2,000億円へと、継続的な成長が見込まれています。
純利益も2022年の5億円から2023年には12億円、2024年は10億円と、一時的な増減はあるものの、10億円前後の水準を維持。2025年予想では再び11億円、2026年には12億円を見込んでいます。
- 中長期的に売上・純利益ともに増加傾向
- 主力のEPC事業(設計・調達・施工管理一貫)は、太陽光発電や通信インフラ需要の拡大が追い風
- 海外(アセアン)事業や不動産販売も成長ドライバー
初心者向け・JESCOホールディングスのここに注目!
JESCOホールディングスは、「電気・通信設備の設計・工事」という、社会インフラに不可欠な分野を手掛けています。特に再生可能エネルギーやデジタル化社会の進展で、受注環境が今後も期待できるのが特徴です。また、ベトナムをはじめとするアジア地域での事業展開もあり、国内だけでなく海外での成長機会も持っています。
配当利回りが3%台と比較的高く、安定した利益配分を重視する方にも一定の魅力があります。株主優待はありませんが、1株あたり30円の配当を維持している点は注目ポイントです。
ROE(自己資本利益率)が高い=会社が株主資本を効率的に使って利益を上げている、という点も評価されやすいポイントです。
財務内容・キャッシュフローの現状
財務面では自己資本比率36.2%と、建設業界の中では標準的な水準。有利子負債は68億円台とやや多めですが、現金・現金同等物は23億円台を確保しており、当面の資金繰りには問題なさそうです。
キャッシュフロー(CF)の状況を見ると、営業活動によるCFがマイナス8.5億円と一時的な資金流出が見られますが、これは受注拡大や工事進行に伴う運転資金需要が増えた影響と考えられます。逆に、投資活動によるCFは16.7億円のプラスで、資産売却などにより現金が増加しています。財務活動によるCFはマイナスですが、これも借入返済や配当支払いによるものです。
資産合計は181億円規模に拡大しており、今後の成長投資にも十分な体力があるといえるでしょう。
今後の見通しと投資家へのメッセージ
JESCOホールディングスは、太陽光発電・蓄電池・通信インフラといった成長分野を背景に、業績の拡大が期待されています。国内EPC事業の堅調さに加え、海外プロジェクトや不動産販売も成長を後押ししています。一方で、工事進行に伴う資金需要や、海外事業の収益化ペースには注意が必要です。自己資本比率や有利子負債の水準は今後もチェックポイントとなるでしょう。
指標面では割安感が強く、収益性も高いですが、建設業界特有の業績変動リスクや資金繰りの波もあるため、業績報告や財務状況の変化を継続的に確認することが大切です。中長期的な成長性と配当の安定感をバランス良く評価したい銘柄といえるでしょう。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 5/5主力分野の需要拡大と中期的な売上・利益の成長見通しが明確なため。
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🏛 財務健全性: 3/5自己資本比率は標準的だが、有利子負債がやや多めで営業CFもマイナス傾向。
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🎁 株主還元: 3/5配当利回りはまずまずで安定しているが、株主優待はなし。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
掲載内容については正確性・完全性に配慮しておりますが、その保証をするものではありません。また、記載内容は元情報提供者の見解や推奨を示すものではなく、リアルタイムで更新されるものでもありません。
企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


