栗田工業(6370)―配当増・QUOカード優待も注目、水処理トップ企業の安定成長を読み解く
栗田工業(6370)は、日本を代表する総合水処理メーカーです。超純水供給や水処理薬品、装置事業を軸に幅広い顧客ニーズに応え、国内外で高いシェアを有しています。半導体や電子産業向けの超純水供給サービスをはじめ、工場やオフィスビル、発電所など多様な分野でその技術力が活かされています。
直近では、配当の増額や株主優待(QUOカード進呈)もあり、株主還元にも積極的。財務体質の安定性や堅調な業績推移、そして世界的な水資源問題への対応力が評価される企業です。
株式データ
【銘柄名】栗田工業 【銘柄コード】6370 【上場】1961.10 【市場区分】東証プライム 【33業種区分】機械 【17業種区分】機械 【株価】5,407 円 【PER】16.71倍 【PBR】1.8倍 【EPS】323.6 【BPS】2,995.84 【配当利回り】2.07% 【配当性向】34.6% 【1株配当】112 【営業CF】508億円 【投資CF】-358億円 【財務CF】-153億円 【現金等】540億円 【自己資本比率】61.5% 【有利子負債】715.58億円 【時価総額】5,729億円 【ROE】9.3% 【ROA】5.2% 【公式サイト】https://www.kurita-water.com/ 【株主優待】 権利確定月:3月 権利付最終日:次回:2026/03/27 前回:2025/03/27 ・100株以上:QUOカード2,000円相当(1,000株以上を3年以上継続保有でさらに2,000円増) ・1,000株以上:QUOカード4,000円相当(同条件で2,000円増) ・5,000株以上:QUOカード8,000円相当(同条件で2,000円増)
株価・指標面から見た注目ポイント
栗田工業の株価は5,407円、時価総額は約5,700億円と、機械業界内でも存在感の大きな水準です。PER(株価収益率)は16.7倍と、機械セクター平均と比較しやや割安から妥当なレンジ。PBR(株価純資産倍率)は1.8倍で、企業の資産価値と成長性がバランス良く評価されている印象です。
ROE(自己資本利益率)は9.3%、ROA(総資産利益率)も5.2%と、資本効率の面でも堅実な運営が続いています。
配当増額&株主優待の動向
直近の配当は年112円(配当性向34.6%)となり、今後も1株当たり46円→50~55円への増配予想が続いています。配当利回りは2%台前半ですが、業績の安定感と併せて中長期保有の魅力も。
加えて、QUOカードによる株主優待も実施しており、100株以上で2,000円、1,000株以上・3年以上の長期保有で最大6,000円、5,000株以上なら最大10,000円分のQUOカードが進呈されます。優待の内容はシンプルながら、保有株数や継続年数によって段階的にグレードアップする点も特徴です。
栗田工業の注目ポイントと初心者向け補足
栗田工業は、日本国内だけでなく海外事業の拡大にも注力しており、特に欧州やアジアでの高付加価値サービスや、米国での超純水装置分野での新展開が話題です。水処理薬品や装置だけでなく、顧客の課題を解決するソリューション型ビジネスを推進している点も注目ポイント。
また、半導体・電子産業向けの需要増や、環境規制の強化を追い風に、安定した収益基盤を築いています。
初心者の方には「水処理」と聞くと地味に感じるかもしれませんが、世界的な水資源問題や産業の高度化に欠かせないインフラ分野であり、景気変動にも比較的強いのが特徴です。
財務・キャッシュフロー・業績推移の解説
財務面では自己資本比率61.5%と、極めて健全なバランスシートを誇ります。現金等540億円を有し、有利子負債は約716億円。営業キャッシュフローは508億円と着実なプラス、投資活動によるキャッシュアウトも積極的に行い、成長への投資を怠りません。
また、売上・純利益ともに順調な伸びを示しており、2022年3月期の売上2,882億円・純利益185億円から、2024年3月期には売上3,848億円・純利益292億円と大きく成長。2026年3月期には売上4,200億円・純利益370億円の予想と、今後も堅調な拡大が見込まれています。
今後の見通しと投資家へのメッセージ
栗田工業は、超純水の供給や高付加価値サービスを中心に、国内外で持続的な成長を遂げています。今後も、半導体業界の活況や環境規制の強化、水インフラの需要増大といった社会課題が成長の追い風となるでしょう。
一方で、海外展開のリスクや原材料価格の変動、為替の影響など、外部環境による業績変動リスクも存在します。ただし、財務の安定性やキャッシュフロー創出力、資本効率の高さを考慮すれば、中長期的なポテンシャルは依然として高いと考えられます。
投資判断を行う際には、今後のグローバル水処理市場の動向や、配当・優待政策の継続性なども注視していくと良いでしょう。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 5/5事業環境の追い風と海外展開の拡大で今後も高成長が期待できるため。
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🏛 財務健全性: 5/5自己資本比率やキャッシュフローなど財務基盤が非常に安定しているため。
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🎁 株主還元: 3/5配当増・優待強化はあるが、利回りや絶対額は平均的な水準に留まるため。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
掲載内容については正確性・完全性に配慮しておりますが、その保証をするものではありません。また、記載内容は元情報提供者の見解や推奨を示すものではなく、リアルタイムで更新されるものでもありません。
企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


