日東電工(6988)―高収益&財務健全性が光る世界的素材メーカー
日東電工(6988)は、幅広い産業向けに高付加価値な機能性材料を提供する、国内有数の総合材料メーカーです。液晶ディスプレイ向け偏光板やスマートフォン用高精度基板、さらには核酸医薬原薬など、多彩な製品をラインナップしています。特にニッチ市場で高い世界シェアを持つ製品群が強みとなっており、海外売上比率は8割を超えるなどグローバル展開も積極的です。高い収益性に加えて、盤石な財務体質と積極的な株主還元策も特徴となっています。
株式データ
【銘柄名】日東電工 【銘柄コード】6988 【上場】1962.8 【市場区分】東証プライム 【33業種区分】化学 【17業種区分】素材・化学 【株価】2,645.5 円 【PER】14.57倍 【PBR】1.76倍 【EPS】181.6 【BPS】1,502.42 【配当利回り】2.27% 【配当性向】33.0% 【1株配当】60 【営業CF】1,555億円 【投資CF】-679億円 【財務CF】-907億円 【現金等】3,422億円 【自己資本比率】78.9% 【有利子負債】4.43億円 【時価総額】20,955億円 【ROE】10.9% 【ROA】8.2% 【公式サイト】https://www.nitto.com/jp/ja/ 【株主優待】株主優待なし
株価・指標から見る注目ポイント
日東電工の株価は2,645.5円(2024年6月時点)で、PERは約14.6倍、PBRは1.76倍と、同業他社と比べてやや割安~標準的な水準です。自己資本比率は約79%、有利子負債は4億円強と非常に低水準。財務の健全性が際立っています。ROE(自己資本利益率)は10.9%、ROA(総資産利益率)は8.2%と、資本効率の高さも特徴です。配当利回りは2.27%で安定感があります。
- 高い自己資本比率・有利子負債僅少:経営の安定性が抜群
- ROE・ROAが高水準:効率的に利益を創出
- 配当性向約33%:適度な還元姿勢と内部留保のバランス
日東電工の特徴と初心者向け補足
日東電工は、液晶テレビやスマートフォンなどの最先端機器に不可欠な材料部品を、世界中のメーカーに供給しています。特に液晶ディスプレイ用の偏光板や、ハードディスクドライブ(HDD)向けの高精度部品などは、グローバルでもトップクラスのシェア。医薬品分野にも進出しており、今後の成長分野も広がっています。
投資初心者の方にとっては、「なじみが薄い素材メーカー」と映るかもしれませんが、日東電工の強みは「他社が簡単にまねできない技術」と「ニッチトップ製品を複数持つこと」です。こうしたビジネスモデルは、安定した収益と高い利益率につながっています。また、海外売上比率が8割を超えており、世界経済の成長も取り込める体質です。
財務・キャッシュフロー分析
日東電工の財務基盤は極めて健全です。最新決算では自己資本比率が約79%、現金・現金同等物が3,400億円超と、潤沢な手元資金を持っています。有利子負債は4億円台と実質無借金経営に近い状態です。営業キャッシュフローは1,555億円と、安定して高水準を維持。積極的な設備投資(834億円)や研究開発(434億円)も行いながら、内部留保の積み増しも着実に進めています。
業績・配当推移のグラフ
業績推移を見ると、2022年3月期から2024年3月期まで売上高は8,500億円台から9,100億円台で推移し、2025年3月期には1兆円の大台突破が見込まれています。純利益も1,000億円超を安定して確保し、2025年3月期は1,350億円、2026年3月期は1,480億円と、過去最高益を連続更新する見込みです。
配当も段階的に増加しており、業績連動型の安定的な還元方針がうかがえます。
今後の見通しと投資家へのメッセージ
日東電工は、データセンターや高級スマートフォンといった成長分野での需要増に支えられ、今後も業績拡大が期待されます。特にHDD部品や光学フィルム、スマホ基板などで高い収益性を維持している点が強みです。一方、自動車向け材料の需要軟調や、海外経済の変動リスクなども注視が必要ですが、事業ポートフォリオの多様性によりリスク分散も進んでいます。
企業としては財務体質が極めて健全で、安定性と成長性のバランスがとれた優良銘柄といえるでしょう。一方で、配当利回りは同業他社の中では標準的であり、株主優待も実施していません。短期的な株価変動よりも、中長期での成長や安定を重視する投資家に適した銘柄といえそうです。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 5/5主力分野での世界トップシェアと連続最高益見通しが高評価。
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🏛 財務健全性: 5/5自己資本比率約79%・実質無借金経営で財務の安定感が際立つため。
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🎁 株主還元: 3/5配当は安定的だが、優待なし・利回りも標準的なため平均点。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
掲載内容については正確性・完全性に配慮しておりますが、その保証をするものではありません。また、記載内容は元情報提供者の見解や推奨を示すものではなく、リアルタイムで更新されるものでもありません。
企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


