太陽誘電(6976)株価・配当まとめ│安定配当と着実成長の実績【2025年6月最新】

銘柄分析
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太陽誘電(6976)―AI・自動車向けで業績回復に挑む積層セラミックコンデンサ大手の今に注目

太陽誘電(6976)は、スマートフォンや自動車、サーバーなど幅広い分野で使われる積層セラミックコンデンサ(MLCC)を主力とする電子部品メーカーです。特にAIサーバーや自動車向けの高性能MLCCで強みを持ち、近年はインダクタや複合デバイスなどでも存在感を発揮しています。世界的な半導体不足やスマホ市場の変動といった逆風の中で、構造改革やコスト削減を推進しつつ、AI関連や自動車分野へのシフトで業績回復を目指している企業です。

株式データ

【銘柄名】太陽誘電
【銘柄コード】6976
【上場】1970.3
【市場区分】東証プライム
【33業種区分】電気機器
【17業種区分】電機・精密
【株価】2,428 円
【PER】37.88倍
【PBR】0.95倍
【EPS】64.1
【BPS】2,552.94
【配当利回り】3.71%
【配当性向】140.4%
【1株配当】90
【営業CF】511億円
【投資CF】-827億円
【財務CF】376億円
【現金等】949億円
【自己資本比率】56.2%
【有利子負債】1644.47億円
【時価総額】3,258億円
【ROE】2.6%
【ROA】1.4%
【公式サイト】https://www.yuden.co.jp/jp/
【株主優待】株主優待なし

株価・指標から見る太陽誘電の注目点

現在の株価は2,428円で、時価総額は約3,258億円です。PER(株価収益率)は37.88倍とやや高めですが、PBR(株価純資産倍率)は0.95倍と「1倍割れ」になっています。これは、株価が企業の純資産に比べて相対的に割安と見なされる水準です。その一方で、ROE(自己資本利益率)は2.6%と控えめで、収益性の面では課題が残っています。

配当利回りは3.7%台と、東証プライムの中でも比較的高水準です。ただし、配当性向は140%超と利益に対して高く、今後の業績動向次第では減配リスクも意識されやすい状況です。なお、太陽誘電は株主優待制度を設けていません。

事業構造・今後の注目ポイント

太陽誘電の事業は、積層セラミックコンデンサ(MLCC)が売上の約6割を占め、インダクタや複合デバイスなども手掛けています。特にAIサーバーや自動車分野向けの高機能部品で世界的なシェアを持ち、今後もこの分野の成長が期待されています。

  • AI・自動車向けの需要拡大:AIサーバーやEV(電気自動車)向けのMLCC需要が急拡大しており、これが収益回復の基盤となっています。
  • 為替・市況の影響:グローバル展開のため、円安メリットや海外景気の動向が業績に大きく影響します。
  • 構造改革・コスト削減:スマホ部品子会社の希望退職や、固定費削減により、経営の効率化を進めています。
  • 競合他社との比較:村田製作所やTDKなど大手との競争が激しいですが、先端技術で差別化を図っています。

初心者の方にとっては、MLCCやインダクタといった電子部品は馴染みが薄いかもしれませんが、これらはスマホ、パソコン、自動車、家電、産業機器など日常に欠かせない製品に不可欠な部品です。世界的な電子機器需要のトレンドに大きく連動するため、市況や新しい産業構造の動きに敏感な銘柄です。

財務・キャッシュフローの現状

自己資本比率は56.2%と堅実な水準で、現金等も949億円を保持しています。有利子負債は1,644億円とやや多めですが、財務の安定性はまずまず高いといえるでしょう。営業キャッシュフローは511億円とプラスを確保しており、本業でしっかり資金を生み出しています。一方で、設備投資などのため投資キャッシュフローは-827億円と大きく出ている点には注意が必要です。

売上高は2024年3月期で3,226億円(前年比+1%)とほぼ横ばいですが、純利益は83億円(前年比▲64%)と大幅減益となりました。これは構造改革費用や一時的な特損の影響が大きかったためです。2025年3月期は売上高3,385億円、純利益50億円の見通しと減益傾向が続きますが、2026年3月期には純利益200億円の回復が見込まれています。

今後の見通しと投資家へのメッセージ

太陽誘電は足元で減益が続いているものの、AIや自動車分野の需要回復、構造改革の効果、先端品のシェア拡大など、業績回復に向けた材料も増えています。2026年3月期には純利益200億円までの回復が見込まれており、今後の展開が注目されます。ただし、為替や市況変動、競争激化、配当維持への懸念などリスク要因も無視できません。配当利回りは高水準ながら、利益水準と配当性向のバランスには引き続き注意が必要です。

電子部品業界は景気の波に左右されやすいですが、太陽誘電のような先端技術を持つ企業は、中長期で大きな成長チャンスも秘めています。今後の決算や新規事業展開、業界トレンドの変化をウォッチしていくことが大切です。

かぶポスト的スコア

  • 🌱 成長性: 5/5
    AI・自動車分野の需要増と先端技術の強みで今後の成長が期待できるため。
  • 🏛 財務健全性: 4/5
    自己資本比率が高く現金も潤沢で、安定した財務基盤を維持しているため。
  • 🎁 株主還元: 3/5
    配当利回りは高いが、利益水準に対して配当性向が高めで持続性にやや懸念があるため。
🌟 総合評価:4/5

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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
掲載内容については正確性・完全性に配慮しておりますが、その保証をするものではありません。また、記載内容は元情報提供者の見解や推奨を示すものではなく、リアルタイムで更新されるものでもありません。
企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。

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ひーくん

かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。