本記事では、株式会社ファーストリテイリングの2025年2月期第2四半期決算を法定報告書データに基づき詳しく解説します。売上・利益ともに前年同期比で増加し、業績が堅調であったことが分かります。
決算ハイライト
- 売上高:17,902億円(前年同期比 +12.0%)
- 税引前利益:3,637億円(同 +21.5%)
- 当期純利益(親会社株主帰属):2,336億円(同 +19.2%)
- 包括利益(親会社株主帰属):3,025億円(同 +3.5%)
- 基本的1株当たり利益(EPS):761.38円(同 +19.2%)
- 希薄化後EPS:760.21円(同 +19.2%)
増減要因の分析
ファーストリテイリングの今期業績は、売上・利益ともに二桁成長を記録しました。増収の主な要因は、海外ユニクロ事業の新規出店や既存店売上の好調、ならびに国内ユニクロの訪日客需要の回復、人気商品の販売伸長が寄与したこととみられます。また、グローバルブランドの展開や、ジーユー事業の成長も全体の増収に貢献した可能性があります。
一方、減益要因としては見当たりませんが、人件費の上昇や原材料価格の高止まりが利益率に影響したものの、売上規模の拡大とコストコントロールによってこれらを吸収し、最終的に大幅な増益となったと考えられます。
セグメント別動向
事業セグメントについては、国内ユニクロ事業が在庫強化や訪日需要の回復で好調を維持し、海外ユニクロ事業は東南アジアや欧米地域の新規出店・既存店の売上が引き続き伸長しています。特に海外ユニクロの成長が全体業績を牽引したとみられます。一方、中国市場では構造改革が進行中で、地域ごとの商品対応を強化するなどの施策が進められています。また、ジーユーも堅調に拡大し、グローバルブランド事業も売上成長に貢献している状況です。
財務・キャッシュ・フロー分析
営業活動によるキャッシュ・フローは2,982億円(前年同期比 -7.5%)と高水準を維持していますが、前年同期比ではやや減少しました。投資活動によるキャッシュ・フローは-3,821億円(同 -605.5%)と大幅なマイナスとなり、店舗拡大や設備投資など成長投資を積極化していることが伺えます。財務活動によるキャッシュ・フローも-1,502億円(同 -14.3%)となっています。
自己資本比率は56.4%と健全な水準を維持しており、財務基盤は堅固です。加えて、ROE(自己資本利益率)は19.4%、ROA(総資産利益率)は10.4%と高い収益性を誇っています(いずれも参考値)。
今後の見通しとリスク
今後については、海外ユニクロ事業のさらなる成長や新規市場での出店拡大が収益拡大をけん引すると考えられます。特に欧米・東南アジア地域の消費動向が引き続き好調であり、グローバル展開の加速が期待されます。
一方で、中国市場の構造改革や、原材料・物流コストの上昇、人件費の増加といったコスト圧力には注意が必要です。また、為替変動や各国の経済情勢による影響もリスク要因として想定されます。経営陣は、引き続き商品力の強化と効率的な経営体制の構築に注力していく方針とみられます。
よくある疑問点(FAQ)
- 海外ユニクロ事業の成長要因は何ですか?
→ 東南アジアや欧米での新規出店、既存店売上の増加が成長をけん引しています。 - キャッシュ・フローの大幅な減少は問題ないのでしょうか?
→ 投資活動によるキャッシュ・フローの減少は、積極的な成長投資に伴うものであり、財務基盤は依然として健全です。 - 今後の業績に対する注意点は?
→ 中国市場の動向や原材料・人件費の上昇、為替リスクなどが今後の業績に影響を及ぼす可能性があります。
まとめ
📌 ポイントはココ!
- 売上・純利益ともに前年同期比で二桁増と業績は堅調
- 海外ユニクロ事業がグローバル展開をけん引
- 積極的な投資によるキャッシュ・フローの動きにも注目
- 自己資本比率やROEなど財務基盤は健全
- 今後は中国市場の構造改革やコスト上昇リスクに注視が必要
ファーストリテイリングはグローバル展開を加速しつつ、着実に業績を伸ばしています。今後も成長を持続できるか、各種リスクへの対応力が問われる局面に入っています。
出典:EDINET(金融庁)
企業サイト:ファーストリテイリング
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ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


