アイカ工業(4206)―連続最高益更新と増配、資本効率改善が注目の化学メーカー
アイカ工業(4206)は、メラミン化粧板の国内トップメーカーであり、不燃性能を持たせた壁面材や建装建材などでも高いシェアを誇る企業です。近年はM&Aを通じてアジア展開を強化し、国内外で事業拡大を進めています。連続最高益の達成や、累進配当方針による株主還元の強化など、投資家の注目を集める材料が豊富です。この記事では、アイカ工業の最新業績や財務、今後の展望について解説します。
株式データ
【銘柄名】アイカ工業 【銘柄コード】4206 【上場】1949.5 【市場区分】東証プライム 【33業種区分】化学 【17業種区分】素材・化学 【株価】3,565 円 【PER】12.23倍 【PBR】1.29倍 【EPS】291.6 【BPS】2,762.12 【配当利回り】3.81% 【配当性向】46.6% 【1株配当】136 【営業CF】284億円 【投資CF】-75億円 【財務CF】-111億円 【現金等】596億円 【自己資本比率】60.4% 【有利子負債】284.95億円 【時価総額】2,229億円 【ROE】9.9% 【ROA】5.5% 【公式サイト】https://www.aica.co.jp/ 【株主優待】株主優待なし
株価・指標から見る注目ポイント
アイカ工業の株価は3,565円(2024年6月時点)、時価総額は2,229億円となっています。PER(株価収益率)は12.23倍、PBR(株価純資産倍率)は1.29倍と、業界平均と比べても割高感はなく、堅実な成長が評価されています。
- ROE(自己資本利益率)9.9%…資本効率が高く、経営の効率化が進んでいます。
- 自己資本比率60.4%…財務の安定性が高く、リスク耐性も十分です。
- 配当利回り3.81%…累進配当方針のもと、安定した配当が続いています。
- 配当性向46.6%…利益の約半分を配当に回しており、株主還元意識が強いと言えます。
安定成長と財務健全性、そして株主還元のバランスが取れた銘柄といえるでしょう。
アイカ工業の特徴と注目ポイント
アイカ工業は、化成品事業と建装建材事業を2本柱とし、メラミン化粧板や接着剤でトップシェアを持っています。特に、利益率の高い独自製品が業績を牽引している点が特徴です。2024年3月期も過去最高純利益を更新し、2025年3月期・2026年3月期も増収増益を予想しています。
- 国内だけでなくアジア市場での展開も拡大中
- 最新のトレンドを捉えた建材(洗面化粧台など)がヒット商品に
- 累進配当(配当を減らさず、原則維持または増やす方針)を掲げて、株主還元を強化
- M&Aを通じた成長戦略や、自己株式取得による資本効率の改善も推進中
こうした企業努力により、安定した成長と高い収益性を両立させている点が、個人投資家・機関投資家ともに評価されています。
財務・キャッシュフローの解説
財務面でもアイカ工業は極めて安定しています。自己資本比率は60.4%、現金等は596億円と潤沢で、有利子負債も285億円と適切な水準です。営業キャッシュフローは284億円と堅調、投資CFは-75億円(積極的な設備投資やM&A)、財務CFは-111億円(借入返済や配当など)となっています。
設備投資93億円、減価償却費70億円、研究開発費40億円と、将来の成長へ向けた投資も抜かりありません。
今後の見通しと投資家へのメッセージ
アイカ工業は、2024年3月期に続き、2025年3月期・2026年3月期も連続して最高益を見込んでいます。国内外での建材需要の底堅さや、アジア圏での事業拡大、利益率の高い独自製品の成長が追い風となっています。さらに、2026年度までにM&Aに250億円を投じる計画が進行中で、中長期的な成長への布石も着々と進められています。
一方で、原材料価格の変動や為替リスク、海外市場での競争など、外部環境のリスクも存在します。今後もグローバル展開や新製品開発、資本効率の向上がどこまで進むかが注目されます。
まとめると、アイカ工業は安定した財務基盤と成長戦略、そして株主還元のバランスに優れた企業であり、今後の動向にも引き続き注目したい銘柄です。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 5/5連続最高益更新と増配、M&A推進で今後も高成長が期待できるため。
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🏛 財務健全性: 5/5自己資本比率6割超・現金資産も豊富で、財務の安定性が非常に高い点を評価。
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🎁 株主還元: 4/5累進配当方針と高水準の配当性向で還元意識は高いが、優待制度は未実施。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
掲載内容については正確性・完全性に配慮しておりますが、その保証をするものではありません。また、記載内容は元情報提供者の見解や推奨を示すものではなく、リアルタイムで更新されるものでもありません。
企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


