UBE(4208)株価・配当まとめ│安定配当と堅実な財務戦略【2025年5月最新】

銘柄分析
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UBE(4208)―高配当とPBR割安が目立つ化学大手、構造改革の進展に注目

UBE(旧・宇部興産)は、ナイロン樹脂や高機能ポリイミド樹脂などを主力とする国内有数の化学メーカーです。近年はセメント事業を切り離し、樹脂・化成品や機能化学品といった分野に経営資源を集中させる構造改革を推進しています。2024年3月期は、主力の樹脂・化成品事業が海外の過剰供給による逆風を受けたものの、高付加価値製品の拡大やコスト削減で収益基盤の強化を進めています。

株式データ

【銘柄名】UBE
【銘柄コード】4208
【上場】1949.5
【市場区分】東証プライム
【33業種区分】化学
【17業種区分】素材・化学
【株価】2,168.5 円
【PER】7.66倍
【PBR】0.53倍
【EPS】283.2
【BPS】4,067.9
【配当利回り】5.07%
【配当性向】38.8%
【1株配当】110
【営業CF】529億円
【投資CF】-333億円
【財務CF】-157億円
【現金等】358億円
【自己資本比率】48.8%
【有利子負債】2627.00億円
【時価総額】2,381億円
【ROE】7.5%
【ROA】3.7%
【公式サイト】https://www.ube.com/
【株主優待】株主優待なし

株価・指標からみるUBEの注目点

UBEの現在の株価は2,168.5円、時価総額は約2,381億円です。PER(株価収益率)は7.66倍、PBR(株価純資産倍率)は0.53倍と、いずれも割安水準に位置しています。PBRが1倍を大きく下回っており、「資産価値に対して株価が割安」と見る投資家の関心も集まりやすい状況です。

配当利回りは5.07%と高めで、株主還元姿勢が強い点も魅力の一つです。配当性向は約39%と、利益の一定割合を着実に還元する方針がうかがえます。自己資本比率は約49%と財務安全性も良好で、ROE(自己資本利益率)7.5%、ROA(総資産利益率)3.7%と、業界平均並みの収益性を確保しています。

  • 割安感が強いPBR水準
  • 5%を超える高配当利回り
  • 財務基盤の安定感(自己資本比率48.8%)

初心者向け・UBEの注目ポイント

UBEは、長い歴史を持つ日本の化学メーカーの一角ですが、近年は「選択と集中」の経営改革が目立ちます。セメント部門の切り離しで収益構造の変化があり、現在は主に樹脂・化成品、機能品(高機能材料)、機械などが収益源です。特に食品包装や自動車分野向けの高機能樹脂など、景気変動の影響を受けにくい分野にも注力しています。

株主優待はありませんが、配当による株主還元姿勢が強く、安定配当を意識した経営がうかがえます。PBR・PERとも割安水準で、財務も堅実。急成長銘柄ではありませんが、地道な収益力と安定感に特徴があります。

財務状況とキャッシュフローの分析

2024年3月期の売上高は4,682億円(前年比-5.4%)純利益は約290億円(前期は赤字から黒字転換)となりました。営業キャッシュフローは529億円と堅調で、投資キャッシュフローは-333億円(主に設備投資)、財務キャッシュフローは-157億円(借入金返済や配当支払い)です。

自己資本比率は48.8%と高水準を維持。有利子負債は2,627億円ですが、現金等の保有も358億円あり、過度な財務リスクは感じられません。R&D(研究開発費)は100億円規模で、将来の収益源となる高付加価値製品への投資も続けています。

グラフからも分かるように、売上高は2022年3月期以降減少傾向にありましたが、2025年3月期以降は再び増加へ転じる見通しです。純利益も一時赤字転落したものの、2024年3月期には黒字化。2025年3月期は一時的な赤字予想ですが、2026年3月期には2期ぶりの黒字見通しとなっています。事業ポートフォリオの再編や構造改革のコストが一時的に利益を圧迫していますが、今後の収益回復が期待されています。

今後の見通しと投資家へのメッセージ

2026年3月期にかけては、食品包装など成長分野向けの樹脂・化成品や高付加価値材料への注力が利益回復のカギとなります。中国勢の過剰供給による市況の悪化といったリスクはあるものの、構造改革による固定費削減や事業の選択と集中が進みつつあります。高い配当利回りや割安感は魅力ですが、一時的な業績の振れ幅やグローバル市況の変動には注意が必要です。

中長期では、持続的な利益成長とともに株価の見直し(PBR1倍割れの修正)が期待される一方、原材料市況や為替変動など外部要因の影響も受けやすい点には注意しましょう。堅実な財務と安定配当を重視したい投資家には注目されやすい銘柄といえるでしょう。

かぶポスト的スコア

  • 🌱 成長性: 2/5
    構造改革の効果が出始めているが、市況の逆風で成長性はやや限定的。
  • 🏛 財務健全性: 4/5
    自己資本比率が高く、安定した財務体質を維持。
  • 🎁 株主還元: 4/5
    高い配当利回りと安定配当方針が魅力。
🌟 総合評価:3/5

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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
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企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。

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ひーくん

かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。