関西ペイント(4613)株価・配当まとめ│安定配当と堅実成長の塗料株【2025年5月最新】

銘柄分析
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関西ペイント(4613)―インド事業が牽引、海外展開と高いROEが注目の理由

関西ペイントは、日本の塗料業界でトップクラスのシェアを誇る大手総合塗料メーカーです。自動車用塗料が主力で、国内外の大手自動車メーカーに供給しています。近年では海外市場、特にインドでの成長が著しく、グローバルな事業展開を積極的に進めているのが特徴です。国内外での構造改革や新工場の建設といった攻めの投資も目立ち、業界内外から注目を集めています。

株式データ

【銘柄名】関西ペイント
【銘柄コード】4613
【上場】1949.5
【市場区分】東証プライム
【33業種区分】化学
【17業種区分】素材・化学
【株価】2,078 円
【PER】10.17倍
【PBR】1.36倍
【EPS】204.3
【BPS】1,527.55
【配当利回り】2.69%
【配当性向】27.4%
【1株配当】56
【営業CF】670億円
【投資CF】-90億円
【財務CF】-728億円
【現金等】709億円
【自己資本比率】34.7%
【有利子負債】2169.49億円
【時価総額】4,166億円
【ROE】22.3%
【ROA】9.7%
【公式サイト】https://www.kansai.co.jp/
【株主優待】株主優待なし

株価・指標から見る関西ペイントの特徴

関西ペイントの株価は2,078円(執筆時点)で、時価総額は約4,166億円と、化学業界の中でも上位に位置しています。PERは10.17倍PBRは1.36倍と、割高感はあまりなく、利益水準と資産価値のバランスが取れている印象です。ROE(自己資本利益率)は22.3%と非常に高水準で、資本効率の良さが際立ちます。配当利回りは2.69%と、バリュー株としても意識される水準です。

  • 高ROE・ROA:22.3%、9.7%と、業界内でもトップレベル。
  • 配当性向:27.4%と、利益の一部をしっかり株主に還元しています。
  • 自己資本比率:34.7%でやや低めですが、成長投資を積極化している裏返しとも言えます。

注目理由と初心者向けのポイント解説

関西ペイントの注目ポイントは、海外事業の拡大高い資本効率です。特にインドでの自動車用塗料事業が好調で、グループ全体売上のうち約73%が海外となっています。国内市場が成熟する中で、海外での成長をエンジンにしているのが特徴です。

また、ROE22%台という数値は、同業他社と比較しても非常に高い水準。これは、事業構造の改革や新規市場への展開が着実に実を結んでいる証拠と言えるでしょう。

一方で、自己資本比率がやや低め、有利子負債が2,169億円と負債も一定規模あるため、成長のために積極的に資金を活用している点も見逃せません。これはリスクでもあり、攻めの経営スタイルの現れでもあります。

業績推移と配当の動向

関西ペイントは、2022年3月期から2024年3月期にかけて売上が約4,200億円→5,600億円と大きく伸長しています。特に2024年3月期は6,700億円を超える純利益を計上し、過去最高益を記録しました。今後の業績見通し(2025年・2026年3月期)では売上・利益ともやや落ち着く予想ですが、それでも6,100億円規模の売上維持が見込まれています。

配当については、2023年3月期の年間配当が15円から、2024年3月期には22円まで増配。2025年・2026年3月期も22~24円の水準が予想されており、着実な株主還元姿勢がうかがえます。

財務・キャッシュフローの状況

関西ペイントの営業キャッシュフローは670億円と安定しています。設備投資は213億円減価償却費は179億円と、適切な投資が継続されており、将来の成長投資にも積極的です。研究開発費も90億円を投じており、製品イノベーションや新市場開拓に前向きな姿勢が見られます。

財務CFは-728億円と大型のマイナスですが、これは主に借入金の返済や配当支払いなどによるものです。現金等は709億円と手元資金も潤沢で、一定の財務余力は維持しています。自己資本比率は34.7%とやや低めですが、これは積極的なM&Aや海外拠点投資など成長ドライバーを意識した経営判断の結果と言えるでしょう。

今後の見通しと投資家へのメッセージ

今後も関西ペイントは「海外比率の高さ」と「自動車用塗料の強み」を活かし、新興国を中心とした成長が期待されます。特にインドやアジアでの自動車・建築用塗料の需要拡大が業績の牽引役となるでしょう。2026年3月期は営業増益見通しが立っており、引き続き海外展開の成果が注目されます。

一方で、トルコをはじめとしたインフレ会計や為替リスク、原材料価格の変動など、グローバル展開ならではのリスクも存在します。また、国内では構造改革や工場の新設・閉鎖など変化への対応力が求められる局面が続きそうです。

まとめると、成長とリスクが混在する攻めの経営が同社の大きな特徴です。中長期的なスタンスで、海外でのプレゼンス拡大をどう実現していくかが注目ポイントとなります。

かぶポスト的スコア

  • 🌱 成長性: 5/5
    インドをはじめとした海外事業が大きく伸長し、今後も高成長が期待できるため。
  • 🏛 財務健全性: 3/5
    自己資本比率がやや低め、有利子負債も一定規模だが、手元資金は十分に確保されているため。
  • 🎁 株主還元: 3/5
    増配傾向が続く一方、配当利回り・還元姿勢は同業平均的な水準。
🌟 総合評価:4/5

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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
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ひーくん

かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。