日本アクア(1429)は、住宅や建築物向けのウレタン断熱材を生産・施工する建設関連企業です。2004年設立と比較的若い会社ながら、独自の断熱材技術を強みとして、戸建住宅や建築物への断熱材導入で事業を拡大してきました。ヤマダホールディングス傘下ヒノキヤグループの子会社であり、住宅設備業界内での存在感を高めています。直近では、住宅の省エネ基準強化や断熱等級の引き上げなど、社会的なニーズの高まりを追い風に事業成長を続けています。
日本アクア(1429)―増配・高配当利回り&断熱材需要拡大が注目される建設株
株式データ
【銘柄名】日本アクア 【銘柄コード】1429 【上場】2013.12 【市場区分】東証プライム 【33業種区分】建設業 【17業種区分】建設・資材 【株価】747 円 【PER】11.51倍 【PBR】2.26倍 【EPS】64.9 【BPS】330.5 【配当利回り】4.69% 【配当性向】57.8% 【1株配当】35~40 【営業CF】-5.16億円 【投資CF】-3.38億円 【財務CF】10.84億円 【現金等】22.63億円 【自己資本比率】43.8% 【有利子負債】45.00億円 【時価総額】253億円 【ROE】18.5% 【ROA】7.6% 【公式サイト】https://www.n-aqua.jp/ 【株主優待】株主優待なし
株価・指標から見る日本アクアの注目ポイント
日本アクアの株価は747円、時価総額はおよそ253億円となっており、建設資材関連銘柄の中では中堅規模の位置づけです。配当利回りは約4.7%と高水準で、配当性向も50%台後半と株主還元に積極的な点が目立ちます。PER(株価収益率)は11.5倍、PBR(株価純資産倍率)は2.26倍と、やや割高感もありますが、直近の成長性や高いROE(18.5%)を考慮すれば妥当な水準とも言えます。
また、自己資本比率が43.8%と、建設業界としては標準的な水準。有利子負債は45億円ですが、現金等(22億円超)も確保しており、過度な財務リスクは感じられません。
業績推移と増配傾向
過去5年の業績を見てみると、売上高は2020年の2,200億円弱から2023年に2,800億円を突破、2024年には3,000億円を見込むなど、着実な成長を続けています。純利益も2021年の約95億円から2023年には200億円へ倍増、2025年以降も増益基調との予想が出ています。
配当も増配傾向が顕著で、2019年の17円から2023年には32円、2024年34円、そして2025年には35円~40円が予想されています。高配当利回りと増配傾向の両立は、個人投資家からの注目度を高めています。
強みと今後の注目ポイント
日本アクアの最大の強みは、住宅・建築物におけるウレタン断熱材の分野で確固たる地位を築いている点です。政府の省エネ政策や、住宅の断熱等級引き上げの流れにより、断熱材需要は今後も拡大が見込まれます。特に地域密着型の工務店にも販路が広がっており、住宅だけでなく大型建築物向けにも施工体制を強化しています。
ROEは18.5%と高水準で、効率的な経営を実現。さらに、従業員の増員や独立志向の職人育成など、現場力の強化も進行中です。原材料費の高止まりはリスクですが、販売価格への転嫁や施工体制の拡充により、利益率維持を図っています。
- 省エネ住宅・建築物向け断熱材市場の成長
- 高配当・増配姿勢の維持
- 施工人材の積極採用と技術力強化
財務とキャッシュフローの状況
財務面では、2023年度末時点で自己資本比率43.8%、現金等22億円、有利子負債45億円となっています。営業キャッシュフローは-5.1億円と一時的なマイナスですが、これは成長投資や運転資金増加、材料費負担などによるもので、投資CFも-3.3億円と積極的な設備投資が続いています。一方、財務CFは10.8億円のプラスとなり、資金調達や配当支払い、借入金返済がバランス良く行われています。
中長期的には、業績拡大に伴い現金創出力も改善する見通しです。負債水準も大きな問題はなく、財務健全性はおおむね維持されています。
今後の見通しと投資家へのメッセージ
日本アクアは、今後も住宅・建築物の省エネ化が進む中で、断熱材需要の拡大が期待されます。ただし、建設業界全体としては新設住宅着工数の動向や原材料費の変動、競合他社との人材獲得競争など、注意すべきリスクも存在します。高水準の配当利回りと増配姿勢は魅力ですが、利益成長が続くかどうかは、業界環境の変化に左右されやすい点も押さえておきましょう。
個人投資家にとっては、安定成長+高配当利回りという特徴が分かりやすく、長期保有銘柄としても候補に挙げやすい企業です。今後の決算や業績予想の動向、業界のトレンド変化には注目を続けると良いでしょう。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 4/5断熱材市場の拡大と増収増益トレンドが継続しているため。
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🏛 財務健全性: 3/5借入金はあるが自己資本比率や資金繰りに大きな懸念はないため。
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🎁 株主還元: 5/5高配当利回りと着実な増配傾向が評価できるため。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
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企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


