東レ(3402)株価・配当まとめ│安定配当と堅実成長の繊維企業【2025年5月最新】

銘柄分析
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東レ(3402)―炭素繊維・水処理膜で世界シェア拡大、低PBRに注目の素材大手

東レは、日本が世界に誇る総合化学メーカーの一つとして、繊維や高機能樹脂、炭素繊維複合材といった多彩な素材を手がけています。特に航空機や自動車向けの炭素繊維では世界トップクラスのシェアを持ち、機能性繊維や環境・エネルギー分野の成長も著しい大企業です。1926年創業以来、その研究開発力とグローバル展開で持続的な成長を続けています。

近年は、カーボンニュートラル・EV化の流れを受けて、炭素繊維や水処理膜、電子材料など新たな成長分野への注力が顕著です。一方、総合素材メーカーとしての伝統的な繊維事業も、衣料やエアバッグ、医療・ヘルスケア用途まで広く展開。海外売上比率が60%を超えるなど、真のグローバル企業としての地位を築いています。

株式データ

【銘柄名】東レ
【銘柄コード】3402
【上場】1949.5
【市場区分】東証プライム
【33業種区分】繊維製品
【17業種区分】素材・化学
【株価】959.2 円
【PER】17.04倍
【PBR】0.89倍
【EPS】56.3
【BPS】1,077.77
【配当利回り】1.88%
【配当性向】32.9%
【1株配当】18~19
【営業CF】1,856億円
【投資CF】-1,209億円
【財務CF】-703億円
【現金等】2,358億円
【自己資本比率】51.3%
【有利子負債】8,821.41億円
【時価総額】16,243億円
【ROE】1.3%
【ROA】0.6%
【公式サイト】https://www.toray.co.jp/
【株主優待】株主優待なし

注目ポイント:PBR1倍割れ・世界トップクラスの炭素繊維事業

東レ(3402)の株価指標を見ると、PBR0.89倍と1倍を下回っており、資産価値に対して市場評価がやや割安な水準といえます。自己資本比率は51.3%と堅実。時価総額は1兆6,243億円で、繊維・化学業界でも上位に位置します。

一方で、ROE(自己資本利益率)は1.3%ROA(総資産利益率)は0.6%と収益性はやや控えめです。これは近年の純利益の変動や、原材料費高騰・為替変動の影響も背景にあります。ただし、航空機向け炭素繊維やEV関連素材など、今後の収益成長が期待できる分野の比率が高まっているのもポイントです。

  • 炭素繊維複合材:航空機・自動車・産業用途で世界シェア首位級
  • 水処理膜:世界中の水インフラ需要を背景に着実に拡大
  • 繊維事業:エアバッグ・高機能衣料など安定収益源
  • 研究開発費:年間約700億円と、素材メーカーとして高水準

初心者向け:東レ株の特徴と注目点

東レは、「素材」と「化学」を軸に多角化した巨大企業です。売上の約4割が繊維、3割強が機能化成品(エンジニアリングプラスチックやフィルム)、1割強が炭素繊維というバランス。炭素繊維は航空機やEV、再生可能エネルギー向けなど成長余地が大きい分野で、世界トップシェアを誇ります。

また、同社の特徴として海外売上比率が60%超と高い点も見逃せません。グローバル展開によって為替や海外経済の影響を受けやすい一方、世界の成長市場で稼ぐ力も強みです。近年は水処理膜や半導体材料など新分野へのR&D投資も積極的。安定感と成長性のバランスに優れた素材株として注目されています。

株主優待制度はありませんが、配当は安定傾向。2025年3月期は年18~19円の予想配当で、配当利回りは1.8%前後です。

財務・キャッシュフロー解説

東レの財務は、自己資本比率51.3%と大手素材メーカーとしては標準的な水準。有利子負債は8,821億円ですが、現金等も2,358億円保有し、キャッシュフローの安定感も見られます。営業キャッシュフローが1,856億円、投資キャッシュフローが-1,209億円と、積極的な設備投資・研究開発を続けながらも資金繰りには余裕があります。

2022年~2024年の業績推移を見ると、売上高は2兆2,000億~2兆5,000億円台で推移。2024年3月期の純利益は218億円と一時的に減少しましたが、2025年3月期以降は880億円(予想)、2026年3月期には1,000億円(予想)と大幅な回復が見込まれています。

今後の見通しと投資家への中立的メッセージ

東レは、炭素繊維や水処理膜などグローバルな成長分野で確固たる競争力を持つ一方、伝統的な繊維や機能化成品も安定した収益基盤となっています。原材料高や為替変動といったリスクはあるものの、2025年3月期以降の利益回復見通しや、研究開発の積極投資は長期的な成長期待につながります。

一方で、PBRが1倍を下回るなど株価の低迷が続きやすい点や、配当利回りがやや物足りない点は慎重な見極めが必要です。大きな減益局面でも財務の安定感があり、長期的な視点で「素材の未来」に投資したい人には注目の一角といえるでしょう。

かぶポスト的スコア

  • 🌱 成長性: 5/5
    炭素繊維や水処理膜など世界成長市場でのポテンシャルが極めて高い。
  • 🏛 財務健全性: 4/5
    自己資本比率・キャッシュフローともに安定しており、資金繰りの懸念は小さい。
  • 🎁 株主還元: 2/5
    配当利回り・株主優待ともに控えめで、還元力は限定的。
🌟 総合評価:4/5

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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
掲載内容については正確性・完全性に配慮しておりますが、その保証をするものではありません。また、記載内容は元情報提供者の見解や推奨を示すものではなく、リアルタイムで更新されるものでもありません。
企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。

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ひーくん

かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。