日産自動車(7201)―大幅赤字予想と株主優待、業績回復の行方に注目
日産自動車は、日本を代表する自動車メーカーであり、グローバルに展開する大手企業のひとつです。近年は電動化や海外販売強化などを掲げる一方、経営・業績面での厳しさも指摘されています。2024年度以降は大幅赤字予想など、波乱含みの見通しが続いており、株主優待や指標面での割安感、そして今後の再成長に注目が集まっています。
株式データ
【銘柄名】日産自動車 【銘柄コード】7201 【上場】1951.1 【市場区分】東証プライム 【33業種区分】輸送用機器 【17業種区分】自動車・輸送機 【株価】338.1 円 【PER】--倍 【PBR】0.21倍 【EPS】-207.6 【BPS】1,578.42 【配当利回り】0% 【配当性向】データなし 【1株配当】0 【営業CF】9,608億円 【投資CF】-8,126億円 【財務CF】-1,315億円 【現金等】21,262億円 【自己資本比率】28.5% 【有利子負債】85752.62億円 【時価総額】15,973億円 【ROE】7.7% 【ROA】2.1% 【公式サイト】https://www.nissan.co.jp/ 【株主優待】 権利確定月:3月 9月 権利付最終日:次回:2025/09/26 前回:2025/03/27 新車購入特典(100株以上保有で、日産車新車購入時に10,000円相当、紹介した場合は株主・購入者それぞれに5,000円相当のデジタルカタログギフトを贈呈)
割安な株価指標と注目点
日産自動車の株価は338.1円(2024年6月時点)と、国内自動車大手のなかでも手ごろな水準です。PBRは0.21倍と、純資産に対してかなり割安な評価となっています。自己資本比率は28.5%、ROEは7.7%と数字上は一定水準ですが、PER(株価収益率)はマイナスで、EPS(1株利益)もマイナスとなっています。これは直近の業績悪化や2025年3月期に赤字転落予想が出ていることが影響しています。
配当利回りは現状0%ですが、過去には年間15円程度の配当実績があり、業績回復次第で復配の可能性も残されています。なお、株主優待としては日産車購入時に使える特典(デジタルカタログギフト)が用意されている点も特徴です。自動車購入予定がある方や家族・知人が日産車を検討している場合、活用の幅が広がります。
日産自動車の注目ポイントをやさしく解説
- 大幅赤字予想:2025年3月期は純利益が800億円の赤字見通し。北米や中国での販売不振、コスト増加、希望退職による特別損失などが響いています。
- 販売台数の縮小:世界販売は340万台と、コロナ禍前よりも低水準。北米や中国での競争激化が影響しています。
- 固定費削減や構造改革:人件費や工場閉鎖など、コスト管理を強化している段階です。
- 電動化戦略:2030年代早期には主要市場の全新型車を電動車にする計画。今後の成長ドライバーとして注目されています。
- 株主優待の活用:新車購入予定がある株主には使い道がある優待内容。
日産は、ルノー・三菱自動車とのアライアンスを活かしたグローバル展開力が強みですが、直近は業績の波が大きく、安定感に課題があります。電動化やコスト削減策が今後どこまで実を結ぶのかが最大の焦点です。
財務・キャッシュフローの現状
2024年3月期の売上高は12兆6,857億円、純利益は4,266億円と大幅増益でしたが、2025年3月期は売上高が12兆5,000億円、純損失800億円の赤字予想となっています。
営業キャッシュフローは9,608億円、現金等は2兆1,262億円と、流動性自体は十分。ただし、有利子負債は8兆5,753億円にのぼり、財務負担が重い点はリスクです。自己資本比率も28.5%と低めで、財務健全性には課題が残ります。
設備投資は4,861億円、研究開発費は6,099億円と、今後の成長に向けた投資は活発です。しかし、現時点では十分なリターンを生み出せていません。
今後の見通しと投資家へのメッセージ
2025年3月期は大幅赤字予想となりましたが、これは北米や中国市場での販売不振、コスト増、特別損失の影響が大きいです。今後は固定費削減や構造改革の進展、電動化モデルの拡充がどこまで回復につながるかが鍵です。
短期的には厳しい局面が続きそうですが、業績の底打ちや中長期の再成長シナリオが見えてくれば、現在の割安なPBRや優待制度を評価する声も増えるかもしれません。
一方で、財務リスクや競争環境の激しさ、構造改革の遅れが足かせになる可能性もあるため、リスク面にも十分注意が必要です。自動車業界自体が大きな転換点に差し掛かるなか、日産自動車がどのように再浮上するか、中立的な視点で見守りたい銘柄です。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 2/5赤字予想や販売台数減少など厳しい局面が続いており、成長性は限定的。
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🏛 財務健全性: 2/5有利子負債が重く、自己資本比率も低水準なため財務リスクが残る。
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🎁 株主還元: 3/5配当は停止中だが、優待制度は特徴的で、復配余地もゼロではない。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
掲載内容については正確性・完全性に配慮しておりますが、その保証をするものではありません。また、記載内容は元情報提供者の見解や推奨を示すものではなく、リアルタイムで更新されるものでもありません。
企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


