野村総合研究所(4307)―連続増配と国内IT需要で注目のDXソリューション大手
野村総合研究所(NRI)は、国内トップクラスのITコンサルティング&ソリューション企業です。野村證券系の強みを活かし、特に金融・流通業界を中心に幅広い顧客基盤を持つのが特徴です。金融IT分野での圧倒的な実績に加え、産業向けのデジタルトランスフォーメーション(DX)需要取り込みが加速しており、近年は連続増配や高い成長性でも注目を集めています。
株式データ
【銘柄名】野村総合研究所 【銘柄コード】4307 【上場】2001.12 【市場区分】東証プライム 【33業種区分】情報・通信業 【17業種区分】情報通信・サービスその他 【株価】5,997 円 【PER】32.99倍 【PBR】7.9倍 【EPS】181.8 【BPS】758.67 【配当利回り】1.23% 【配当性向】40.7% 【1株配当】74 【営業CF】1,422億円 【投資CF】-534億円 【財務CF】-475億円 【現金等】1,739億円 【自己資本比率】47.8% 【有利子負債】2,472.19億円 【時価総額】30,538億円 【ROE】19.9% 【ROA】8.6% 【公式サイト】https://www.nri.com/jp/ 【株主優待】株主優待なし
株価・指標で見る野村総研の注目ポイント
直近の株価は5,997円で推移しており、時価総額は3兆円超に達しています。PER(株価収益率)は32.99倍、PBR(株価純資産倍率)は7.9倍と、いずれも業界平均や市場全体と比べて高水準です。これは、安定した成長性や高い収益性、そして今後のDX需要への期待感が市場で評価されていることを示しています。
ROE(自己資本利益率)は19.9%と非常に高く、効率的に利益を生み出している点も特徴的です。配当利回りは1.23%とやや低めですが、配当性向は40%を超えており、利益成長に応じて配当も着実に増やしています。株主優待制度はありませんが、配当による株主還元姿勢は明確です。
着実な増収増益と連続増配 ― 初心者にも分かりやすい注目ポイント
野村総合研究所の最大の魅力は、安定した増収増益基調と連続増配にあります。主力の金融・流通IT分野での強みや、国内産業向けのDX需要の高まりが追い風となり、売上・利益ともに着実に拡大しています。直近の決算でも、2024年3月期の売上高は7,365億円(前年比+6.4%)、純利益は796億円(前年比+4.4%)と堅調な伸びを見せました。
また、配当も年々増加傾向です。2023年3月期の年間配当は47円、2024年3月期は58円へ増配、2025年3月期は64円(予想)と、今後も増配基調が続く見通しです。IT業界の中では比較的安定感が強い銘柄で、長期的な資産形成を目指す投資家にも親しみやすい企業といえるでしょう。
- 金融IT・産業ITの両輪で成長
- 連続増配・配当性向も40%超で安定感
- 自己資本比率約48%で財務も健全
- 海外展開はやや苦戦も、国内需要が強い
財務・キャッシュフローの健全性と業績推移
野村総研は、総資産約8,854億円、自己資本比率47.8%と、IT業界の中でも高い財務健全性を誇ります。有利子負債も2,472億円と、資産規模に対して過度なレバレッジはかけていません。営業キャッシュフローは1,422億円と安定しており、投資や配当の原資もしっかり確保できています。
ここで、近年の売上高と純利益、配当の推移をグラフでご覧ください。
グラフでも分かる通り、売上高は2022年3月期の6,116億円から、2026年3月期予想では8,200億円まで拡大見通しです。純利益も右肩上がりで、配当も年々増加しています。設備投資や研究開発にも積極的で、2024年3月期はそれぞれ567億円、53億円を投じています。
今後の見通しと投資家へのメッセージ
今後も国内のDX需要は強く、金融・流通業界向けを中心に堅調な案件獲得が続くと見込まれます。特に、産業向けIT事業では製造や運輸、不動産など幅広い業種に顧客が拡大しており、顧客数・案件規模ともに成長が期待できます。一方で、海外事業の回復にはやや時間がかかる見通しで、海外展開の進捗が今後のリスク要素となるでしょう。
株価は高水準ですが、高い利益率と配当増加による株主還元、健全な財務基盤を備えているため、長期投資や安定志向の投資家にも注目されやすい銘柄です。ただし、PER・PBRの高さには割安感が乏しい面もあり、今後の成長持続力や海外での巻き返しに目を向けておく必要があります。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 5/5国内IT需要とDX案件の拡大を背景に、今後も安定成長が期待できるため。
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🏛 財務健全性: 4/5自己資本比率が高く、有利子負債も適正水準に抑えられているため。
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🎁 株主還元: 2/5配当は増加しているが、利回りはまだ低めで株主優待もないため。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
掲載内容については正確性・完全性に配慮しておりますが、その保証をするものではありません。また、記載内容は元情報提供者の見解や推奨を示すものではなく、リアルタイムで更新されるものでもありません。
企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


