三菱重工業(7011)―ガスタービン好調・防衛事業も拡大、増益・増収トレンドに注目
三菱重工業は、日本を代表する総合重機メーカーとして、エネルギー、プラント・インフラ、物流・冷熱・ドライブシステム、航空・防衛・宇宙など多岐にわたる事業を展開しています。近年はガスタービンの受注拡大や防衛関連の需要増加を背景に業績が向上しており、2024年3月期には純利益が過去最高を記録しています。また、円安の追い風や北米・中東市場での受注好調もあり、今後の成長性が注目されています。
株式データ
【銘柄名】三菱重工業 【銘柄コード】7011 【上場】1950.5 【市場区分】東証プライム 【33業種区分】機械 【17業種区分】機械 【株価】2,791.5 円 【PER】39.04倍 【PBR】4.16倍 【EPS】71.5 【BPS】671.75 【配当利回り】0.79% 【配当性向】30.8% 【1株配当】22 【営業CF】3,311億円 【投資CF】-1,310億円 【財務CF】-1,589億円 【現金等】4,312億円 【自己資本比率】34.2% 【有利子負債】15000.71億円 【時価総額】68,822億円 【ROE】11.1% 【ROA】3.5% 【公式サイト】https://www.mhi.com/jp/ 【株主優待】株主優待なし
株価・指標から見る三菱重工業の注目点
三菱重工業の株価は2,791.5円、時価総額は約6.8兆円と、国内機械業界で最大規模を誇ります。PER(株価収益率)は39.04倍とやや高めですが、これは将来の成長期待や特需を織り込んだ水準ともいえます。PBR(株価純資産倍率)は4.16倍と割高感も見られますが、自己資本比率は34.2%と一定の財務健全性を保っています。
ROE(自己資本利益率)は11.1%と、資本効率の面でも日本の大手製造業としては良好な数値です。配当利回りは0.79%と低水準ですが、配当性向は30.8%で利益成長に応じた配当も期待できます。
業績推移と事業の特徴―ガスタービン、防衛、インフラで収益源を多角化
三菱重工業は、エネルギー(発電用ガスタービンなど)、航空・防衛・宇宙、物流・冷熱・ドライブシステム、プラント・インフラといった幅広い事業ポートフォリオを持っています。特に近年はガスタービンや防衛分野での受注が好調で、増収増益のトレンドが続いています。以下は過去数年の売上高・純利益の主な推移です。
- 2022年3月期:売上高 3兆8,603億円、純利益 1,135億円
- 2023年3月期:売上高 4兆2,028億円、純利益 1,305億円
- 2024年3月期:売上高 4兆6,571億円、純利益 2,220億円(過去最高)
- 2025年3月期(予想):売上高 5兆円、純利益 2,400億円
- 2026年3月期(予想):売上高 5兆3,000億円、純利益 2,700億円
2024年3月期はガスタービンや民間航空機、防衛関連の需要が追い風となり、大幅な増益を達成しました。今後も北米・中東のエネルギー関連や防衛事業の拡大が期待されています。
財務・キャッシュフロー分析―投資と成長のバランス
三菱重工業の財務状況を見ると、自己資本比率は34.2%とやや低めですが、総資産規模が大きく、有利子負債は1兆5,000億円台です。営業キャッシュフローは3,311億円にのぼり、本業でしっかり現金を稼いでいる点が特徴です。投資キャッシュフローは-1,310億円と、積極的な設備投資や研究開発を継続しています。
現金及び現金同等物は4,312億円と潤沢。直近の設備投資は2,004億円、減価償却費は1,501億円、研究開発費は1,783億円と、大型のプロジェクトや次世代技術の開発にも力を入れている様子がうかがえます。
今後の見通しと投資家へのメッセージ
三菱重工業は、世界的なエネルギー転換の波や防衛分野の需要増加、円安の恩恵を受けて、今後も着実な成長が期待されています。特にガスタービンや航空・防衛分野の受注拡大が収益面で大きなプラスとなるでしょう。一方で、設備投資や研究開発への積極投資、巨額の有利子負債、グローバルな景気変動によるリスクも存在します。配当利回りは高くないため、インカムゲインよりも中長期的な事業成長に期待する投資家向けの銘柄といえます。
総合的に見ると、事業ポートフォリオの多角化とグローバル展開による安定感が強みですが、今後の成長加速や財務体質の改善、株主還元策の充実も引き続き注視したいポイントです。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 3/5ガスタービンや防衛分野の伸長で増収増益が続いているが、更なる成長には新規分野の開拓が課題。
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🏛 財務健全性: 3/5安定した営業CFと現金水準は評価できるが、有利子負債の規模は依然大きい。
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🎁 株主還元: 1/5配当利回りは低く、株主還元策の充実には今後の改善余地がある。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
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なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


