ホーブ(1382)は北海道に本社を置き、自社開発のいちご品種や青果を中心に、洋菓子メーカーなどへ果実を卸している企業です。主力のいちご事業に加え、種馬鈴薯や運送なども手掛けています。近年は、節約志向や取引先での使用量減少の影響を受けつつも、百貨店・通販向けギフト分野や西日本地区での供給が堅調に推移。また、海外からのいちご輸入や、新たな調達先の開拓など、安定供給体制の強化にも積極的です。少人数精鋭の経営体制で、業界内でもユニークな存在感を放っています。
ホーブ(1382)―安定配当といちご事業の再成長に期待、食品業界の小型株に注目
株式データ
【銘柄名】ホーブ 【銘柄コード】1382 【上場】2005.8 【市場区分】東証スタンダード 【33業種区分】水産・農林業 【17業種区分】食品 【株価】1,748 円 【PER】33.3倍 【PBR】1.77倍 【EPS】52.5 【BPS】990.19 【配当利回り】2.86% 【配当性向】95.2% 【1株配当】50 【営業CF】-1.59億円 【投資CF】-0.24億円 【財務CF】-0.41億円 【現金等】3.51億円 【自己資本比率】50.6% 【有利子負債】2.05億円 【時価総額】13.6億円 【ROE】2.6% 【ROA】1.8% 【公式サイト】https://hob.co.jp/ 【株主優待】株主優待なし
株価・指標から見るホーブの特徴
ホーブの株価は1,700円台で、時価総額はおよそ13億円と、東証スタンダード市場の中でも小型株に位置付けられます。PER(株価収益率)は33倍台とやや高めですが、これは底堅い配当や将来的な収益回復期待が株価に織り込まれているためと考えられます。PBR(株価純資産倍率)1.8倍前後は食品業界の中小銘柄としては標準的な水準です。
配当利回りは2.8%と、安定した配当政策が続いています。配当性向は95%とかなり高く、利益の多くを株主に還元していることが分かります。EPS(1株利益)は52円台、BPS(1株純資産)は990円台であり、自己資本比率も50%超と財務の安定感も見られます。
業績推移とセクターの注目ポイント
売上高は2020年6月期の32億円台から直近では25億円前後にやや減少しています。主力のいちご事業は、近年の消費者の節約志向や洋菓子メーカーでの使用量減少の影響を受けたものの、西日本地区での販売やギフト向け高採算品の拡大が下支えとなりました。2026年6月期には売上回復も予想されており、会社側も数量確保や調達体制強化に取り組んでいます。
- 主力のいちご事業はギフト・業務用両面で安定供給を目指し、海外調達も強化
- 馬鈴薯(じゃがいも)事業も、価格改定による採算改善が進行
- 従業員数は40名台と少人数で、効率的な経営が特徴
- 配当は2022年6月期以降50円水準で安定
営業利益・純利益は、2022年6月期に純利益1.4億円台と過去最高を記録。その後はやや減益傾向ですが、2026年6月期には純利益5,000万円への回復が会社側で見込まれています。収益の安定感を重視する投資家には比較的分かりやすい業績推移と言えるでしょう。
ホーブの財務・キャッシュフローをチェック
現金および現金同等物は3.5億円、自己資本比率は50.6%と、食品卸の中小企業としては標準的な水準です。有利子負債は2億円台で健全に管理されています。一方、営業キャッシュフローは直近でマイナス1.6億円となっており、売掛金の回収タイミングや在庫投資など季節要因の影響が出やすい点も特徴です。
設備投資や研究開発投資はそれぞれ年間数千万円規模と控えめですが、これは業態の安定性と、急激な拡大ではなく着実な経営を重視している姿勢の現れとも受け取れます。資本構成もバランスが取れており、自己資本(資本金+利益剰余金)も7億円台。金融機関からの借入も複数行と分散管理されています。
今後の見通しと投資家へのメッセージ
ホーブは、小規模ながらも食品流通の安定供給体制を築き、特にいちご(生果・青果)分野で独自の強みを持ちます。近年は消費トレンドの変化や仕入先・販売先の動向に揺れつつも、新たな市場・調達先開拓や海外輸入を活用し、リスク分散と収益基盤の強化を進めています。配当は当面50円水準で維持見込みで、配当重視の方にも一定の魅力があります。
一方、業績の安定度は市場環境や天候、取引先の動向に左右されやすい側面も。営業キャッシュフローがマイナスになる期もあり、成長余地と同時に経営の柔軟性やリスク対応力も問われる点には注意が必要です。中長期での収益安定化に向けた経営施策や、市場での存在感アップに今後も注目したい銘柄です。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 4/5新規調達先の開拓やギフト需要拡大など、回復余地が見込まれるため。
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🏛 財務健全性: 3/5自己資本比率は高水準だが、営業CFがマイナスの期もあり注意が必要。
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🎁 株主還元: 3/5配当は安定しているが、配当性向が高く持続性にやや課題も。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
掲載内容については正確性・完全性に配慮しておりますが、その保証をするものではありません。また、記載内容は元情報提供者の見解や推奨を示すものではなく、リアルタイムで更新されるものでもありません。
企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


