アステラス製薬(4503)株価・配当まとめ│安定成長が続く医薬品業界の注目企業【2025年5月最新】

銘柄分析
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アステラス製薬(4503)―大型減損の逆風と増配方針、今なぜ注目度が高いか

アステラス製薬は、国内医薬品業界で第2位の売上規模を誇る大手企業です。がん領域を中心に高い研究開発力をもち、世界市場でも存在感を発揮しています。2024年3月期には大型減損や業績急落という逆風に直面した一方、主力製品の成長や増配方針が掲げられるなど、投資家の関心が集まる局面となっています。本記事では、直近の業績推移や配当、財務の健全性、今後の見通しまで、初心者にもわかりやすく解説します。

株式データ

【銘柄名】アステラス製薬
【銘柄コード】4503
【上場】1949.5
【市場区分】東証プライム
【33業種区分】医薬品
【17業種区分】医薬品
【株価】1,431.5 円
【PER】19.72倍
【PBR】1.69倍
【EPS】72.6
【BPS】845.25
【配当利回り】5.45%
【配当性向】107.4%
【1株配当】78
【営業CF】1,724億円
【投資CF】-8,458億円
【財務CF】6,140億円
【現金等】3,356億円
【自己資本比率】43.3%
【有利子負債】9,153.64億円
【時価総額】26,945億円
【ROE】1.1%
【ROA】0.5%
【公式サイト】https://www.astellas.com/jp/
【株主優待】株主優待なし

株価・指標から見るアステラス製薬の注目点

アステラス製薬の株価は1,431.5円、時価総額は約2.7兆円と業界内でもトップクラスの規模です。PER(株価収益率)は約20倍PBRは1.69倍と、同業他社と比較して標準的な水準となっています。配当利回りは5.45%と高水準ですが、2024年3月期の減損による純利益大幅減少により配当性向は100%を超えています。今後の業績回復を前提とした増配方針が示されているものの、利益水準が低い間は高配当利回りが維持できるかどうかは注視が必要です。

  • ROEは1.1%、ROAは0.5%と低水準。2024年3月期の大幅減損が主因。
  • 現金等は3,356億円、自己資本比率43.3%と財務基盤は安定。
  • 有利子負債は9,153億円とやや重めだが、総資産に対して過剰な水準ではない。

業績推移と今期の特徴

直近3期の売上高は1兆2,961億円(2022年3月期)→ 1兆5,186億円(2023年3月期)→ 1兆6,037億円(2024年3月期)と着実な成長を見せています。一方で、純利益は2024年3月期に急減し170億円にとどまりました。これは、加齢黄斑変性治療薬『アイザーヴェイ』の欧州販売承認見送りによる約1,800億円の減損が響いたためです。

2025年3月期の会社予想では、売上高は1兆9,000億円、純利益は140億円とやや持ち直す見通しです。2026年3月期には売上高2兆円、純利益1,400億円と大幅回復を見込んでいますが、減損影響の一巡と主力がん治療薬の伸長がカギとなります。

配当政策と株主還元の特徴

アステラス製薬は安定配当・連続増配方針を掲げており、2023年3月期の1株配当は70円、2024年3月期は72円(中間35円+期末37円)となりました。2025年3月期・2026年3月期も1株あたり37~43円と横ばい~増加傾向を見込んでいます。

ただし、2024年3月期は利益急減で配当性向が100%超となりました。今後は業績が回復すれば配当性向は一定水準に戻る見込みです。株主優待制度はありませんが、高配当利回りが魅力となっています。

財務・キャッシュフローの状況

財務面では、自己資本比率43.3%とバランスの取れた水準です。現金及び現金同等物は3,356億円と潤沢で、有利子負債も資産規模に対してコントロールされています。営業キャッシュフローは1,724億円と安定していますが、2024年3月期は大型減損や開発費の増加により投資キャッシュフローが-8,458億円と大きくマイナスとなりました。ファイナンス活動による資金調達(財務CF)は6,140億円となっています。

  • 研究開発費は2,941億円と業界内でも高水準。
  • 設備投資規模も354億円で、継続的な成長投資を実施。
  • 減価償却費は1,578億円と、資産の償却も着実。

今後の見通しと投資家へのポイント

アステラス製薬は、がん治療薬『イクスタンジ』や『パドセブ』などの主力品が引き続き成長をけん引しています。一方で、2024年3月期は大型減損の影響を受けて純利益が大幅に減少しました。これによりPERや配当性向が一時的に高くなっていますが、2026年3月期以降は利益が回復し、財務体質も引き続き安定が見込まれます。

リスク要因としては、今後の新薬開発成否や大型減損の再発、海外事業環境の変化などが挙げられます。一方で、世界的にも高齢化が進む中、医薬品需要は底堅いため、長期的には安定成長が期待されます。高配当利回りや財務健全性を重視する投資家にとっては、注目に値する銘柄です。

かぶポスト的スコア

  • 🌱 成長性: 2/5
    大型減損による利益急減で短期的な成長性は限定的。
  • 🏛 財務健全性: 4/5
    自己資本比率・現金等ともに安定しており、財務リスクは低い。
  • 🎁 株主還元: 3/5
    高配当利回りを維持するも、利益水準によっては今後調整の可能性も。
🌟 総合評価:3/5

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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
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企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。

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ひーくん

かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。