ファナック(6954)株価・配当まとめ│5年連続増益と配当性向60%の安定成長企業【2025年5月最新】

銘柄分析
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ファナック(6954)―高配当×無借金経営、ロボットとFAで世界首位の魅力に迫る

ファナックは、山梨県に本社を置く世界最大級の産業用ロボット・FA(ファクトリーオートメーション)メーカーです。特に工作機械用のNC装置(数値制御装置)では世界トップシェアを誇り、ロボット分野でもグローバルに高いプレゼンスを持っています。自動車や電機など幅広い産業の自動化ニーズを背景に、国内外で幅広く事業を展開。時価総額は4兆円を超え、東証プライム市場でも屈指の大型株として知られています。

無借金経営・超高い自己資本比率という圧倒的な財務健全性と、業界をリードする技術力、そして配当性向60%の株主還元方針が特徴です。今回は、最新の業績推移や株価・指標、財務内容をもとに、ファナックの注目ポイントやリスク、今後の展望までをわかりやすく解説します。

株式データ

【銘柄名】ファナック
【銘柄コード】6954
【上場】1976.11
【市場区分】東証プライム
【33業種区分】電気機器
【17業種区分】電機・精密
【株価】3,652 円
【PER】21.15倍
【PBR】1.98倍
【EPS】172.7
【BPS】1,847.86
【配当利回り】2.84%
【配当性向】60.0%
【1株配当】103.62
【営業CF】1,717億円
【投資CF】-135億円
【財務CF】-1,225億円
【現金等】5,268億円
【自己資本比率】88.1%
【有利子負債】0.00億円
【時価総額】44,624億円
【ROE】8.0%
【ROA】6.9%
【公式サイト】https://www.fanuc.co.jp/
【株主優待】株主優待なし

注目ポイント:高い配当性向と財務の強さが際立つ

まず注目したいのは、配当性向60%という明確な株主還元方針です。2024年3月期の1株配当は87.39円(中間43.88円+期末43.51円)、2025年3月期の予想配当は95.65円(中間46.15円+期末49.5円)が見込まれています。直近の配当利回りは2.8%台と、業界平均と比べても高い水準です。

また、自己資本比率88.1%有利子負債ゼロという抜群の財務健全性も大きな特徴。現預金は5,268億円、時価総額は4.4兆円超となっており、景気変動時にも盤石な体力を誇ります。高収益・高効率経営の象徴として、ROEは8.0%、ROAも6.9%と安定した利益体質です。

各指標から見るファナックの特徴

  • PER(株価収益率):21.15倍。電機業界ではやや高めですが、グローバル競合と比較すると成長期待も織り込まれています。
  • PBR(株価純資産倍率):1.98倍。純資産の2倍弱で取引されており、財務の厚みが評価されています。
  • 営業キャッシュフロー:1,717億円と潤沢。投資CF(-135億円)や財務CF(-1,225億円)からも、内部資金での成長・還元を重視した経営姿勢が伺えます。
  • 研究開発費:498億円、設備投資524億円と、先端分野への積極投資も目立ちます。

業績推移と分野別の特徴

ファナックの主力はロボット、FA、ロボマシンの3本柱。ロボット事業は売上の約半分を占め、欧米・中国自動車産業向けの投資動向に左右されやすい一方、FA(工場自動化)やロボマシンはIT分野や一般産業向け需要が下支えしています。2024年3月期は、世界的な自動車投資の一服や中国景気の減速が逆風となり、売上・利益ともにやや減少しました。

2024年3月期の売上高は7,952億円(前期比-6.6%)純利益は1,331億円(前期比-22%)と減益でしたが、2025年3月期は売上7,920億円・純利益1,410億円と回復基調の予想。2026年3月期には売上8,440億円・純利益1,612億円と、再び成長軌道に乗る見通しです。

ファナックの今後の見通し―自動化需要とグローバルシェアに注目

今後の注目は、グローバルな自動化需要の高まりと、ロボット・FA分野でのさらなるシェア拡大です。半導体やEV(電気自動車)、医療・食品など、幅広い産業で自動化ニーズが拡大中。ファナックは新製品も積極投入しており、800kg可搬の大型ロボットやギガキャスト対応製品も話題です。

一方で、欧米・中国の景気減速や自動車産業の投資動向には引き続き注意が必要です。為替変動・地政学リスクも、グローバル企業ゆえのリスク要因となります。短期的には業績の波が大きいものの、中長期では「世界の工場自動化」を支える成長企業として、引き続き注目されるでしょう。

ファナックに関心を持つ投資家へ―チャンスとリスクをやさしく解説

  • チャンス: 世界的な自動化・省人化ニーズの拡大や、工場のスマート化トレンドは追い風。高い技術力・無借金経営・厚い現預金は、景気逆風時にも強みとなります。
  • リスク: 世界景気や自動車産業の設備投資動向に業績が左右されやすい点、また為替や国際情勢の影響も受けやすい点には注意が必要です。
  • 初心者への補足: ファナックは配当性向が高く、財務も極めて健全ですが、景気の波による業績変動が大きい「循環株」の一面もあります。長期でじっくり成長を見守りたい投資家向きの銘柄です。

かぶポスト的スコア

  • 🌱 成長性: 5/5
    グローバルな自動化需要の拡大と高い技術力で、今後も安定成長が期待できるため。
  • 🏛 財務健全性: 5/5
    自己資本比率88%・有利子負債ゼロ・現預金も豊富で、国内有数の超健全財務といえるため。
  • 🎁 株主還元: 3/5
    配当性向60%と高いが、株主優待や増配ペースは控えめであり、総合的には平均的な評価。
🌟 総合評価:4/5

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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
掲載内容については正確性・完全性に配慮しておりますが、その保証をするものではありません。また、記載内容は元情報提供者の見解や推奨を示すものではなく、リアルタイムで更新されるものでもありません。
企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。

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ひーくん

かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。