マツキヨココカラ&カンパニー(3088)―化粧品・PB強化と都市集中戦略で注目、株主優待も魅力のドラッグストア最大手
マツキヨココカラ&カンパニー(3088)は、全国に3,000店舗超を展開し業界首位を誇るドラッグストアグループです。都市型店舗を中心に、化粧品やプライベートブランド(PB)商品、調剤薬局の強化を進めています。2021年にココカラファインと経営統合を果たし、規模・収益力ともに国内最大級となりました。高い成長性と安定した財務基盤を武器に、人口減少時代を見据えた都市集中型の出店やEC(電子商取引)にも注力し、ドラッグストア業界の新たなスタンダードを目指しています。毎年3月・9月の株主優待も個人投資家から人気です。
株式データ
【銘柄名】マツキヨココカラ&カンパニー 【銘柄コード】3088 【上場】2007.10 【市場区分】東証プライム 【33業種区分】小売業 【17業種区分】小売 【株価】2,680 円 【PER】20.41倍 【PBR】2.16倍 【EPS】131.3 【BPS】1,240.14 【配当利回り】1.57% 【配当性向】32.0% 【1株配当】42 【営業CF】635億円 【投資CF】-227億円 【財務CF】-182億円 【現金等】1,177億円 【自己資本比率】70.7% 【有利子負債】194.16億円 【時価総額】9,955億円 【ROE】10.5% 【ROA】7.2% 【公式サイト】https://www.matsukiyococokara.com/ 【株主優待】 権利確定月:3月 9月 権利付最終日:次回:2025/09/26 前回:2025/03/27 ・100株以上:自社グループ店舗やECサイトで使えるポイント2,000円相当付与(年2回) ・500株以上:同3,000円相当 ・1,000株以上:同5,000円相当 ※いずれも社会貢献団体への寄付への切り替えも選択可
株価・指標から見た注目ポイント
現在の株価は2,680円、時価総額は約1兆円弱と、ドラッグストア業界トップの規模です。PER(株価収益率)は20倍強で、成長期待が株価に織り込まれている水準。PBR(株価純資産倍率)は2倍超で、資本効率の高さとブランド力が評価されています。自己資本比率は70%台と非常に高く、財務の安定感も抜群。ROE(自己資本利益率)は10%台と、小売業の中でも高水準です。
- 配当利回りは1.5%台で、一般的な小売業と比べるとやや控えめですが、配当性向は約3割と今後の増配余地も感じられます。
- EPS(1株利益)は130円台と、近年着実に増加傾向。
- 株主優待は、自社グループの店舗・ECサイトで使えるポイントが年2回もらえるため、実質的な利回り向上に寄与しています。
業界・事業モデルの特徴と注目点
マツキヨココカラ&カンパニーは、都市型のドラッグストア事業で先駆的な存在。「マツモトキヨシ」ブランドの高い認知度、PB商品や化粧品の販売力、そして調剤薬局の拡大が特徴です。近年は訪日外国人需要の回復も追い風となり、化粧品や高採算商品が伸長。2021年のココカラファインとの統合により規模と店舗網が飛躍的に拡大し、仕入や物流の効率化も進んでいます。
- 人口減少を見据え、今後は東京・大阪など都市部への出店を一層強化。
- ECやアプリの強化、配送サービスの拡充で店舗外売上も伸ばす戦略。
- 調剤部門も拡大し、医薬品・健康分野での付加価値向上を目指しています。
こうした戦略により、客層拡大と高採算化が進んでいます。
財務・キャッシュフローの健全性
財務面でも非常に安定しています。自己資本比率70%超、現金等1,177億円、有利子負債も200億円弱と、手元流動性に余裕があります。営業キャッシュフローは635億円と潤沢で、設備投資やM&A、株主還元など多様な選択肢が確保されています。
- 設備投資額は286億円、減価償却も157億円と、着実な成長投資を実施。
- 投資キャッシュフローはマイナスですが、成長投資のためであり健全な範囲内。
- フリーキャッシュフローも大きくプラスとなっています。
上のグラフからも分かるように、売上高は3年連続で1兆円を突破、今後も年率3~4%の成長が見込まれています。純利益も右肩上がりで、2024年3月期には523億円と過去最高を更新。2026年3月期も550億円の純利益が見込まれており、着実な利益成長が続きそうです。
今後の見通しと投資家へのメッセージ
今後も都市部への集中出店、EC・アプリ・調剤の拡大、訪日外国人需要の回復といった成長ドライバーが期待されます。人口減少という逆風下でも、高採算型の事業モデルや規模のメリットを活かして、堅調な成長が続くでしょう。
一方で、競争激化や物価上昇によるコスト増、PB商品の競争力維持・強化など、リスク要因も無視できません。配当利回りはやや物足りなさもありますが、ポイント型の株主優待が実質的な還元アップに繋がっています。
中長期的な安定成長を重視する投資家や、ドラッグストアでよく買い物をする方にとっては魅力的な銘柄といえるでしょう。今後も株主優待制度や配当方針の動向に注目です。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 5/5都市集中型の出店やEC強化が着実な売上・利益成長に結びついているため。
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🏛 財務健全性: 5/5自己資本比率70%超、潤沢な現金、低負債と財務基盤が非常に安定しているため。
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🎁 株主還元: 2/5配当利回りは控えめであり、優待を含めても還元面はやや物足りない印象。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
掲載内容については正確性・完全性に配慮しておりますが、その保証をするものではありません。また、記載内容は元情報提供者の見解や推奨を示すものではなく、リアルタイムで更新されるものでもありません。
企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


