ツルハホールディングス(3391)―ドラッグストア業界再編・増配・優待充実が注目の理由
ツルハホールディングスは、北海道札幌市に本社を置くドラッグストア業界の大手企業です。全国へ店舗網を拡大し、医薬品や日用品、食品など幅広い商品ラインナップを強みに成長を続けています。近年はレデイ薬局や福太郎など複数のグループ会社を傘下に持ち、規模・シェアともに業界トップクラス。現在、ウエルシアホールディングスとの経営統合に向けた協議も進めており、今後の業界再編の中心企業として注目されています。
また、株主優待や安定した配当政策も個人投資家から人気を集めています。
株式データ
【銘柄名】ツルハホールディングス 【銘柄コード】3391 【上場】2005.11 【市場区分】東証プライム 【33業種区分】小売業 【17業種区分】小売 【株価】11,340 円 【PER】43.95倍 【PBR】1.96倍 【EPS】258 【BPS】5,778.9 【配当利回り】2.35% 【配当性向】103.5% 【1株配当】267 【営業CF】519億円 【投資CF】-360億円 【財務CF】-362億円 【現金等】585億円 【自己資本比率】51.1% 【有利子負債】354.75億円 【時価総額】4,659億円 【ROE】8.6% 【ROA】4.4% 【公式サイト】http://www.tsuruha-hd.com/ 【株主優待】 権利確定月:2月 権利付最終日:次回:2026/02/25 前回:2025/02/26 ・自社グループ商品券(500円券)5枚(100株以上) ※商品券の代わりに自社商品詰合せ、カタログギフト、蜂蜜との交換も可能 ※3年以上継続保有(株主名簿に連続7回以上記載)の場合、2枚追加 ・自社グループ商品券(500円券)10枚(1,000株以上) ※同上 ・自社グループ商品券(500円券)20枚(2,000株以上) ※同上 ・株主優待カード(100株以上):グループ店舗での5%割引、指定日は10%割引もあり ※インターネットショッピングでも利用可能
株価・指標から見る注目ポイント
現在の株価は11,340円と、ドラッグストア業界の中でも高水準の水準です。PER(株価収益率)は43.95倍と、やや割高感がある一方、PBR(株価純資産倍率)は1.96倍とおおむね平均的な水準。
配当利回り2.35%は小売業としてはまずまずの数字ですが、配当性向が100%を超えている点には注意が必要です(利益の全額以上を配当に充てている状態)。
自己資本比率は51.1%と財務基盤は安定しており、有利子負債比率も低め。ROE(自己資本利益率)8.6%、ROA(総資産利益率)4.4%と収益性も一定水準を維持しています。
株主優待の魅力と特徴
ツルハホールディングスの株主優待は、自社グループ商品券や株主優待カードが中心です。100株以上の保有で毎年2月に商品券2,500円分がもらえる他、3年以上の長期保有でさらに追加特典もあります。商品券を使わない場合は自社商品詰合せやカタログギフト、蜂蜜との交換も可能です。
また、株主優待カードでは店舗での5%割引(指定日は10%割引)も受けられるため、普段からツルハドラッグを利用する方には実質的な還元率が高いのが特徴です。
大手ドラッグストアの中でも「長期保有優遇」がある点は個人投資家に人気です。
業績推移と成長性のポイント
近年の業績は右肩上がりで推移しており、2024年5月期の売上高は1兆274億円、純利益は241億円といずれも過去最高水準。
2026年2月期の会社予想では売上高1兆1,300億円、純利益339億円と、引き続き増収増益の見込みです。
特に食品や日用雑貨など、価格を抑えた商品の販売が好調で、調剤併設型店舗の拡大も利益に大きく寄与しています。
加えて、業界再編の動きやPB(プライベートブランド)商品の強化も今後の成長ドライバーとなりそうです。
財務・キャッシュフローの分析
営業キャッシュフローは519億円と、安定的なキャッシュ創出力が確認できます。
投資キャッシュフローは-360億円と、出店や設備投資など積極的な成長投資を継続。一方、財務キャッシュフローは-362億円で、借入返済や配当支払いによる資金流出が見られます。
現金等585億円を有しており、自己資本比率51.1%と財務体質も健全。有利子負債354.75億円の水準も十分にコントロールされています。
今後の見通しと投資家へのメッセージ
ツルハホールディングスは、業界再編の中心的な存在となる可能性が高く、ウエルシアホールディングスとの統合が実現すれば、さらなる業界トップシェアの獲得も期待されます。
一方で、ドラッグストア業界全体では人手不足や物流費の上昇、競争激化による利益率低下などのリスクも抱えています。
直近では監査法人からの指摘による決算発表延期など不透明要素もあり、短期的な業績変動には注意が必要です。
株主優待や配当は魅力的ですが、配当性向が100%超となっている点は今後の配当政策の見直しリスクも念頭に置いておきたいところです。
全体としては「成長性」と「安定性」のバランスが取れた銘柄であり、今後の動向に注目が集まります。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 5/5業界再編や積極的な店舗拡大、PB商品の強化による高い成長期待があるため。
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🏛 財務健全性: 4/5自己資本比率・現金水準ともに良好だが、配当性向の高さには注意が必要。
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🎁 株主還元: 3/5優待・配当は魅力的だが、利益とのバランスを今後注視したい。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
掲載内容については正確性・完全性に配慮しておりますが、その保証をするものではありません。また、記載内容は元情報提供者の見解や推奨を示すものではなく、リアルタイムで更新されるものでもありません。
企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


