シップヘルスケアホールディングス(3360)―医療機器の一括販売と病院物流管理で注目、着実な増益が続くヘルスケア商社
シップヘルスケアホールディングス(3360)は、医療機器や設備の一括販売、医療用診療材料の納入、調剤薬局や介護付き有料老人ホームの運営など、ヘルスケア分野で多角的な事業を展開する企業です。近年は、病院の物流管理受託や次世代型物流システムの構築にも注力し、成長の幅を広げています。医療インフラに必要不可欠な存在として、安定した業績拡大と着実な利益成長が続いている点が大きな特徴です。
株式データ
【銘柄名】シップヘルスケアホールディングス 【銘柄コード】3360 【上場】2005.2 【市場区分】東証プライム 【33業種区分】卸売業 【17業種区分】商社・卸売 【株価】2,120.5 円 【PER】13.34倍 【PBR】1.42倍 【EPS】159 【BPS】1,488.24 【配当利回り】2.74% 【配当性向】36.5% 【1株配当】58 【営業CF】316億円 【投資CF】-72億円 【財務CF】-204億円 【現金等】831億円 【自己資本比率】38.4% 【有利子負債】338.30億円 【時価総額】1,937億円 【ROE】10.3% 【ROA】3.6% 【公式サイト】https://www.shiphd.co.jp/ 【株主優待】株主優待なし
株価・指標から見るシップヘルスケアホールディングスの注目点
直近の株価は2,120.5円、時価総額は約1,937億円と、ヘルスケア卸売大手の中でも一定の規模を誇ります。PERは13.34倍と市場平均並みで割高感はなく、PBRも1.42倍とバランスの良い水準。自己資本比率は38.4%と卸売業としては標準的です。ROE(自己資本利益率)は10.3%で、効率的な資本活用ができていることが分かります。一方でROA(総資産利益率)は3.6%と、資産規模に対しても安定した利益を出している印象です。
配当利回りは2.74%と、東証プライム全体の中では平均的な水準です。配当性向も36.5%と健全で、利益成長に合わせて今後の増配も期待されます。株主優待制度はありませんが、事業特性を考えると利益還元は主に配当で行っているといえるでしょう。
シップヘルスケアホールディングスのビジネスモデルと成長ポイント
同社は、医療機器や設備の一括販売を主軸としつつ、調剤薬局や介護付き有料老人ホームの運営、病院物流管理の受託も展開しています。最近では大型案件の計上や、病院物流管理の新規受託が業績をけん引。特に大阪重粒子線センターの運営や、次世代型物流システム構築への取り組みが今後の成長ドライバーとなりそうです。
- 医療機器・設備の一括販売: 病院の新設やリニューアルで大規模な案件を獲得するケースが多いのが特徴。
- 病院物流管理の受託: 医療現場の効率化ニーズに応え、安定した受託収入を確保。
- 介護・調剤分野: 高齢化社会を背景に、介護施設や調剤薬局事業も拡大中。
- 次世代型物流構築: 病院向けの物流アウトソーシングやシステム構築で差別化を推進。
医療分野は景気変動の影響を受けにくく、社会的な必要性の高い領域です。こうした事業構造の安定性も、投資家から注目される理由といえるでしょう。
財務状況とキャッシュフローの特徴
財務面では、現金等残高831億円と潤沢な手元資金を保持しています。有利子負債は338億円ですが、営業キャッシュフローが316億円あり、安定した資金繰りが実現できています。自己資本比率は38.4%、卸売業としては標準的な水準です。投資キャッシュフローは-72億円と、設備投資や新規事業への積極的な投資が続いていますが、全体のバランスは良好。財務キャッシュフローは-204億円となっており、借入金返済や配当などによる資金流出が見られます。
また、1人当たり営業利益も314万円と、同業他社と比較して生産性の高い水準にあります。賃金上昇や採用の活発化も業績拡大と連動している点もポイントです。
業績・配当の推移グラフ
今後の見通しと投資家へのメッセージ
シップヘルスケアホールディングスは、医療機器・設備の一括販売や病院物流管理の受託など、医療インフラに直結する事業を幅広く手掛けています。2026年3月期予想では売上高6,550億円、純利益155億円と、過去最高益の更新が見込まれています。病院の大型案件や次世代物流事業、重粒子線治療施設の運営など新たな成長領域も順調で、今後も安定した成長が期待できそうです。
一方で、事業拡大に伴う先行投資や、医療制度改革・診療報酬改定など政策リスクも一定程度存在します。医療機関の経営環境や、物流事業の収益性動向などには注視が必要です。配当利回りは標準的ですが、株主優待がないため、インカムゲインを重視する投資家は配当推移をしっかり見ていく必要があります。
医療関連分野における安定した収益基盤と、今後の成長性の高さが両立している点は、この銘柄の大きな魅力です。一方で、医療業界特有の制度面・規制面のリスクも念頭に置きながら、長期的な視点で注目したい企業と言えるでしょう。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 5/5医療インフラ需要や病院物流管理事業の拡大により、安定した増収・増益基調が続いているため。
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🏛 財務健全性: 3/5自己資本比率・有利子負債水準は業界標準並みで、キャッシュも潤沢だが、今後の投資規模拡大には注意が必要。
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🎁 株主還元: 3/5配当利回りは標準的で、増配も続くが、株主優待がない点を考慮。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
掲載内容については正確性・完全性に配慮しておりますが、その保証をするものではありません。また、記載内容は元情報提供者の見解や推奨を示すものではなく、リアルタイムで更新されるものでもありません。
企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


