コスモス薬品(3349)―積極的な全国展開と高収益体質が光るドラッグストア大手を深掘り!
コスモス薬品は、九州を発祥地としながらも、近年は関東や関西への積極進出で存在感を増しているドラッグストア業界の有力企業です。低価格戦略や食品強化を武器に、店舗数の増加とともに売上高・利益も着実に拡大しています。この記事では、最新の業績推移や財務内容、注目ポイントを分かりやすく解説します。
株式データ
【銘柄名】コスモス薬品 【銘柄コード】3349 【上場】2004.11 【市場区分】東証プライム 【33業種区分】小売業 【17業種区分】小売 【株価】8,934 円 【PER】23.22倍 【PBR】2.91倍 【EPS】384.8 【BPS】3,072.08 【配当利回り】0.73% 【配当性向】16.9% 【1株配当】65 【営業CF】551億円 【投資CF】-573億円 【財務CF】85億円 【現金等】523億円 【自己資本比率】50.0% 【有利子負債】256.75億円 【時価総額】5,715億円 【ROE】11.1% 【ROA】5.1% 【公式サイト】https://www.cosmospc.co.jp/ 【株主優待】株主優待なし
株価・指標から見えるコスモス薬品の注目点
現在の株価は8,934円。PER(株価収益率)は23.22倍、PBR(株価純資産倍率)は2.91倍と、小売業界の中でもやや高めの水準です。これは市場が同社の成長性や安定的な収益力に期待していることの表れと言えるでしょう。
ROE(自己資本利益率)は11.1%、ROA(総資産利益率)は5.1%と、いずれも小売業界の平均を上回る水準です。効率的な経営がなされていると評価できます。
配当利回りは0.73%とやや低めですが、配当性向は16.9%と控えめな水準。利益の多くを内部留保や成長投資に振り向ける方針がうかがえます。なお、株主優待は現在ありません。
コスモス薬品のビジネスモデルと注目ポイント
コスモス薬品の最大の特長は、単なる薬局の枠を超え、食品・日用品を含む「毎日低価格」戦略を掲げている点です。日常使いのスーパーのような感覚で利用できる大型店を多数展開し、生活必需品のワンストップショッピングを実現しています。
- 積極的な出店攻勢:2024年5月期も120店の純増と拡大路線を継続しており、関東・中部・関西といった新規エリアでも店舗網を急速に拡大中です。
- 食品比率の高さ:売上構成の約6割が食品分野。医薬品や化粧品だけでなく、一般食品や雑貨も主力です。
- 粗利率改善:既存店売上はやや前年割れの傾向も見られますが、価格改定で粗利率が大きく改善し、利益面は堅調です。
店舗数は全国1,500店舗を超え、九州以外のエリアでも着実に地盤を固めており、地方発の全国チェーン化という点でも注目を集めています。また、従業員の平均年齢は31.1歳と若く、活気ある現場が強みです。
財務状況とキャッシュフローの現状
自己資本比率は50%と高く、財務基盤は堅固です。現金等も523億円保有しており、将来の出店や設備投資にも十分な余力があります。
一方、2023年度の営業キャッシュフローは551億円、投資キャッシュフローは▲573億円と、積極的な投資活動が続いています。これは主に新規出店や設備増強によるもの。資金調達も適切に実施されており、有利子負債は257億円と、資産規模から見て大きな負担にはなっていません。
業績推移と配当の推移
コスモス薬品はここ数年で売上高・純利益ともに大きく拡大しています。最新の実績では、2024年5月期の売上高は9,649億円、純利益は244億円。2025年5月期の会社予想では、売上高は1兆420億円、純利益は305億円とさらに成長見込みです。
配当については、年間で65円(2023年度実績)を維持していますが、配当性向は20%未満とやや低め。今後の増配余地も注目されます。
今後の見通しと投資家へのメッセージ
コスモス薬品は、ドラッグストア業界の中でも特に積極的な出店攻勢と食品強化を進めている企業です。既存店売上の伸び悩みというリスク要因もありますが、粗利率の改善や新規出店による売上拡大で全体の利益成長を維持しています。
今後の成長余地としては、関東・中部・関西など新市場でのシェア拡大がポイントとなります。一方で、競合他社との価格競争や人手不足、物流コストの上昇といった業界共通のリスクにも注意が必要です。
株主還元については現状では配当性向が低く、株主優待もありませんが、盤石な財務体質を活かした長期的な成長に期待する投資家にとっては検討の余地がある銘柄と言えるでしょう。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 5/5店舗数増加・食品強化で売上・利益ともに右肩上がりが続く点を高評価。
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🏛 財務健全性: 4/5自己資本比率50%超、現金も豊富で財務体質は優良だが、積極投資によるキャッシュフローの波に留意。
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🎁 株主還元: 3/5配当性向・利回りはやや低く、優待もないが、今後の増配余地には期待できる。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
掲載内容については正確性・完全性に配慮しておりますが、その保証をするものではありません。また、記載内容は元情報提供者の見解や推奨を示すものではなく、リアルタイムで更新されるものでもありません。
企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


