きんでん(1944)―最高益・好財務が際立つ電設工事トップ、堅調な増配で注目
きんでん(1944)は、関西電力グループに属する電気設備工事の最大手企業の一つです。国内外の電気工事や情報通信工事を幅広く手掛け、特にオフィスビルや大型施設の一般電気工事で高い実績を持っています。近年は建設需要の拡大を背景に一般電気工事の受注が好調で、2024年3月期には過去最高益をマーク。加えて、資本効率の改善や政策保有株の縮減にも積極的に取り組み、財務体質の強さと安定したキャッシュフローが際立つ企業です。
この記事では、きんでんの業績推移や財務状況、株主還元策、今後の展望について、初心者にもわかりやすく解説します。
株式データ
【銘柄名】きんでん 【銘柄コード】1944 【上場】1961.10 【市場区分】東証プライム 【33業種区分】建設業 【17業種区分】建設・資材 【株価】3,781 円 【PER】14.45倍 【PBR】1.25倍 【EPS】261.6 【BPS】3,014.06 【配当利回り】2.64% 【配当性向】38.2% 【1株配当】100 【営業CF】385億円 【投資CF】-221億円 【財務CF】-159億円 【現金等】1,805億円 【自己資本比率】73.5% 【有利子負債】154.75億円 【時価総額】6,456億円 【ROE】6.1% 【ROA】4.1% 【公式サイト】https://www.kinden.co.jp/ 【株主優待】株主優待なし
株価・指標から見るきんでんの特徴
現在の株価は3,781円で、時価総額は6,456億円。建設業界の中でもトップクラスの規模を誇ります。
PERは14.45倍と市場平均に比してやや割安な水準、PBRは1.25倍と純資産に対して適正~やや割安な水準に位置しています。
ROE(自己資本利益率)は6.1%で、建設業界の中では平均的な水準。ROA(総資産利益率)は4.1%と、資産効率も悪くありません。
1株配当は100円、配当利回りは2.64%で、安定配当を重視する銘柄として一定の魅力を持っています。配当性向は38.2%と無理のない範囲です。
- 自己資本比率は73.5%と非常に高く、財務の健全性が際立っています。
- 現金・現金同等物は1,805億円と潤沢で、有利子負債は154.75億円にとどまっています。
- 営業キャッシュフローも385億円と安定しており、内部資金で成長投資や株主還元が可能な体質です。
きんでんの注目ポイント―安定成長・最高益・増配の流れ
きんでんは関西電力グループでありながら、売上の約80%を一般の電気工事や情報通信工事、環境関連工事など多角的に展開しています。直近ではオフィスビルを中心とした建設需要の高まりを背景に、一般電気工事の受注が増加。2024年3月期には売上高6,545億円、純利益335億円といずれも過去最高を記録しました。
今後も高採算な案件が豊富に見込まれ、2025年3月期は売上高6,900億円、純利益400億円と更なる増収増益を予想しています。
また、利益成長に応じて配当も増額傾向にあり、2024年3月期は中間・期末合計で83円、2025年3月期は82円~83円と高水準を維持。安定した株主還元も魅力です。
きんでんはどんな会社?初心者向けにやさしく解説
きんでんは、電気・通信・空調などの設備工事を幅広く手がける会社です。関西電力のグループ企業ですが、全国の建設会社や民間企業からも多くの仕事を受注しています。特にオフィスビルや商業施設、工場などの大規模な電気工事に強みがあり、最近は情報通信分野や省エネ・環境関連工事にも注力。
また、業界内でも利益率が高く、安定的な収益基盤と厚い財務基盤を持つのが特長です。配当は年2回で、着実に増配傾向。株主優待は実施していませんが、株価は堅調に推移しています。
財務・キャッシュフローの健全性
きんでんの自己資本比率は73.5%と高く、借入金(有利子負債)は154億円と極めて少額。現金等1,805億円を保有しており、手元流動性も万全です。
営業キャッシュフローは385億円と安定してプラス推移。投資キャッシュフロー(-221億円)は主に設備投資や事業拡大に使われています。
資本政策としては、政策保有株の縮減や自己株買いも積極的に進めており、資本効率の向上に取り組んでいます。設備投資は269億円、減価償却費は67億円、研究開発費は6億円と、バランスの取れた投資体制です。
業績・配当推移グラフ
今後の見通しと投資家へのメッセージ
今後も建設需要の底堅さと、情報通信・省エネ分野での新規案件獲得が期待されます。関西電力向けの配電工事も引き続き安定収益を下支えし、一般電気工事分野では都市再開発やインフラ更新の動きが追い風となりそうです。
一方、業界全体としては人件費上昇や資材価格の変動リスク、労働力不足が懸念材料。きんでんは外注先への技術教育や効率化投資でこれらの課題にも積極的に対応しています。
株主還元は安定的ですが、株主優待はありません。配当重視の長期投資を考える方や、安定感ある成長企業を探している方には参考になる銘柄です。ただし、経済環境や建設投資動向による業績の変動リスクにも留意が必要です。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 5/5大型建設需要や情報通信分野の拡大で、今後も安定した成長が見込まれるため。
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🏛 財務健全性: 5/5自己資本比率が非常に高く現金も潤沢、借入依存度が低い点が評価できます。
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🎁 株主還元: 3/5配当は着実に増配傾向ですが、株主優待がないため平均的な評価となります。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
掲載内容については正確性・完全性に配慮しておりますが、その保証をするものではありません。また、記載内容は元情報提供者の見解や推奨を示すものではなく、リアルタイムで更新されるものでもありません。
企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


