住友大阪セメント(5232)―低PBR・安定配当と国内再資源化で注目のセメント大手
住友大阪セメントは、国内セメント業界でトップクラスのシェアを持つ老舗企業です。セメント事業を主軸にしつつ、再資源化や発電事業、半導体製造装置材料、光電子分野の育成にも注力しています。近年は廃棄物再資源化や価格改定で収益改善を進めており、安定した配当と低PBRが個人投資家にも注目されています。
株式データ
【銘柄名】住友大阪セメント 【銘柄コード】5232 【上場】1949.5 【市場区分】東証プライム 【33業種区分】ガラス・土石製品 【17業種区分】建設・資材 【株価】3,848 円 【PER】9.06倍 【PBR】0.66倍 【EPS】424.5 【BPS】5,793.86 【配当利回り】3.12% 【配当性向】28.3% 【1株配当】120 【営業CF】437億円 【投資CF】-153億円 【財務CF】-243億円 【現金等】186億円 【自己資本比率】52.8% 【有利子負債】891.19億円 【時価総額】1,150億円 【ROE】8.1% 【ROA】4.3% 【公式サイト】https://www.soc.co.jp/ 【株主優待】株主優待なし
指標から見る注目ポイント:低PBR・高自己資本比率・安定配当
住友大阪セメントのPBRは0.66倍と、純資産に対して株価が割安な水準です。この水準は、資産価値に比べて株価が控えめとされ、投資家からの再評価が期待されるポイントです。
自己資本比率52.8%と財務基盤も安定しており、有利子負債は約890億円ですが、同業他社と比較してもバランスの取れた水準です。
配当利回り3.12%(1株年間配当120円)は、東証プライムの中でも比較的高め。配当性向28.3%と余力を残した配分で、今後も安定配当が見込まれます。
住友大阪セメントの特徴と業界内での立ち位置
同社は住友系のセメントメーカーで、国内シェアは第3位。主力はセメント事業(売上の約7割)が占めますが、廃棄物再資源化や売電など新たな領域にも進出。最近では、半導体製造装置向けの材料や光電子事業も育成しています。
2024年4月には人工石灰石の製造設備が新稼働し、環境対応型素材の開発にも注力。国内建設需要の変動や原材料コストの影響を受けやすい一方、値上げ効果やコスト削減策により、収益力の回復傾向がみられます。
- セメント事業: 国内向け出荷が減少傾向も、価格改定と燃料コスト低下で採算改善
- 環境・再資源化: 廃棄物処理や再資源化ビジネスを推進
- 新規分野: 半導体関連材料や光電子分野を強化中
業績と配当の推移をチェック
ここ数年の業績を見ると、2023年3月期に一時赤字に転落しましたが、2024年3月期は売上高2兆2,250億円、純利益153億円と大幅な回復を遂げました。2025年3月期は売上2兆2,380億円、純利益78億円を予想。配当は安定して年間120円(中間・期末各60円)を継続予定です。
財務・キャッシュフローの特徴
直近のキャッシュフローでは、営業活動によるキャッシュフロー437億円と堅実な本業収益を確保。投資キャッシュフローは-153億円と、設備投資や新規事業への投資も積極的です。財務キャッシュフローは-243億円で、有利子負債の返済や配当支払いが中心。
現預金残高は186億円、自己資本比率は52.8%と、財務健全性にも安心感があります。
今後の見通しと投資家へのメッセージ
今後の住友大阪セメントは、値上げ効果やコスト削減の浸透で、原材料高騰の影響を一定程度吸収する見通しです。また、廃棄物再資源化や新規分野の育成も着実に進行。国内建設投資の動向や燃料市況によるリスクはありますが、人工石灰石などの新しい取り組みも進み、安定的なキャッシュフローと配当が期待されます。
一方で、人口減少や建設需要の鈍化、海外展開の遅れといった業界全体の課題には注意が必要です。低PBR水準や財務の安定感、将来のESG(環境・社会・ガバナンス)対応など、中長期的な視点での再評価余地も意識されるでしょう。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 5/5新素材・再資源化分野など新領域への投資と値上げの成果が明確に出ているため。
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🏛 財務健全性: 4/5自己資本比率5割超・現金も十分で、安定した財務運営が継続されている。
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🎁 株主還元: 3/5高配当を維持しているが、増配や自社株買いなど積極的な還元策は限定的。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
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企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


