三井物産(8031)株価・配当まとめ│国内最大手の鉄鉱石権益で安定成長続く総合商社【2025年5月最新】

銘柄分析
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三井物産(8031)―高ROEと多角化経営が光る総合商社の実力と今後

三井物産は、日本を代表する総合商社の一つであり、資源からエネルギー、化学品、機械、生活産業まで幅広い事業領域を持つ企業です。三井グループの中核企業として、世界中の多様な事業に参画しており、特に鉄鉱石やLNG(液化天然ガス)といった資源ビジネスで強みを発揮しています。2024年3月期の連結売上高は約13兆3,000億円、純利益は1兆633億円と、国内外での存在感は圧倒的です。近年では、海外の資源開発やエネルギー分野への巨額投資も積極的に行い、長期的な成長基盤の強化を図っています。

株式データ

【銘柄名】三井物産
【銘柄コード】8031
【上場】1949.5
【市場区分】東証プライム
【33業種区分】卸売業
【17業種区分】商社・卸売
【株価】2,782.5 円
【PER】8.69倍
【PBR】1.1倍
【EPS】320.1
【BPS】2,539.23
【配当利回り】3.59%
【配当性向】31.2%
【1株配当】100
【営業CF】8,644億円
【投資CF】-4,275億円
【財務CF】-10,130億円
【現金等】8,982億円
【自己資本比率】43.5%
【有利子負債】49846.88億円
【時価総額】83,229億円
【ROE】15.3%
【ROA】6.3%
【公式サイト】https://www.mitsui.com/jp/
【株主優待】株主優待なし

株価・指標で見る三井物産の注目点

三井物産の株価は2024年時点で2,700円台後半となっており、時価総額は約8兆3,000億円と業界でもトップクラスの規模です。PER(株価収益率)は8.7倍、PBR(株価純資産倍率)は1.1倍と、やや割安感が見られます。また、ROE(自己資本利益率)は15.3%と高い水準を維持。これは、総合商社の中でも特に効率的な資本運用がなされていることを示しています。

配当利回りは3.6%前後で、安定した株主還元姿勢も魅力の一つです。配当性向は約31%と無理のない水準に抑えられており、今後も持続的な配当が期待できそうです。自己資本比率は43.5%と総合商社としては高めで、財務体質の健全さも目立ちます。

初心者向け:三井物産の魅力や特徴をやさしく解説

三井物産の最大の特徴は「多角化経営」にあります。鉄鉱石・石炭・LNGといった資源分野だけでなく、化学品、機械、食料、消費財、次世代分野まで、さまざまな事業を展開しているため、特定の分野に依存しすぎず、景気変動の影響を受けにくい体質を持っています。

  • 世界中に広がるビジネスネットワーク:海外拠点は125か所、従業員数は5万人を超え、グローバルな展開が強みです。
  • 資源ビジネスの競争力:国内トップの鉄鉱石権益や、LNG事業の拡大など、資源価格の影響はあるものの、長期的な安定収益を追求しています。
  • 新規分野への投資:次世代分野やファンド設立など、新規事業開発も積極的です。

また、配当も安定しており、長期保有を好む投資家からも人気です。株主優待はありませんが、配当や資本効率の高さが十分な魅力となっています。

財務状況とキャッシュフローの解説

三井物産はバランスの良い財務基盤を持っています。2024年3月期末時点で現金等は約9,000億円、自己資本比率は43.5%です。有利子負債は約5兆円と大きな額ですが、これは資源投資や国際事業を積極的に展開する総合商社としては一般的な水準です。

営業キャッシュフローは8,644億円と安定しており、投資キャッシュフローは-4,275億円(=投資を積極的に行っている証拠)、財務キャッシュフローは-10,130億円(=借入金返済などに充当)となっています。

2022年から2024年にかけての売上高・純利益は以下の通りです。

グラフを見ると、売上高は2023年3月期に一時的に増加した後、2024年3月期にはやや減少していますが、依然として13兆円を超える規模を維持しています。純利益は2023年3月期の最高益(1兆1,306億円)からやや減少していますが、1兆円規模の利益を継続しており、今後も安定した利益水準が見込まれます。

この背景には、資源価格の変動や一過性の利益要因(特別利益など)の剥落といった要素がありますが、総合商社としての分散された事業ポートフォリオが下支えとなっています。

今後の見通しと投資家へのメッセージ

足元では資源価格の下落や一部事業の売却益の剥落により、2025年3月期は純利益がやや減少する見込みですが、2026年3月期には再び増益が見込まれています。米国LNG事業の拡大や、タイでのガス火力事業の好調、本格化する米国の中古トラック売買ビジネスなど、海外での新規成長ドライバーがプラスに働く期待も高まっています。

一方で、鉄鉱石やエネルギー価格の変動リスク、巨額投資案件の回収リスクといった商社特有のリスクは依然として存在します。世界経済や資源市況の動向によっては業績の振れ幅も大きくなる可能性があるため、その点は注意が必要です。

総じて、三井物産は「高い資本効率」「分散された事業ポートフォリオ」「安定した配当政策」といった点で、バランスの良い大型銘柄といえます。今後もグローバルな成長と持続的な株主還元の両立に注目したい企業です。

かぶポスト的スコア

  • 🌱 成長性: 4/5
    資源分野だけでなく、次世代や海外新規事業にも積極投資しており、将来的な成長余地が大きいと評価できます。
  • 🏛 財務健全性: 4/5
    自己資本比率が高く、キャッシュフローも潤沢で堅実な財務運営が目立ちます。
  • 🎁 株主還元: 4/5
    配当は安定しており、近年は増配傾向も見られるため、株主還元への意識が高いといえます。
🌟 総合評価:4/5

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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
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ひーくん

かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。