日本M&Aセンターホールディングス(2127)―高ROEと事業承継ニーズで注目のM&A仲介最大手
日本M&Aセンターホールディングス(2127)は、中堅・中小企業のM&A仲介事業で国内最大手の企業です。特に全国の地方銀行や会計事務所との幅広いネットワークを持ち、事業承継案件に強みを発揮しています。
M&Aマーケットの拡大とともに、案件単価の上昇や成約数の増加を追い風に業績を伸ばしてきました。直近では成約までの期間長期化による成約件数の減少も見られますが、今後も高齢化・後継者不足といった社会的背景から、事業承継ニーズの増加が期待されています。
株式データ
【銘柄名】日本M&Aセンターホールディングス 【銘柄コード】2127 【上場】2006.10 【市場区分】東証プライム 【33業種区分】サービス業 【17業種区分】情報通信・サービスその他 【株価】634.4 円 【PER】18.28倍 【PBR】4.27倍 【EPS】34.7 【BPS】148.71 【配当利回り】4.57% 【配当性向】83.6% 【1株配当】29 【営業CF】105億円 【投資CF】-182億円 【財務CF】-152億円 【現金等】223億円 【自己資本比率】80.0% 【有利子負債】54.00億円 【時価総額】2,021億円 【ROE】21.8% 【ROA】18.3% 【公式サイト】https://www.nihon-ma.co.jp/groups/ 【株主優待】株主優待なし
株価・指標から見る注目ポイント
日本M&AセンターHDの株価は634.4円(2024年6月時点)で推移しており、時価総額は約2,021億円。
PER(株価収益率)は18.28倍、PBR(株価純資産倍率)は4.27倍と、同業他社や市場全体と比較してやや高めの水準です。これは、高い成長期待とブランド力、そして安定した収益構造が市場から評価されていることを示しています。
またROE(自己資本利益率)は21.8%、ROA(総資産利益率)も18.3%と非常に高く、効率的な経営ができていることが分かります。
- 配当利回りは4.57%と、サービス業としては比較的高い水準です。
- 配当性向が80%超と高めですが、安定配当志向がうかがえます。
- 自己資本比率は80.0%と極めて健全な財務体質です。
初心者向け:なぜ今「M&A仲介」が注目されるのか
日本では中小企業の経営者の高齢化や後継者不足が深刻な社会問題となっています。こうした状況の中、企業の「事業承継」や「事業再編」を円滑に進めるためのM&A(企業の合併・買収)仲介サービスへのニーズが急増しています。
日本M&AセンターHDは、独自のネットワークを活用し、全国の企業に対してM&Aの提案やマッチングを行っています。
今後も事業承継マーケットの成長余地は大きく、同社のような専門性の高い企業への注目度は高まると考えられます。
財務状況とキャッシュフローの特徴
財務面では、自己資本比率80.0%と抜群の安定感を誇っています。有利子負債は54億円にとどまり、現預金等は223億円と潤沢です。
営業キャッシュフローは105億円のプラスと順調で、事業拡大や新たな投資にも積極的です。投資キャッシュフローは-182億円と大きなマイナスですが、これはM&A関連やDX人材事業など新規分野への先行投資が主な要因です。
財務キャッシュフローは-152億円とマイナスですが、これは主に配当や自己株取得による株主還元のための支出によるものです。
総じて、財務健全性・成長余力ともに高い企業と言えるでしょう。
業績・配当の推移
ここ数年の業績推移を見ると、売上・純利益ともにおおむね堅調に成長しています。2024年3月期の売上高は4,413億円、純利益は1,072億円。2025年3月期・2026年3月期の会社予想でも売上・利益はいずれも増加傾向です。配当も安定して増配基調にあり、株主還元意識の強さが見て取れます。
今後の見通しとリスク・チャンス
今後も日本M&AセンターHDは、事業承継ニーズの増加という社会的追い風を受けて、引き続き高い成長が期待されます。特に高付加価値案件の増加や、関連人材事業・DXなど新たな分野への取り組みも進めており、今後の収益源多様化にも注目です。
一方で、成約までの期間長期化や案件紹介料の減少など、市場環境や競争激化によるリスクも存在します。また、配当性向が高めなことから、業績次第で減配となる可能性にも注意が必要です。
社会課題の解決を担う企業として、中長期的な成長性とリスクのバランスを見極めることが大切です。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 5/5事業承継ニーズの増加と高い成約単価を背景に、今後も高成長が期待できるため。
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🏛 財務健全性: 5/5自己資本比率80%・豊富な現預金と、極めて堅固な財務体質を維持しているため。
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🎁 株主還元: 3/5配当利回りは高めだが配当性向が高く、業績連動性が強い点にやや注意が必要。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
掲載内容については正確性・完全性に配慮しておりますが、その保証をするものではありません。また、記載内容は元情報提供者の見解や推奨を示すものではなく、リアルタイムで更新されるものでもありません。
企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


