ラクス(3923)―高成長クラウドと利益率で注目、株価は割高も今後に期待
ラクス(3923)は、クラウドサービスとIT人材派遣を主力とする東証プライム上場企業です。特に「メールディーラー」「楽楽精算」など自社開発のクラウド型業務システムが高い成長を牽引しています。ここ数年で売上・利益ともに大きく伸長しており、業界内でも存在感を増している企業です。
株式データ
【銘柄名】ラクス 【銘柄コード】3923 【上場】2015.12 【市場区分】東証プライム 【33業種区分】情報・通信業 【17業種区分】情報通信・サービスその他 【株価】2,327.5 円 【PER】52.66倍 【PBR】25.22倍 【EPS】44.2 【BPS】92.29 【配当利回り】0.19% 【配当性向】10.2% 【1株配当】4.5 【営業CF】52.88億円 【投資CF】-48.60億円 【財務CF】5.79億円 【現金等】70.08億円 【自己資本比率】71.1% 【有利子負債】4.04億円 【時価総額】3,660億円 【ROE】36.6% 【ROA】19.7% 【公式サイト】https://www.rakus.co.jp/ 【株主優待】株主優待なし
株価・指標から見るラクスの特徴と注目点
ラクスはPER(株価収益率)52.66倍、PBR(株価純資産倍率)25.22倍と、国内株式市場でもかなり高い水準にあります。これは、今後の成長期待が非常に高いことを示しており、投資家から「割高」でも買いたいという強い需要があることの裏返しです。
一方で、配当利回りは0.19%と低水準。株主還元よりも成長投資を重視している点がうかがえます。
自己資本比率は71.1%と極めて健全で、有利子負債もわずか4億円程度と、財務リスクはかなり限定的です。
- 時価総額:3,660億円
- ROE(自己資本利益率):36.6% ― 利益率の高さが際立つ
- ROA(総資産利益率):19.7% ― 資産を効率よく使っている
- 営業キャッシュフロー:52.88億円 ― しっかりと現金を稼いでいる
ラクスの注目ポイントをわかりやすく解説
1. クラウドサービスの成長力が圧倒的
主力の「楽楽精算」や「メールディーラー」など、企業の業務効率化をサポートするクラウドサービスは、コロナ禍以降も引き続き高い需要があります。ラクスは「値上げによる単価向上」「新規顧客獲得」の双方で売上を伸ばしており、今後もこの分野が牽引役となるでしょう。
2. IT人材派遣も安定成長
クラウド事業に並ぶもう一つの柱がIT人材派遣です。エンジニア需要の高まりを背景に、こちらも堅調な伸びを示しています。
3. 財務の安定感と資金力
自己資本比率が7割を超えており、現金等も70億円以上と、資金繰りに困るリスクは少ない状況です。また、キャッシュ・フローも安定して黒字を確保しています。
4. 配当は控えめだが増配傾向
配当利回りは低いですが、2025年3月期予想では「4.1~4.5円」と、前期の2.35円から大幅な増配が見込まれています。今後の業績次第では、さらに還元姿勢が強まる可能性もあります。
5. 海外展開・AI活用など新たな成長要素
AI機能の拡充やインドネシア現地法人による海外開発体制強化など、成長余地はまだ広がっています。海外展開や新規分野へのチャレンジにも注目です。
財務・キャッシュフローの状況
ラクスの直近の財務データを見ると、売上高は2022年3月期の2,062億円から2024年3月期には3,841億円へと、2年間で約1.9倍に拡大しています。純利益も同期間で約4倍に増加し、2024年3月期は418億円に達しました。
営業キャッシュフローも50億円超と安定しており、積極的な事業投資(設備投資や研究開発費)を行いながらも、手元資金が潤沢です。
投資キャッシュフローはマイナスですが、これは将来の成長に向けた積極投資によるもので、ネガティブな要素ではありません。
上記グラフを見てわかる通り、ラクスは直近数年で驚異的な成長を実現しています。2026年3月期の会社予想では売上高が5,920億円、純利益は1,040億円と、さらなる伸びが期待されています。
今後の見通しと投資家へのメッセージ
ラクスは、国内SaaS・クラウドサービス市場の拡大、AI機能の強化、海外開発体制の充実など、今後も高い成長ポテンシャルを持つ企業です。
一方で、株価指標はすでに高水準にあり、成長鈍化や市場全体の調整局面では株価の下落リスクも意識すべき点です。また、配当利回りは現時点で低く、「高配当株」を求めるタイプの投資家には向いていません。
投資を検討する場合は、今後の成長ストーリーが継続できるか、競合動向や新規事業の成否にも注意を払うとよいでしょう。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 5/5クラウド事業を中心とした売上・利益の急拡大が続いているため。
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🏛 財務健全性: 5/5自己資本比率が高く、現金も豊富で有利子負債もごく少ないため。
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🎁 株主還元: 3/5配当利回りは低いが、増配傾向がみられるため。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
掲載内容については正確性・完全性に配慮しておりますが、その保証をするものではありません。また、記載内容は元情報提供者の見解や推奨を示すものではなく、リアルタイムで更新されるものでもありません。
企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


