東京応化工業(4186)―半導体フォトレジスト世界トップ級、財務健全・成長続く化学株に注目
東京応化工業は、半導体製造に欠かせない「フォトレジスト(感光材)」で世界有数のシェアを誇る化学メーカーです。最先端のロジック半導体からメモリー用材料、液晶パネルや各種高純度化学薬品も展開しており、グローバルに事業を拡大しています。直近では次世代半導体向けの新製品開発が進み、業績の成長が続いています。自己資本比率が70%超と極めて健全な財務体質も特徴で、産業の根幹を支える企業として注目が集まっています。
株式データ
【銘柄名】東京応化工業 【銘柄コード】4186 【上場】1986.7 【市場区分】東証プライム 【33業種区分】化学 【17業種区分】素材・化学 【株価】3,594 円 【PER】17.51倍 【PBR】2.15倍 【EPS】205.3 【BPS】1,671.82 【配当利回り】1.95% 【配当性向】34.1% 【1株配当】70 【営業CF】301億円 【投資CF】-27億円 【財務CF】-154億円 【現金等】563億円 【自己資本比率】71.1% 【有利子負債】105.42億円 【時価総額】4,706億円 【ROE】11.8% 【ROA】8.0% 【公式サイト】https://www.tok.co.jp/ 【株主優待】株主優待なし
注目ポイント:成長性・財務健全性・指標面の特徴
東京応化工業の最大の強みは、半導体前工程に用いるフォトレジスト分野での高い技術力と、世界トップ級のシェアです。2024年12月期には、最先端2ナノ世代のロジック半導体向けフォトレジストの量産が始まり、今後の需要増に期待が高まっています。主力事業の成長に加え、液晶パネルや高純度薬品の分野でも着実に収益を伸ばしており、2024年の売上高は2,000億円を超える見通しです。
指標面では、PER(株価収益率)17.51倍、PBR(株価純資産倍率)2.15倍と、成長企業としてはバリュエーションが過熱しすぎていない水準です。ROE(自己資本利益率)が11.8%と高く、資本効率も優れています。配当利回りは約1.95%で、配当性向は34.1%と無理のない範囲。現時点で株主優待はありません。
- 時価総額:約4,700億円と、業界内でも大手の部類
- 自己資本比率71.1%、有利子負債わずか105億円台で財務健全
- 営業キャッシュフローは301億円と潤沢
初心者向け・東京応化工業の注目ポイント
東京応化工業は「半導体製造工程の要」ともいえるフォトレジストを生産しています。これは微細な回路を描くために不可欠な材料で、最先端の半導体工場には欠かせない存在です。近年はスマートフォンやデータセンター、AI向け半導体の需要拡大が続いており、同社の製品も堅調に売り上げを伸ばしています。
業績のブレはあるものの、中長期的には半導体市場の拡大とともに成長が期待できます。さらに、研究開発投資や設備投資にも積極的で、競争力を保ち続けている点も評価できます。株価はやや高めに見えるものの、安定した事業基盤と今後の成長余地を考えると長期的な視点で注目できる銘柄といえます。
業績・財務・キャッシュフローの推移
ここで、売上高と純利益、配当の推移をグラフで確認しましょう。2020年から2026年(予想)まで、売上高はおよそ2倍に拡大。純利益も着実に増え、配当も増配傾向が続いています。
2024年12月期(予想)の売上高は2,009億円、純利益は227億円と、直近の落ち込みから再び増益基調となる見通しです。2026年には売上高2,450億円、純利益280億円と、今後も安定成長が期待されています。
キャッシュフロー面も、営業活動によるキャッシュフローが投資・財務活動をしっかり上回っており、現金等も563億円と潤沢です。自己資本比率は約71%と、上場企業の中でもトップクラスの財務健全性を誇ります。
今後の見通しと投資家へのメッセージ
東京応化工業は、世界的な半導体需要拡大の恩恵を受けており、今後も成長が見込める注目株です。特に最先端フォトレジストの量産技術や、研究開発力の高さは大きな強みです。一方で、半導体市況の変動や為替リスク、原材料価格の高騰など外部要因による業績変動には注意が必要です。また、配当利回りは高水準ではなく、株主優待もありませんが、中長期での収益力・成長性を重視する投資家には魅力的な選択肢となるでしょう。
株価の変動リスクや市況サイクルには留意が必要ですが、グローバル競争力を持つ日本発の材料メーカーとして、今後も注目される存在です。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 5/5半導体需要拡大と最先端材料開発で今後も高成長が見込まれるため。
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🏛 財務健全性: 5/5自己資本比率70%超、現金潤沢で有利子負債も少ないため。
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🎁 株主還元: 2/5配当利回りはやや低めで株主優待もないため。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
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企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


