三浦工業(6005)―国内シェア圧倒・省エネ需要拡大と海外M&Aで成長加速中の機械株
三浦工業は、産業用小型ボイラーにおいて国内で圧倒的なシェアを誇る大手機械メーカーです。省力化・省エネを強みに、メンテナンスを安定収益源としつつ、近年は海外M&A戦略にも積極的。グローバルな事業展開と独自の技術力を背景に、持続的な成長を続けています。今回は同社の最新業績・財務・株価指標から、今後の注目点までわかりやすく解説します。
株式データ
【銘柄名】三浦工業 【銘柄コード】6005 【上場】1982.12 【市場区分】東証プライム 【33業種区分】機械 【17業種区分】機械 【株価】3,042 円 【PER】13.28倍 【PBR】1.72倍 【EPS】229.1 【BPS】1,764.61 【配当利回り】2.2% 【配当性向】29.2% 【1株配当】67 【営業CF】208億円 【投資CF】-12億円 【財務CF】-154億円 【現金等】372億円 【自己資本比率】48.5% 【有利子負債】‥百万円 【時価総額】3,929億円 【ROE】11.1% 【ROA】8.0% 【公式サイト】https://www.miuraz.co.jp/ 【株主優待】株主優待なし
株価・指標から見える三浦工業の特徴と注目点
三浦工業の株価は3,042円(2024年6月時点)で、時価総額は約3,900億円。PERは13.28倍、PBRは1.72倍と、同業他社と比べてもバリュエーションは相対的に割高感はありません。ROE(自己資本利益率)は11.1%、ROA(総資産利益率)は8.0%と、機械業界の中でも収益性が高い方に入ります。
配当利回りは2.2%と東証プライムの平均と比較しても標準的で、配当性向も29.2%と、利益のうち適度に株主還元へ充てている印象です。
バランスの良い成長と安定性―初心者にも注目される理由
三浦工業の注目ポイントは、国内での高いシェアに加え、メンテナンス事業が継続的な収益源になっている点です。景気変動に左右されやすい機械業界の中で、同社は「機器販売+メンテナンス」というストック型収益構造を築いているのが強み。
また近年は海外M&Aにも積極的で、北米や欧州でも販路を拡大中。省エネ需要やエネルギーコスト高への対応で、国内外での設備投資が追い風となっています。初心者にとっても、景気の波に強い安定感が魅力の一つです。
- 国内小型ボイラーで5割超のシェア:競争力が高く、長年の実績で顧客基盤も安定
- メンテナンス収益が全体の約3割:売切り型でなく、継続収益事業が業績を下支え
- 海外M&Aで成長加速:北米・欧州の買収先を軸にグローバル展開中
- 設備投資も着実:省エネ・効率化のニーズに対応した商品開発・投資を継続
財務・キャッシュフローの状況と業績推移
三浦工業は自己資本比率48.5%と財務体質が健全。営業キャッシュフローは208億円と高水準で、安定的に資金を生み出しています。現金等も372億円あり、投資余力も十分です。
直近の業績推移を見ると、売上高はここ3年で1.4兆円から1.6兆円台へ拡大、2025年3月期は2,475億円(前年比+54.9%)の予想と大幅な伸長が見込まれています。純利益も2024年3月期は193億円、2026年3月期は275億円の予想と、収益力も着実に向上中です。
設備投資(2024年3月期)は71億円と堅調。研究開発費は32億円で、技術力維持にも積極的です。
キャッシュフロー面では、営業CFが十分にプラス、投資CFは-12億円、財務CFは-154億円と、借入返済や配当など資金の流出もコントロールされています。
総資産は4,319億円、自己資本は2,096億円と規模感もあり、配当余力や今後のM&A投資にも耐えうる内容です。
今後の見通しと投資家へのメッセージ
三浦工業は、国内外の省エネ・環境対応の需要増、持続的なメンテナンス収益、グローバル成長の加速が今後の成長ドライバーとなります。一方、海外M&Aの統合リスクや、国内設備投資動向による短期的な売上ブレには注意が必要です。
配当利回りは決して高くはありませんが、着実な増配と利益成長が見込まれる銘柄です。
長期的な視点で「安定性+成長性」を両立したい投資家にとって、今後もウォッチする価値のある企業と言えるでしょう。
かぶポスト的スコア
-
🌱 成長性: 5/5国内外で市場拡大とM&Aによる売上・利益成長が著しいため。
-
🏛 財務健全性: 4/5自己資本比率・現金水準ともに高く、財務面の安定感があるため。
-
🎁 株主還元: 3/5配当性向・増配傾向は良いが、配当利回りはやや標準的な水準のため。
投資分析、ゆっくり学んでみたい方へ
本記事でやっているようなファンダメンタルズ分析をしっかり学びたい方には、
投資初心者向けのオンライン学習講座「Grow」がおすすめです。
講師と直接やり取りできるカリキュラムで、
3ヶ月で一生使える投資スキルが身につきます。
空いた時間に自分のペースで学べるスタイルなので、忙しい方でも安心です。
投資分析ができるようになることで、銘柄選定の精度が上がり、情報に振り回されずに自分で判断できる自信がついてきます。
学びながら実践できる環境で、一歩先の投資家を目指してみませんか?
※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
掲載内容については正確性・完全性に配慮しておりますが、その保証をするものではありません。また、記載内容は元情報提供者の見解や推奨を示すものではなく、リアルタイムで更新されるものでもありません。
企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


