クボタ(6326)―世界の農業機械と水インフラで存在感、収益安定&グローバル展開が注目される理由
クボタ(6326)は、農業機械と水関連インフラの両軸を持つ日本を代表する機械メーカーです。国内外で高いシェアを誇る農業用トラクターや建機、鋳鉄管などを主力事業とし、近年では環境プラントや海外展開にも積極的。インフラ需要の底堅さや、世界的な食料・水問題への対応力もあり、長期的に注目される企業の一つです。
株式データ
【銘柄名】クボタ 【銘柄コード】6326 【上場】1949.5 【市場区分】東証プライム 【33業種区分】機械 【17業種区分】機械 【株価】1,660 円 【PER】9.74倍 【PBR】0.77倍 【EPS】170.5 【BPS】2,155.29 【配当利回り】3.01% 【配当性向】29.3% 【1株配当】50 【営業CF】2,820億円 【投資CF】-2,088億円 【財務CF】-262億円 【現金等】2,951億円 【自己資本比率】41.2% 【有利子負債】22,780.77億円 【時価総額】21,763億円 【ROE】9.9% 【ROA】3.8% 【公式サイト】https://www.kubota.co.jp/ 【株主優待】株主優待なし
クボタの株価・指標から見る注目ポイント
クボタの株価は1,660円(2024年6月時点)で、PERは9.74倍、PBRは0.77倍と、機械セクターの中でもやや割安感が目立つ水準です。自己資本比率は41.2%と健全で、財務面の安定性がうかがえます。配当利回りは3.01%と、東証プライム上場企業の中でも平均以上。利益成長に伴い、配当も着実に増加しています。
またROE(自己資本利益率)は9.9%と、機械業界平均を上回る水準です。時価総額は2兆1,763億円と業界内でもトップクラスで、グローバル市場での存在感も大きい企業です。
初心者にもわかりやすいクボタの特徴と注目ポイント
クボタは「農業機械」と「水・環境インフラ」という2大事業を持ち、どちらも世界的な社会課題に直結した分野です。国内ではトラクターや田植機・コンバインで圧倒的なシェアを誇り、海外では北米やアジア市場に強みを持ちます。また、鋳鉄管や環境プラント事業を通じて、ライフラインや都市インフラ整備にも深く関わっています。
- グローバル展開:売上の約8割が海外。特に北米向けの建機や農機が主力で、米国のインフラ投資拡大や、アジア新興国の成長が追い風。
- 安定した収益基盤:建機やトラクターの需要が景気に左右されにくく、農業や都市インフラという社会的基盤産業に強く根付いています。
- 技術投資・研究開発:直近1,100億円規模の研究開発費を投じており、スマート農業や省エネ建機など、次世代技術にも積極的です。
一方で、為替変動や原材料高といった外部環境の影響も受けやすい面もあります。とはいえ、製品値上げや生産体制の最適化などで対応力を高めており、全体としては安定感のあるビジネスモデルが特徴です。
財務・キャッシュフロー・業績推移の解説
ここ数年のクボタは、売上高2兆円台後半から3兆円超、純利益も1,500億〜2,300億円台を安定的に確保しています。2023年12月期は、売上高3兆207億円、純利益2,384億円と過去最高水準に到達。2024年12月期も売上高3兆円超、純利益2,300億円近辺を見込んでいます。設備投資や研究開発に積極的でありながら、営業キャッシュフローは2,800億円と十分な水準を維持。自己資本比率も40%台と財務基盤は堅実です。
グラフからも分かる通り、売上・利益ともに右肩上がりで推移してきましたが、2025年・2026年予想では若干の減益も見込まれています。これは為替や原材料コストの高止まり、北米市場の一服感など一時的な要因が大きいと考えられます。
営業キャッシュフローは2,800億円と安定し、投資キャッシュフローは-2,088億円。積極的な設備投資や研究開発(設備投資2,154億円、研究開発費1,103億円)を行う一方、現金等の保有額は2,951億円と、財務の安全性もしっかり確保しています。有利子負債は2兆2,780億円と高水準ですが、自己資本比率41.2%を維持しており、財務レバレッジを活かした成長戦略が特徴です。
今後の見通しと投資家へのメッセージ
クボタは今後も農業・建機・水インフラの3分野で安定した収益が期待されます。特に、世界的な人口増加やインフラ老朽化、気候変動への対応といった社会課題に直結した事業ポートフォリオは、長期にわたり需要が続く分野です。
一方、為替変動や原材料コスト高、グローバル経済の不透明感といったマクロ要因が直近のリスクとして挙げられます。また、競合他社との技術競争、海外市場での政策変動も無視できません。それでも、積極的な研究開発投資や生産拠点の最適化、インド事業の選択と集中など、経営の柔軟性が光ります。
株主還元については増配傾向が続いていますが、株主優待は設定されていないため、主に配当と株価成長でのリターンを期待する投資家向きといえるでしょう。全体として「守りと攻め」のバランスが取れた、安定成長型の大型銘柄です。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 5/5海外展開と農業・インフラ需要の拡大で今後も持続的な成長が見込まれるため。
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🏛 財務健全性: 4/5自己資本比率が高く、営業CF・現金も十分で安定感がある一方、有利子負債はやや多め。
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🎁 株主還元: 3/5配当は着実に増加しているが、優待制度がない点や配当性向からみて平均的な水準。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
掲載内容については正確性・完全性に配慮しておりますが、その保証をするものではありません。また、記載内容は元情報提供者の見解や推奨を示すものではなく、リアルタイムで更新されるものでもありません。
企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


