トリドールホールディングス(3397)―丸亀製麺の好調と海外展開が注目、株主優待も魅力の外食大手
トリドールホールディングス(3397)は、セルフ式うどんチェーン「丸亀製麺」を主力とし、国内外で外食事業を展開する大手企業です。国内外で2,000店を超える店舗網を持ち、うどん以外にも幅広い飲食ブランドを手がけています。中でも丸亀製麺は全国的な知名度を持ち、低価格路線とユニークな顧客体験が支持されています。さらに近年は、香港発祥のヌードルブランド「タムジャイ」など海外展開にも積極的です。
株式データ
【銘柄名】トリドールホールディングス 【銘柄コード】3397 【上場】2006.2 【市場区分】東証プライム 【33業種区分】小売業 【17業種区分】小売 【株価】4,426 円 【PER】79.18倍 【PBR】4.67倍 【EPS】55.9 【BPS】948.26 【配当利回り】0.23% 【配当性向】17.9% 【1株配当】10 【営業CF】427億円 【投資CF】-268億円 【財務CF】-165億円 【現金等】706億円 【自己資本比率】28.3% 【有利子負債】790.13億円 【時価総額】3,374億円 【ROE】7.5% 【ROA】1.8% 【公式サイト】https://www.toridoll.com/ 【株主優待】 権利確定月:3月 9月 権利付最終日:次回:2025/09/26 前回:2025/03/27 - 100株以上:3,000円相当の優待カード - 200株以上:4,000円相当(さらに、1年以上継続保有で3,000円分追加) - 1,000株以上:10,000円相当(1年以上継続保有で3,000円分追加) - 2,000株以上:15,000円相当(1年以上継続保有で3,000円分追加)
トリドールHDの株価・指標から見る注目ポイント
直近の株価は4,426円と、外食チェーンとしては高い水準に位置しています。PER(株価収益率)は約79倍と、一般的な水準と比べてかなり高い値です。これは、今後の成長期待や海外展開への期待が株価に織り込まれていることを示します。PBR(株価純資産倍率)は4.67倍で、こちらも外食業界内ではやや高めです。
一方、配当利回りは0.23%と控えめですが、株主優待の存在が個人投資家の関心を集めています。また、自己資本比率は28.3%とやや低めで、有利子負債が790億円規模と財務レバレッジを活用した成長戦略が特徴的です。
個人投資家にも身近な「丸亀製麺」の強みと優待制度
トリドールHDの最大の強みは、全国展開する「丸亀製麺」ブランドの存在です。低価格でありながら、打ち立てうどんの品質や、目の前で調理するライブ感など、独自のサービスが評価されています。また、外食業態の中では価格転嫁が比較的うまく進んでおり、2024年1月にもかけうどんの値上げを実施しましたが、客足は堅調に推移しています。
さらに、株主優待制度も人気です。100株以上の保有で年2回3,000円相当の優待カードがもらえるほか、200株以上を1年以上継続保有すると追加の特典も。日常的にグループ店舗を利用する方には特にメリットが大きい優待内容です。
業績推移と財務状況を解説
ここ数年の業績を見ると、売上高は着実に増加傾向です。2022年3月期の売上高は約1兆5,335億円、2023年3月期は1兆8,832億円、2024年3月期には2兆3,195億円となっています。2025年3月期の会社予想は2兆6,500億円、2026年3月期には2兆9,500億円と、更なる成長が見込まれています。
純利益にはやや波があり、2022年3月期の897億円から2023年3月期には382億円と減少しましたが、2024年3月期は567億円と回復傾向です。今後についても、2026年3月期は800億円の純利益を予想するなど、収益力回復が期待されています。
キャッシュフロー面では、営業活動によるキャッシュフローが427億円と安定している一方、積極的な設備投資(投資キャッシュフロー-268億円)が続いています。財務キャッシュフローがマイナス(-165億円)となっているのは、借入金の返済や株主還元によるものです。現金等の保有は706億円と、一定の流動性は維持されています。
今後の見通しと投資家へのメッセージ
トリドールホールディングスは、「丸亀製麺」の国内基盤を活かしつつ、積極的な海外出店やM&Aによる成長を続けています。業績予想も右肩上がりですが、海外市場では人件費や原材料費の上昇リスクも考慮する必要があります。また、財務レバレッジを活用した成長戦略は、成長が鈍化した際には財務負担のリスクも伴います。
一方で、株主優待やブランド力は引き続き魅力的です。外食産業全体が回復基調にある中、トリドールHDは今後も注目される企業の一つと言えるでしょう。個人投資家にとっては、優待や今後の成長性、財務健全性のバランスをどう評価するかがポイントになりそうです。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 5/5丸亀製麺の好調と海外展開で今後も業績拡大が期待されるため。
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🏛 財務健全性: 2/5自己資本比率が低く、有利子負債も多めで財務リスクがやや高いため。
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🎁 株主還元: 3/5配当は控えめだが、優待制度が充実しており総合的な魅力は標準的。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
掲載内容については正確性・完全性に配慮しておりますが、その保証をするものではありません。また、記載内容は元情報提供者の見解や推奨を示すものではなく、リアルタイムで更新されるものでもありません。
企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


