東洋製罐グループホールディングス(5901)―国内トップの包装容器メーカー、安定配当とPBR割安水準に注目
東洋製罐グループホールディングス(5901)は、飲料缶やペットボトルなどの包装容器分野で国内首位を誇る大手メーカーです。加えて、車載用2次電池材料やオフィスビル賃貸など、幅広い事業を展開している点も特徴的です。長年にわたり堅実な経営を続けており、安定した収益基盤と株主還元策が魅力の一つといえるでしょう。最近では、PBR1倍割れの割安な株価水準や、増配傾向も注目を集めています。
株式データ
【銘柄名】東洋製罐グループホールディングス 【銘柄コード】5901 【上場】1949.5 【市場区分】東証プライム 【33業種区分】金属製品 【17業種区分】建設・資材 【株価】2,834.5 円 【PER】9.71倍 【PBR】0.68倍 【EPS】291.8 【BPS】4,192.16 【配当利回り】4.02% 【配当性向】39.1% 【1株配当】114 【営業CF】645億円 【投資CF】-524億円 【財務CF】-278億円 【現金等】832億円 【自己資本比率】55.7% 【有利子負債】2233.23億円 【時価総額】4,067億円 【ROE】3.5% 【ROA】2.0% 【公式サイト】https://www.tskg-hd.com/ 【株主優待】株主優待なし
割安なPBRと高水準の配当利回りが光る安定銘柄
東洋製罐グループHDの株価指標を見ると、PBRは0.68倍と1倍を大きく下回っており、資産価値に対して割安な水準といえます。PERも9.71倍と、市場平均と比較して控えめです。配当利回りは4.02%と高水準で、安定した配当を継続している点が投資家から支持されています。自己資本比率も55.7%と堅牢で、財務体質に余裕があることがうかがえます。
各指標の特徴と初心者向け補足
まず、ROE(自己資本利益率)は3.5%、ROA(総資産利益率)は2.0%と、製造業としてはやや控えめな数値ですが、これは業界特性や安定した事業構造を反映しています。BPS(1株あたり純資産)は4,192円と、株価(2,834円)を大きく上回っており、純資産価値の高さも特徴です。
- 配当性向は約39%で、無理のない範囲で還元を継続
- 有利子負債は2,233億円ありますが、現金等832億円とバランスを保っています
- 営業キャッシュフローが投資CFを上回っており、着実な資金繰り
初心者の方にとっては、「堅実・安定」という印象が強い企業といえるでしょう。包装容器市場は景気変動の影響を比較的受けにくいため、ディフェンシブ銘柄としても一定の存在感があります。
財務・キャッシュフローと業績推移
財務構造を見てみると、総資産は1兆1,771億円、純資産は6,557億円と、業界内でもトップクラスの規模です。有利子負債は2,233億円ですが、自己資本比率が高く、返済負担も過度ではありません。営業キャッシュフローは645億円。一方で投資活動へのキャッシュアウト(-524億円)や、財務キャッシュフロー(-278億円)も目立ちますが、これは主に設備投資や借入返済、配当などによるものです。
業績の推移を見ると、2022年3月期の売上高は8,216億円、2023年3月期は9,060億円、2024年3月期には9,507億円と、着実に成長しています。純利益は2022年3月期で444億円を記録した後、2023年3月期に103億円まで減少したものの、2024年3月期には230億円まで回復。2025年3月期以降も増収増益の見通しとなっています。配当も年々増配傾向にあり、2026年3月期には年間配当92〜94円(予想)と、安定的な株主還元姿勢がうかがえます。
今後の見通しとリスク・チャンス
今後は包装容器事業の原材料高への価格転嫁が進み、利益面での回復が期待されています。さらに、主力の包装容器だけでなく、鋼板や機能材料分野の伸長も見込める状況です。また、北米エンジニアリング事業も底打ちの兆しがあり、海外展開も含めた事業の多角化が企業価値向上につながる可能性があります。
一方で、原材料価格の高止まりや円安によるコスト負担増、景気減速といったマクロ環境には注意が必要です。また、ROEやROAの数値がやや低めである点、成長速度が業界平均並みである点もリスク要因です。とはいえ、安定配当やPBR水準の割安さ、財務体質の堅牢さは大きな魅力といえます。
中長期的には、環境対応やリサイクル分野での技術開発、グローバル展開が今後の成長ドライバーとなるか注目されます。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 5/5包装容器分野でのトップシェアと着実な増収増益基調が評価ポイントです。
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🏛 財務健全性: 4/5自己資本比率が高く、安定したキャッシュフローが維持されています。
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🎁 株主還元: 4/5配当利回りが4%超と高水準で、増配傾向も続いています。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
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なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


