マブチモーター(6592)―小型モーター世界シェア5割、財務健全性と株主優待が魅力の電子部品大手
マブチモーター(6592)は、小型モーターで世界トップクラスのシェアを誇る日本の電子部品メーカーです。自動車や家電、産業機器、理美容機器など幅広い分野で同社のモーターが利用されており、特に自動車電装向けでは高い競争力を維持しています。全量を海外生産とするグローバル展開や、安定した財務体質、そして株主優待制度も注目されています。
株式データ
【銘柄名】マブチモーター 【銘柄コード】6592 【上場】1984.7 【市場区分】東証プライム 【33業種区分】電気機器 【17業種区分】電機・精密 【株価】2,170.5 円 【PER】20.48倍 【PBR】0.85倍 【EPS】106 【BPS】2,540.5 【配当利回り】3.59% 【配当性向】74.5% 【1株配当】78~80 【営業CF】401億円 【投資CF】-157億円 【財務CF】-161億円 【現金等】1,305億円 【自己資本比率】90.0% 【有利子負債】5.17億円 【時価総額】3,067億円 【ROE】4.1% 【ROA】3.6% 【公式サイト】https://www.mabuchi-motor.co.jp/ 【株主優待】 権利確定月:12月 権利付最終日:次回:2025/12/26 前回:2024/12/26 ・1年以上継続保有の場合、100株以上200株未満の株主には1,000円相当、200株以上400株未満は2,000円相当、400株以上は4,000円相当の優待品を進呈。2,000株以上の株主で3年以上継続保有の場合は8,000円相当となります。優待品の代わりに社会貢献活動への寄付も選択可能です。
マブチモーターの株価・指標から見る注目ポイント
現在の株価は2,170.5円、時価総額は約3,067億円となっており、電子部品業界内でも存在感があります。PER(株価収益率)は20.48倍、PBR(株価純資産倍率)は0.85倍と、純資産に対して株価が割安な印象を受けます。自己資本比率は90.0%と非常に高く、財務基盤の強さが際立ちます。有利子負債も5億円台と極めて少なく、借入依存度も低いのが特徴です。
配当利回りは3.59%(2024年6月時点)と、東証プライム上場企業の中でも水準は高めです。配当性向は70%台とやや高いですが、安定した利益水準や潤沢な現金保有を考えると、一定の還元余力があるといえます。また、ROE(自己資本利益率)4.1%、ROA(総資産利益率)3.6%とやや控えめな印象もありますが、これは高い自己資本比率によるものともいえるでしょう。
株主優待制度とその魅力
マブチモーターの株主優待は、年1回・12月末基準で実施されており、保有株式数や継続保有期間によって受け取れる優待品の金額が変わります。たとえば、1年以上保有の100株~200株未満で1,000円相当、200株~400株未満で2,000円相当、400株以上で4,000円相当の優待品がもらえます。2,000株以上を3年以上保有すると8,000円相当となるなど、長期保有のメリットもあります。優待品の代わりに社会貢献活動への寄付も選択できる点も特徴的です。
業績推移・事業構造のポイント
マブチモーターの売上高は、過去数年で着実に成長してきました。2020年12月期は売上高1,164億円、純利益89億円でしたが、2023年12月期には売上高1,786億円、純利益194億円と大きく伸長。2024年12月期も2,000億円近い売上が見込まれており、中期的に拡大基調が続いています。
自動車用モーターが売上の約8割を占めており、特にパワーシートやミラー調整などの高付加価値用途が増加傾向にあります。一方で、民生用(家電・理美容向け)モーターはやや横ばいですが、全体の生産効率や付加価値向上策が進められています。中国・ベトナムなど海外拠点での一貫生産体制も、コスト競争力維持のポイントです。
2024年には高精度樹脂ギアメーカーの買収も発表しており、自動車電装向けのモーターユニット製品ラインナップ強化が見込まれます。こうした成長投資も財務余力の大きさが支えとなっています。
財務・キャッシュフローの健全性
現金等は1,305億円、自己資本比率は90.0%と、財務内容は極めて健全です。営業キャッシュフローも401億円とプラス基調で、設備投資や研究開発への投資(いずれも140億円規模)が継続されています。有利子負債はわずか5億円台と、借り入れへの依存度も非常に低いことが分かります。
この財務体質により、今後の景気変動や為替変動など外部環境の変化にも柔軟に対応できる安心感があります。また、株主還元や事業投資の両立が可能な体制といえるでしょう。
今後の見通しと投資家へのメッセージ
マブチモーターは、グローバルな自動車市場の需要や電装化の進展を追い風に、今後も着実な成長が期待されます。特にEV(電気自動車)や自動運転の普及が進む中で、モーターの需要は底堅く、同社の競争力は維持されやすいでしょう。また、財務面での安全性が高いため、景気変動時でも安定経営が可能です。
一方で、為替変動リスクやグローバルなサプライチェーンの影響、新興国市場での競争激化など、注意すべき点もあります。また、配当性向がやや高めであるため、今後の利益成長が鈍化した場合、還元余力に影響する可能性もあります。株主優待や安定配当を重視する方、長期で着実に保有したい方にとっては、検討に値する銘柄といえるでしょう。
かぶポスト的スコア
-
🌱 成長性: 5/5グローバル規模でのモーター需要拡大と新規事業投資が評価できるため。
-
🏛 財務健全性: 5/5自己資本比率90%・現預金1,300億円超と極めて安定した財務構造。
-
🎁 株主還元: 3/5配当利回り・優待ともに一定水準だが、配当性向が高く今後の利益成長がカギ。
投資分析、ゆっくり学んでみたい方へ
本記事でやっているようなファンダメンタルズ分析をしっかり学びたい方には、
投資初心者向けのオンライン学習講座「Grow」がおすすめです。
講師と直接やり取りできるカリキュラムで、
3ヶ月で一生使える投資スキルが身につきます。
空いた時間に自分のペースで学べるスタイルなので、忙しい方でも安心です。
投資分析ができるようになることで、銘柄選定の精度が上がり、情報に振り回されずに自分で判断できる自信がついてきます。
学びながら実践できる環境で、一歩先の投資家を目指してみませんか?
※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
掲載内容については正確性・完全性に配慮しておりますが、その保証をするものではありません。また、記載内容は元情報提供者の見解や推奨を示すものではなく、リアルタイムで更新されるものでもありません。
企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


