浜松ホトニクス(6965)―光検出技術で世界シェア90%、AI・医療分野で再注目の電子部品大手
浜松ホトニクスは、光検出器や光電子増倍管などの分野で世界トップシェアを誇る、日本発のグローバル企業です。特に光電子増倍管では世界シェア約90%という圧倒的な強みを持ち、医療機器や半導体検査装置、科学計測、宇宙・天文分野など幅広い業界で欠かせない存在となっています。近年は生成AIや先端医療の発展に伴い、同社の技術が再び注目を集めています。
株式データ
【銘柄名】浜松ホトニクス 【銘柄コード】6965 【上場】1984.8 【市場区分】東証プライム 【33業種区分】電気機器 【17業種区分】電機・精密 【株価】1,553.5 円 【PER】25.81倍 【PBR】1.46倍 【EPS】60.2 【BPS】1,064.25 【配当利回り】2.45% 【配当性向】63.1% 【1株配当】38 【営業CF】380億円 【投資CF】-736億円 【財務CF】125億円 【現金等】925億円 【自己資本比率】70.3% 【有利子負債】576.75億円 【時価総額】5,386億円 【ROE】7.7% 【ROA】5.8% 【公式サイト】https://www.hamamatsu.com/jp/ja/ 【株主優待】株主優待なし
浜松ホトニクスの株価・指標から見る注目ポイント
浜松ホトニクスの株価は2024年6月時点で1,553.5円。時価総額は5,386億円と、電子部品業界の中でも上位に位置しています。PER(株価収益率)は25.81倍とやや高めですが、これは将来的な成長期待や、独自技術による高収益体質が評価されているためと考えられます。
PBR(株価純資産倍率)は1.46倍で、自己資本比率も70.3%と財務健全性は非常に高い水準です。ROE(自己資本利益率)は7.7%、ROA(総資産利益率)は5.8%と、安定した収益性も備えています。
- 配当利回りは2.45%と、電子部品セクターでは標準的な水準。
- 配当性向は63.1%とやや高めですが、今後の利益成長や財務余力を踏まえると持続可能と見られます。
- 有利子負債は576.75億円、現預金は925億円と、ネットキャッシュの状態を維持。
初心者にも分かりやすい浜松ホトニクスの強み
浜松ホトニクスは「光で未来を拓く」技術志向の企業です。光電子増倍管(フォトマル)という非常に高感度な光センサーで世界トップシェアを持ち、医療用CTやPET、半導体検査装置、宇宙望遠鏡などに同社の部品が使われています。加えて、米国の半導体メーカー買収などで画像センサー分野も強化。すばる望遠鏡の分光器にも採用されるなど、天文・科学分野でも名を馳せています。
海外売上比率は77%(2024年9月期)に達し、世界中の最先端科学・医療分野の発展とともに成長。生成AIの進化による半導体需要や、今後の医療機器の高性能化・多様化が追い風となっています。
財務体質とキャッシュフロー、投資の現状
財務面では自己資本比率70.3%と非常に健全。現金等925億円に対し、有利子負債は576.75億円と、実質的に手元資金に余裕があります。
- 営業キャッシュフロー:380億円
- 投資キャッシュフロー:-736億円(積極投資)
- 財務キャッシュフロー:125億円
近年は半導体・医療向けの新工場や研究開発拠点への積極投資が続いており、設備投資322億円、研究開発費135億円と、将来の成長基盤を強化する動きが目立ちます。減価償却費も167億円と、設備を活用した安定経営がうかがえます。
業績・配当の推移グラフ
今後の見通しと投資家へのメッセージ
浜松ホトニクスは、AI・半導体分野の成長や医療機器の高度化という大きなテーマに直結した技術を持っています。特に生成AI向け半導体検査装置や、医療分野の新規開発など、今後の成長余地は十分。ただ、2024年以降は医療向け部品の需要調整や、非破壊検査装置の市況低迷、買収企業の償却費増加などで一時的に減益となる見通しです。
リスク要因としては、世界経済の減速や半導体市況の変動、急激な円高、M&Aによる費用増などが挙げられます。一方、財務基盤が強固なため、短期的な業績変動にも十分耐えうる体質です。長期的には、研究開発・設備投資の積極化が将来の成長に繋がる可能性が高いでしょう。
投資家としては、財務安定性の高さと世界的な技術優位性を活かした長期的な成長ストーリーに期待しつつ、短期的な業績変動や配当水準の変化には留意したいところです。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 5/5AI・医療向けなど最先端分野で世界的な技術リーダーとして成長の余地が大きい。
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🏛 財務健全性: 5/5自己資本比率70%超、豊富な現預金で財務体質は極めて良好。
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🎁 株主還元: 3/5配当性向は高いが、減配見通しや優待がない点はやや物足りない。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
掲載内容については正確性・完全性に配慮しておりますが、その保証をするものではありません。また、記載内容は元情報提供者の見解や推奨を示すものではなく、リアルタイムで更新されるものでもありません。
企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


