製造業の現場で急速に導入が進むAI外観検査システムと製造業向けDXコンサルティングを手がける「VRAIN Solution」(135A)は、2020年設立の新興企業です。AI技術を活用した製造現場の自動化支援や、現場データの活用による生産性向上を強みとしており、東証グロース市場に2024年2月に上場しました。大阪・名古屋・東京に加え、今後は福岡や仙台など全国展開も進めており、将来的には海外拠点の展開も視野に入れています。従業員の平均年齢は33.7歳と若く、組織としての成長性が際立つ企業です。
VRAIN Solution(135A)―AI外観検査システムの急成長と高ROEが際立つDXベンチャー
株式データ
【銘柄名】VRAIN Solution 【銘柄コード】135A 【上場】2024.2 【市場区分】東証グロース 【33業種区分】情報・通信業 【17業種区分】情報通信・サービスその他 【株価】2,284 円 【PER】37.88倍 【PBR】16.24倍 【EPS】60.3 【BPS】140.66 【配当利回り】0% 【配当性向】0.0% 【1株配当】0 【営業CF】4.35億円 【投資CF】-0.18億円 【財務CF】5.26億円 【現金等】9.62億円 【自己資本比率】85.6% 【有利子負債】0.09億円 【時価総額】227億円 【ROE】60.8% 【ROA】22.8% 【公式サイト】https://vrain.co.jp/ 【株主優待】株主優待なし
株価・指標から見た注目点と特徴
VRAIN Solutionの株価は2,284円、時価総額は約227億円です。上場直後のベンチャーとしては規模感があり、注目度の高さがうかがえます。PERは37.88倍、PBRは16.24倍と、いずれも高水準です。これは、成長企業への期待値と、今後の収益拡大見通しが株価に織り込まれているためと考えられます。
- ROE(自己資本利益率)60.8%は、国内上場企業の中でも極めて高い水準です。資本効率の高さを示しています。
- ROA(総資産利益率)22.8%も非常に優秀で、事業の収益性が高いことがわかります。
- 自己資本比率は85.6%と極めて堅牢で、財務リスクが低い点も安心材料です。
- 配当は現状ゼロですが、上場間もない成長企業としては珍しくありません。
また、AI外観検査やDXコンサルティングという事業領域は、今後の製造業の省人化・自動化ニーズに合致しているため、将来性の点でも注目されています。
急成長を示す業績推移と今後の注目ポイント
売上高・純利益ともに急激な伸びを示しています。設立当初の2022年2月期は売上3億円台・純利益1,000万円台でしたが、2024年2月期には売上14億円、純利益3億3,000万円まで拡大。今後の会社予想でも、2026年2月期には売上30億円、純利益6億6,000万円と大幅な増加が見込まれています。
- 営業利益率・純利益率は上場グロース企業の中でも高く、効率的な経営がうかがえます。
- AI外観検査システムの新規顧客開拓や、既存顧客への追加導入が業績をけん引しています。
- 全国主要都市への営業拠点展開や大量採用を進めており、今後の成長エンジンとなる可能性があります。
成長スピードの早さが際立っており、特に製造業のDX需要が拡大する中で、同社のソリューション提供力への期待が高まっています。
財務とキャッシュフローの特徴
財務面でも非常に健全です。自己資本比率は85.6%と高く、有利子負債はわずか9百万円(約900万円)。現金等の保有額は9億6,200万円あり、資金繰りの安定性が際立ちます。
- 営業キャッシュフローは4億3,500万円と、事業活動からしっかり現金を生み出しています。
- 投資キャッシュフローは-1,800万円と小規模ながら、積極的な設備投資やR&D(研究開発)にも資金を投じています。
- 財務キャッシュフローは5億2,600万円で、主に資金調達や増資による資金流入が見られます。
このような財務体質は、今後の事業拡大に備えた「攻めの布陣」とも言えるでしょう。研究開発費は1億5,300万円と、売上に対して高い割合を占めており、技術開発への意欲も感じられます。
今後の見通しと投資家へのメッセージ
VRAIN Solutionは、AIを活用した外観検査システムという成長分野で事業を拡大してきています。今後も製造業の人手不足や品質要求の高度化により、省人化・自動化ニーズが強まる見通しで、同社のビジネスチャンスは拡大すると考えられます。また、全国主要都市への拠点展開や海外進出計画も進行中で、さらなる成長余地があります。
一方で、株価指標(PER・PBR)が既に高い水準である点には注意が必要です。これは市場からの高い期待の裏返しでもあり、業績の伸びが鈍化した場合には株価が大きく調整するリスクも考えられます。また、競合他社の技術進化や、大手企業の新規参入なども中長期的なリスク要因です。
株主優待や配当政策については現時点で予定がなく、株主還元よりも成長投資に注力している段階と言えるでしょう。今後の業績動向や中長期の経営戦略、研究開発の進展などに注目していく姿勢が大切です。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 5/5AI外観検査システム事業の拡大と急成長する業績が高く評価されます。
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🏛 財務健全性: 5/5自己資本比率が高く、有利子負債も少なく財務体質は極めて良好です。
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🎁 株主還元: 3/5配当や優待は現状ありませんが、成長フェーズで今後に期待が持てます。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
掲載内容については正確性・完全性に配慮しておりますが、その保証をするものではありません。また、記載内容は元情報提供者の見解や推奨を示すものではなく、リアルタイムで更新されるものでもありません。
企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


